「ラブプラス」のコナミが訴えた二次創作の「著作権侵害」事例

 

ラブプラス

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 最近、ネットで話題を呼んでいるのが、ニンテンドーDSによる恋愛シミュレーションゲームラブプラス
 ヒロインが現実の時間に合わせて反応するゲーム性がなされていることで、これまでの作品よりも擬似恋愛ができると評判だ。
 
ラブプラス購入者はピュアな紳士が多い - (旧)ベア速(旧)ベア速
 
 
 さて、この「ラブプラス」の「コナミ」といえば、二次創作に対して様々な訴えを起こしたことで有名な会社。
 このブログで連載した「同人ファイターえすけい」というSSで少し紹介したが、コナミが同人アニメを著作権侵害で訴えた裁判がある。
 
 それは、1998年コナミ恋愛シミュレーションゲームときめきメモリアル」を題材にとした、18禁同人アニメ「どきどきイマジネーション」について、訴訟を起こしたものだ。
 
 当時のコナミの声明文にはこう書かれてある。

今回のアニメーションは藤崎詩織ときメモのヒロイン)の清純なイメージを台無しにする悪質極まりない内容であり、断固たる法的な措置をとることに致しました。
 
引用:「煮豆売り」無断複製事件--98年6月25日訴え提起の訴状--

 
 笑ってしまうような文面だが、それは「著作人格権」をゲームのキャラクターに適用するという内容であった。
(9/13訂正。コナミが「著作者人格権」の侵害(同一性保持権侵害)として訴えたということです)
 
 なお、コナミが、その同人アニメの作者、サークル赤紙に請求した額は2325万7300円である。
 

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