あんぽんたんblog

忘れたくないことはいつか忘れてしまうのでメモしてから安心して忘れる。

Panic! At The Disco / Nine In The Afternoon

Pretty Odd

Pretty Odd

この上がりを迎えた感。いろいろと通り過ぎていったものが去来して万感極まる感じ。仕事が溜まってるときにこれ聴くと謎の達成感であとはもうどうでもよくなるのほんとやめてほしい。それくらいエンディングテーマとして強制力がある。ファンファーレが鳴り響いて紙吹雪が舞うなか、あたたかで幸せな結末を迎える。そんなあとに何も残らないようなハッピーエンドの物語でも今ならきっと感動できる。とにかく8月だ。今月さえ乗り切れば山場を越えてこの曲も本来の形で味わうことができる。きっとそのはず。それまでは封印して仕事に集中。という戯言。久々に聴いたけどやっぱりジーンと込み上げるものがあって好きだわ。

Tempalay / Oh.My.God!!

from JAPAN

from JAPAN

もうここ数年、まだまだ粗削りだけど光るものがある、みたいな原石系バンド(?)にとって不遇の時代と言ってもいいんじゃなかろうか。だって今のバンドって表に出てくるのは一枚目からセンスが良くてスタイリッシュで自分たちはこういう音楽をやってますってのが明確に打ち出されているものばかり。上手い下手関係なく衝動に任せて明日はどっちだ状態のバンドと違って、どこか余裕すら感じる。そして着実に名前が売れていく。すごい、しっかり、してる。どこかで最近のバンドは自己プロデュース能力が高いというのを読んだけれども、ほんまやなって関西弁で思う。ネタバンドですら魅せ方が巧くて手堅い。洗練された質で安定供給されるのが当然の権利として暮らしてきた日本人の一人としても安心感が高まるというもの。喜ばしいこと。日本の音楽の未来は明るい。そう言い切れない歯痒さを抱えて今日も歯を磨く。


Tempalay - Oh.My.God!! (Official Video)

haruka nakamura / アイル

アイル

アイル

せめて気持ちだけは年中無休で夏の気分でいきたいものだけどバテちゃうからね。春の曲を夏に聴くのもね。また乙な感じで。8センチの短冊CDなんて今の学生くらいの年だと知らないんだろうか。さすがコンセプトにこだわるハルカナカムラさん面倒臭いことしやがって(収納的に)といった感じではあるけれど、中身もこれまたコンセプト通りに手堅くまとまっていて春の息吹が封じ込められた短編映画のよう。岩井俊二の映画よろしく眩い逆光でハレーション起こしてるなか人影はおぼろげでなんだか儚くて、記憶の蓋を開いて思わずトリップしてしまいたくなるような、そういうアレ。わりとよくあるアレ。コンセプト自体なにが新しいってわけでもないけれど、でも音でそれを再現できる、さらに言えばより具体的なワンシーンを音で描いて場を侵食できる、それやろうと思って出来る人ってやっぱり凄いなって思う。全曲良い。


「アイル」haruka nakamura × 岩倉しおり MV