さすがにこの事態に黙ってはおれないので、今さらながら転載します。from http://d.hatena.ne.jp/posada/

2/1,3映画の中のホロコーストとナクバ・2/11映画『ガザ回廊』上映会 編集

いまだ占領は終わっていません。一時的に大々的な銃火が止んだとしても毎日殺される人はいるのです。

「停戦」や「Change」に惑わされずパレスチナ人が理不尽な重火器による殺害や、圧倒的な高みからの空爆に怯えることのない日までゆっくりでもいいから着実に世の中から好戦的な政府を取り除いていきましょう。

以下転載です。

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京都およぶ関西方面のみなさま、

京都の岡真理です。

ユダヤ人は自らの歴史の悲劇から何を学んだのか!? 

 ―― ハイム・ブレシーズ

このたび、英国在住、ユダヤ系映画研究者のハイム・ブレシーズ教授(ホロコースト2世)と、

レバノン在住のパレスチナ人映画監督ハーディ・ザッカーク氏(難民2世)を京都大学にお招きし、

国際シンポジウム「映画の中のホロコーストとナクバ(Holocaust and Nakba in the

Cinema)」を

以下のような要領で開催いたします。

ハイム・ブレシーズ教授は、ガザ問題に関して、独自のHPを作って、発言を続けておられます。

http://gaza.haimbresheeth.com/

公開シンポ(日本語通訳あり)ですので、ご関心のある方、ぜひお越しください。

また、シンポに先立って、同じ会場で関連映画の上映も行います。

こちらもあわせて、ご覧ください。

                                                                    • -

このたび、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所は、

レバノンとイギリスから映画監督・研究者を招聘し、ドキュメンタリー

映画の上映を交えた、連続国際ワークショップ『映像で見る紛争犠牲者たち

―1990年代以降のパレスチナユダヤの語りから』を開催します。

2月1日(日)と3日(火)には、その第2回目(京都)と第3回目(大阪)が行われます。

いずれも公開セッションですので、皆様のご参加をお待ちしております。

■ 京都セッション

派遣解雇の27歳男性、電車に飛び込み死亡 埼玉2009年1月30日21時52分

http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY200901300291.html
 埼玉県蓮田市のJR蓮田駅で29日午前9時25分すぎ、昨年12月20日に栃木県小山市の人材派遣会社を解雇された住居不定の無職男性(27)が宇都宮線の特急列車にはねられ、死亡した。岩槻署によると、男性は死亡する前に親族に「これまでありがとう」と死をほのめかすような電子メールを送っており、飛び込み自殺だったとみている。

 同署の発表によると、ホームには男性のバッグ1個が置かれていた。昨年末に解雇された後、職はなく、住居も定まっていなかったらしい。亡くなったときの所持金は2200円だったという。
(引用以上)

黙って死ぬな!死なないでくれ!死なないでほしい!生きて奴らにやり返さなくてもいいからとりあえず生きよう!
そして生きて奴らにやり返そう!

続いて2月11日に京大吉田キャンパス総合人間学部棟1Fで行われる映画『ガザ回廊』上映会のお知らせをビラから抜粋します。

http://wiki.livedoor.jp/p_semi2009/d/%a1%d8%a5%ac%a5%b6%b2%f3%cf%ad%a1%d9%be%e5%b1%c7%b2%f1%a4%cb%a4%c4%a4%a4%a4%c6

日時:2月11日14時から17時まで

場所:京大吉田キャンパス総合人間学部棟1F 1102大教室

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_ys.htm

プログラム 第一部 映画『ガザ回廊』上映会 14時ー

      第二部 学生による報告と議論  15時半ー   

以下はビラの抜粋です。

(前略)私たちがその3週間だけ注目して心を痛めているのであれば、またすぐに、ガザは忘れ去られ、同じような虐殺が開始されるでしょう。(中略)まず、1948年以来一貫してイスラエルパレスチナ人へと振るってきた人間性剥奪と占領・虐殺の暴力が今回のガザでも繰り返されている事実を知ることから、そして1000人の殺戮でやっと事態の深刻さへと目を向けるような私たちの「倫理」の荒廃もまた認めることから、始めなくてはならないでしょう。

(中略)

今回は、パレスチナ人の命を奪い、イスラエルに住まう者たちをも深く蝕む、その暴力とはいったい何なのかを考えたいと思います。(中略)上映し、次にイスラエル国内の兵役拒否者や軍事侵攻・占領に反対の声を上げる者たちの活動を報告します。

問い合わせ 09099234664(京大院生・熊本拓矢)

      takuya0417@hotmail.com

(鍋島)

国際シンポジウム「映画の中のホロコーストとナクバ(Holocaust and Nakba in the

Cinema)」

日時:2009 年2月1日(日) 15:00−18:30(事前上映は13:00−)

会場:京都大学 吉田南キャンパス 人間・環境学研究科棟 地下講義室

(周辺案内図 http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/

内容:

ナクバから始まるパレスチナの悲劇と、ホロコーストでのユダヤの悲劇は、

紛争によって結びつく。また両者は、それぞれのコミュニティの態度と

アイデンティティを構築する要素でもある。西洋のファシズムの犠牲者

であったユダヤ人が、同種の悲劇をパレスチナ人に対して生む結果に

なったのは、歴史の皮肉としか言いようがない。かれらは自らの悲劇から、

何を学んだのか。そもそもナクバの悲劇について認識しているのか。

このシンポジウムでは、両者のナラティブの比較を通して、それぞれが

悲劇に向き合うやり方や、国際社会の中で、それらが政治的、文化的に

どう位置付けられてきたか検討する。

プログラム:

《プレ・セッション》13:00〜14:30

映画上映:

『無期難民(Refugees for Life)』ハーディー・ザッカーク監督, 2006年, 48分.

『危険な状態(State of Danger)』ハイム・ブレシース監督, 1989年, 30分

(両作品ともに日本初公開、英語字幕)

《国際シンポジウム》 15:00〜18:30 (タイムテーブルは変更の場合があります)

15:00- 15:15 趣旨説明:岡真理(京都大学

15:15-16:55 講演:「映画の中のホロコーストとナクバ」

        ハイム・ブレシース(イースト・ロンドン大学

16:55-17:10 休憩

17:10-17:40 コメント: ハーディー・ザッカーク(ベイルート・セント・ジョセフ大学)

17:40-18:30  総合討論

19:00-  懇親会

司会:西成彦立命館大学

言語:英語  ※日本語への逐次通訳がつきます

主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所

文部科学省特別教育研究経費「中東イスラーム研究教育プロジェクト」)

共催:京都大学大学院人間・環境学研究科

立命館大学モダニズム研究会

文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(A)「モダニズムの世界化と亡命・移住・難民化」)

■ 第3回 大阪セッション

グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際教育研究拠点」コンフリクトの人文学セミナー第25回/東京外国語大学「中東イスラーム研究教育プロジェクト」国際ワークショップ

パレスチナの二つ国家 ―わずかすぎる、遅すぎる―(Two States in Palestine:

Too Little, Too Late)」

日時:2009 年2月3日(火) 16:30−19:00

会場:大阪大学 豊中キャンパス内 待兼山会館会議室

(周辺案内図 http://www.osaka-u.ac.jp/jp/annai/about/map/toyonaka.html )

内容:

イスラエルパレスチナの紛争の解決には、二つの案が提示されてきた。それは「一国解決案(二民族国家案)」と、「二国解決案」である。1947年には国連で両案が審議された上で、分割決議が行われた。イスラエルオスロ合意まで、パレスチナ国家の樹立を認めなかったが、そこで約束されたものもまた、非合法な土地収奪により骨抜きにされた。和平交渉は、両者の不平等な立場を前提としたもので、イスラエルパレスチナはあたかも「騎手と馬」のような関係であった。そこに公正な解決案が生まれるはずもなく、イスラエルの植民者としての利益を実現させるのみとなった。本ワークショップでは、現在の展開からふたつの解決案を再考し、映像作品に基づき、近い将来の解決の可能性を探っていく。

プログラム:

16:30-16:45 趣旨説明:赤尾光春(大阪大学

16:45-17:15 映画上映:『危険な状態(State of Danger)』ハイム・ブレシース監督,

1989年, 30分

17:15-18:15 講演: 「パレスチナの二つ国家 ―わずかすぎる、遅すぎる―」

ハイム・ブレシースHaim Bresheeth(イースト・ロンドン大学

18:15-19:00 総合討論

司会:赤尾光春(大阪大学

言語:英語(講演・映画字幕ともに)※通訳はありません

主催:大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学 国際研究教育拠点」

共催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所

文部科学省特別教育研究経費「中東イスラーム研究教育プロジェクト」)



・全体の趣旨や、各セッションの内容(英語版)は、下記のサイトをご参照願います。

http://aziza.web.fc2.com/contents/aa/aa_index.html

・連続ワークショップ『映像で見る紛争犠牲者たち

―1990年代以降のパレスチナユダヤの語りから』全体のプログラムは、東京外大の下記のサイトからもご覧いただけます。

http://www.aa.tufs.ac.jp/fsc/meis/aa-lectures090130.html

                                                                • -

問い合わせ先:

中東イスラーム研究教育プロジェクト事務局

 meis@aa.tufs.ac.jp tel 042-330-5665


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定額給付金と住民登録&“越冬人事交流” 報告

★ホームレスにも定額給付金 基準日後の住民登録で支給

衝撃的なニュースだ。以下引用。
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012001000681.html

 政府は20日、1人当たり1万2000円を支給する定額給付金について、支給基準日の2月1日時点で住民登録がないホームレスの人への救済策として2月2日以降でも住民登録をすれば特例措置として支給する方針を固めた。

 定額給付金は2月1日時点に住民基本台帳などで住所地としている市区町村から支給される。ホームレスの場合でもかつての居住地などに住民登録が残っていれば、その市区町村から支給を受けることができる。ただ、各市区町村は長期間生活実態がないなどと判断して住民登録を抹消することができるため、住民登録のないホームレスは少なくない。

 総務省は、住民登録が抹消されていることを本人が知らずに2月1日を経過したケースなどを想定。最高裁判例で公園は住所地として登録できないが、「自立支援センターに入るか、知人の家に下宿して住民登録すれば支給できる」(総務省)としている。

以上引用終わり。
何が衝撃かって「知人の家に下宿して住民登録すれば」ってとこですよ。前それやって仲間がひとり逮捕されたことあるのに。(その後現住所の公園で住民票をって裁判になった)

どんだけ方針転換しとんねーんて。釜の解放会館の件とかだってあるのに。いや住民登録が何らかの目的の為に必要な仲間が取れるようになるならそれはもちろんいいことなんだけどね。
火消しに必死になってきてる感じがうかがえるなあと。
ただ登録しても「実態がない」とかいってきて取らせないとか取り消すとかついでに仲間をパクるとかありそうで怖い。

★当ブログにてこのかん、学フリ越冬実の交流担当者が名古屋や東京に行ってきた報告を、まだ少しだけど掲載してきました。
東京のフリーター全般労働組合が関係団体と協力し、年末に不安定な生活を強いらている仲間を支える越冬実行委員会が立ち上げられ(http://etto.cocolog-nifty.com/blog/)、そこの人たちとおこなった今回の人事交流ですが、東京でも報告を書いてくれましたので紹介します。

http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/
フリーター全般労働組合ブログ
(1月11日の記事の下のほうに掲載されています)

マクドナルドの野宿者対策

ettou082009-01-13

深夜に名古屋駅の周りを一周してみた。

駅前のマクドナルドは、1時から3時の間は店内で飲食ができないらしい。店内のすべてのイスはテーブルの上にのせられていて、お客は一人もいない、なんだか人がそこにいることを拒んでいた。

それでも、たぶんその拒絶はわたしに向けられたものではないから、わたしは深夜帯の店内飲食ができない不便な店だと愚痴でもこぼしながら出て行くことができる。

マクドナルドが24時間営業を開始した際、ホームレスが居座るのではないかという質問が出て、それに対しマクドナルド側は何らかの対処をすると答えたらしい。

これがその答え。1時から3時の間、百席ほどのテーブル席とカウンター席が全席使用禁止。3時以降もカウンター席のみが開放され、ソファーもあるテーブル席は5時まで使用できない。

店員に理由を聞くと「清掃のため」らしい。四時間も?

その日、名古屋駅の周りにはわたしが見た限りで7人が壁や階段、アスファルトに身を預けて体を休めていた。明け方には雪が降ってきた。

屋根壁があり、暖房は暖かく、硬い地面で眠るよりもずっと寝心地がいいであろうソファーもあるマクドナルドは、一晩を過ごすことができるじゃないか。

暇子

「日刊えっとう」08年12月31日―09年1月2日

越冬期間中に釜ヶ崎で日々配布されている、日刊えっとうのテキストデータをいただきました。遅ればせながらアップいたします。まずは年末12月31日―年明け1月2日にかけての記事です。
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【2008年12月31日】 
なかまのみなさん。
きのうで臨泊が締め切られた。二日間の受付で、一三三四名のなかまに決定がおりた。今年は、昨年と比べて一二〇名ほどの伸びに収まった。これだけの不況の最中であってもたいした伸びもなくただただよかったと思うばかりだ。しかし、地区内での野宿者の数は若干ではあるが伸びているようです。まだまだこの状況を寒さを避けながらたくましくしのいでいることとおもいます。
今日は、地区外で頑張っているなかまへ、越冬闘争で炊き出しやふとん敷きをやっていることを伝え、安否を尋ねにパトロール(人パト)に出かけます。一人の仲間でものたれ死にすることがないように、みんなで人パトに出かけましょう。
労働者の使い捨てを許さないぞ!
野宿をさせるな! 働かせろ!

【2009年1月1日】
なかまのみなさん。
今年も新たな年を迎えることができたことをまず何より喜びたいと思います。世間では一寸先の見えない暗い世相であっても、我々釜ヶ崎労働者には下層の現実の中で生き抜いてきた、意地と誇りと自信と知恵があります。
 昨秋、釜ヶ崎には「流行の先取り」か早々と不況がやってきて、新たに野宿生活となったなかまや高齢者でも、手っ取り早く現金を手に入れることができたアルミ缶の回収も、キロ70円と半分以下に下落し、センターに現金仕事はなし、飯場も無し。あとは、ただただ、のぼるだけ。
 政府―自民・公明党政権はこの大恐慌になすすべがない。役に立たない政権は交代してもらうしかない。次に民主党が政権を取ってよければいいし、だめなら同じく交代してもらうだけだ。何度も繰り返せば少しはましな政府ができてくるだろう。
自民・公明政権の交代をさせよう!
 つぎに、野宿をせざるを得ないなかまたちがなくなるように
国から就労を軸とした支援策を勝ち取ろう!
 ? 週三回の特掃を勝ち取ろう!
 ? 国の雇用創出基金で年齢制限のない緊急雇用対策を行え!
?.高齢者でも働ける仕組み、新たな産業を開発せよ!
奪われた社会的権利を取り戻そう。
住民登録問題で、法、行政の不備を放置したままにするな!
ムダ金-定額給付金を支給するなら、全釜ヶ崎労働者-住民登録できない者にも支給せよ!
アメリカの世界の世界支配、立場の弱い国に対する強奪戦争に荷担するな。金を使うな。
在日米軍への思いやり予算を廃止しろ!
すべての在日米軍基地を撤去せよ!
インド洋上無料給油、アフガニスタン攻撃支援金、海自のソマリア派遣をやめろ!
これを旗印に今年も闘っていきたい。
これから大不況のなか、非正規雇用の労働者たちが路上に投げ出されてくる。
九〇年代まで、我々寄せ場労働者が「景気の安全弁」だった時代には、「かわいそうに」とか「あいつらは怠け者だから」と見向きもされなかった問題が、これだけ大量に現れてくると本質が見えてくるものだ。
資本にとっての安全調節弁の役割を担わされ、使い捨てにされ、資本だけが肥え太っていく。支払われるべきものが支払われずに奪い取られていった結果として、路生活がやってくるのだと。そして、正規採用の時には決して理解できなくても、自分の身に降りかかるとそれが紙一重でしかなかったことが。
 新しく戦列に加わったなかまとともに闘おう!

【2008年1月2日】          
今日は恒例の餅つき大会だ。ケガをしたり、のどに詰まらせたりしないように楽しんで欲しい。去年の憂さ晴らしに力一杯つくもよし、今年の願いを込めてつくもよし、大いに楽しんでうまいモチで腹を満たそう!