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ヨーロッパから環境事情 (オックスフォードの環境博士の日記) このページをアンテナに追加


新しいブログを自分のドメインで始めました:
http://blog.takeshitakama.com/


基本的に、もうはてなダイアリーは更新しないつもりですが、今のところ上のブログと同時のアップしています。

英国の古都オックスフォードに住んでもうすぐ8年。オックスフォード大学の環境学部で博士を取り、そのままシンクタンク系の環境研究所で働いています。クライアントは主に国連、欧州連合、政府系開発エージェントで、活動地域はアフリカなどの途上国が中心です。その為、私の活動範囲は環境単独でなく、発展と環境の仕事です。

例えば、私が関わっている温暖化・気候変動のプロジェクトは、気候モデルの研究ではなく、「適応策」といわれる「温暖化が始まっている不確定性を考慮した」発展問題についてです。他に興味がある事は、マイクロ・ファイナンス、クリーン・燃料としてのバイオ燃料、アフリカ問題、赤道原則などのCSR、発展と教育、不確定下での意思決定、それから、もちろん日本の動向の事。 ただいま、日本の某離島生活中!

詳しいプロフィールはここ、もっと詳しくはこちら、RSSフィードはここ

2008-04-15

ネパールのマイクロ・インシュランスでの「研究」と「開発」

この夏にネパールに行きそうだ。そこで、ネパール関係のニュースにも注目している。三浦隊がネパールに登ったりとか、日本PKOが頑張っているとか、日本がらみのニュースもありますね。

ネパールと聞くと何となく「美しい山々」など神秘的なイメージを持ってしまいますが、現地の生活は大変そうです。普通に洪水の被害が大きい地域ですが、さらに気候変動により大規模な洪水の危機が出てきました。例えば氷河が湖にイッキに崩れる事でおこる「ブラスト洪水」など。

その被害の対策の為に、UNITARの指導のACCCCAプロジェクト下でネパール・チームはマイクロ・インシュランスの可能性アフリカバイオエナジー事情 編集 このエントリーを含むブックマーク このエントリーブックマークコメントCommentsAdd Starを調べています。僕は外部サポーターの役割を持っています。そして、先週このマイクロ・インシュランスのを発足させるために海外から何らかの支援を得られないかと彼らに頼まれた。



僕の本来の役割は「研究(Research)」の分野で、彼らが頼んだのは「開発(Development)」の分野である。前からこのR&Dの関係を良く考える。開発プロジェクトをするために研究プロジェクトは必用である。しかし、歯がゆいことは「研究」だけでは「世界が変わる」所が見えないことだ。南ア研究をしていたとき、現地の人から「勉強ばかりしないで、何かしなさい」と言われたことをいつまででも覚えている。彼女にとって「研究勉強)」は「何かしている」事にはならないのだ。

アップルのCEPのスティーブ・ジョブズ氏が「いつも今日が最後の日と考えて生活していたら、やりたいことはやれる」といっていた。一日一日を大事しろって事だが、自分も常にそう思う。最近特に「後何年働ける」とか「後何年生きる」とか真剣に考えるようになった。少しわがままかもしれないが、あと2-30年しか生きないのなら、「自分が世界に何かしている」事を見てみたい。肌で感じたい。


英語が分かる方は見てみてください。おすすめです。

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ここに日本語訳と日本語字幕動画がありました。

http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html



ネパールの話に戻すが、マイクロ・インシュランスのを発足させるための「開発資金」を助けてくるたてがないわけではない。少し、動いてみようと思う。

世界的な食糧価格高騰

食糧価格高騰が話題になっていますね。週週間前にあったGECAFS会議で権威のLouise Fresco女氏は「バイオ燃料世界的な食糧価格高騰とは関連はない」と断言しておりましたけど、いったいどうなんでしょう。




ブッシュ大統領は14日、世界的な食糧価格高騰で飢餓の危機にあるアフリカ諸国などを救済するため、食糧備蓄を取り崩し2億ドル(約202億円)規模の緊急支援を実施するようシェーファー農務長官に指示した。ペリー大統領報道官が声明を発表した。

 世界銀行のゼーリック総裁は13日の記者会見で、ブラウン首相が7月の主要国首脳会議北海道洞爺湖サミット)議長を務める福田康夫首相に書簡を送り、国際社会が協調して問題に取り組むよう求めたことを明かしており、日本の支援にも期待が集まりそうだ。

 ペリー報道官によると、大統領は14日の閣議で食糧危機問題を取り上げ、途上国に対する政策立案、調整に当たる米国際開発局(USAID)や国務省に対し、既に支援を行った国々を除く発展途上国への具体的な支援策を検討するよう命じた。(共同)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/137755/


ワシントン(AP) 世界銀行のゼーリック総裁は13日、世界的な食糧価格の高騰が各地で飢餓暴力などを引き起こしていると述べ、各国政府はただちに対応する必要すべきだとの認識をあらためて示した。国際通貨基金(IMF)との合同開発委員会後の記者会見で語った。

  • 世銀総裁、食糧価格高騰への対応を呼び掛け

http://csrfinance.cocolog-nifty.com/mirai/2008/04/post_8871.html


世界銀行国際通貨基金(IMF)合同開発委員会は13日午後(日本時間14日未明)の定例会合で、アフリカを中心とする最貧国支援策などを討議した。食糧・エネルギー価格の高騰で新興国途上国が深刻な打撃を受けている事態を受け、共同声明には政策・資金面で世銀とIMFが緊急支援する制度の整備を盛り込んだ。

会合に出席した遠藤乙彦財務副大臣政府演説で、世界的な金融混乱の長期化でアフリカ経済を下支えする貿易・投資が揺らぐ恐れがあると指摘。日本として広域経済圏の形成につながるインフラ整備計画「経済回廊」構想を一段と後押しする考えを表明した。

日本政府は5月に横浜で開くアフリカ開発会議(TICAD4)に向け、独自の信託基金や円借款を通じた新たなアフリカ支援策も検討する

  • 世銀IMF委、食糧価格高騰で貧困国に緊急支援へ

http://csrfinance.cocolog-nifty.com/mirai/2008/04/post_cbcb.html


中国インドを中心とする新興国穀物需要は、VISTAと呼ばれるインドネシアベトナムなどの経済成長を考えると需要が旺盛な限り、当分下がる可能性は低いと思われます。

食糧を海外依存する日本は食料品を中心とした値上げが続くと思われます。

勤労者の給与は上がらないままで、生活必需品価格だけが上がって行く状況の中で、

更に社会保障負担の値上げ(例えば国民年金310円値上げ、厚生年金0.384%の負担割合増になっています)、後期高齢者医療費など支出は増える要素が大半です。

銀行サブプライム関連の損失で前年対比40?50%の減益が見込まれ、土地価格の下落傾向なども相俟って融資には非常に「保守的」になっています。

利究の ”中小企業金融経営研究所” : スタグフレーションへ進む?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「利究の”中小企業金融経営研究所”」さんが、スタグフレーションの可能性について指摘しています。

富裕層やプチ富裕層が購入する大型液晶テレビハイビジョンDVDなどの製品は下がり、一般庶民は贅沢品や外食は控える方向がはっきりしてきました。スタグフレーションの様相を呈してきました。中国インドを中心とする新興国穀物需要は、VISTAと呼ばれるインドネシアベトナムなどの経済成長を考えると需要が旺盛な限り、当分下がる可能性は低いと思われます。食糧を海外依存する日本は食料品を中心とした値上げが続くと思われます。

週刊!木村剛 powered by ココログ: [ゴーログ] 不況はすでに始まっている

気候変動は私たちの生活の様々な側面に影響を与えることが予測されています。各地の異常気象など既に顕在化しつつあるものもありますが、さらに大きなものとしては、食料不足がもっとも早く切実な問題として出て来るのではないかと思います。日本もおそらくこれから数年以内には、かなり切実な食料不足に直面するのではないか。そう思っていました。

 しかし、もしかしたら私たちは想像以上に早く、食料不足に直面するのかもしれません。というのも、途上国を中心に、最近世界各地で食料の高騰が深刻な問題を引き起こしていることが報道されるようになって来たからです。

・・・

 お恥ずかしながら日本食料不足だけ考えていたのは、考える範囲が狭過ぎたようです。考えてみれば、いつでも弱い立場の人々、貧しい人たちが、最初に被害に会うのです。日本先進国の中では食料自給率は低いのですが、途上国の中には日本程度の国もかなりあります。そしてそれだけでなく、途上国の人々は、きわめて価格変動の影響を受けやすいことを、うっかり見落としていました。

 しかし、ここで再度注意しなければいけないのは、最初に問題が顕在化したのは途上国ではあっても、これは世界的な問題だということです。つまりこれはごく一部の途上国の問題ではなく、世界が急激な食料不足という深刻な問題に巻き込まれ始めたと認識すべきなのではないでしょうか。

 食料自給率の低い日本が影響を受けるのは、もはや時間の問題でしょう。短期的にはどう輸入量を確保するかを緊急に考える必要がありますが、根本的には、どう自立するか、どうやって自給率を大幅に向上させるか、そのことを真剣に考えなければならない問いが来ているように思います。

サステナ・ラボ: 食料不足の時代に突入

世界的な食糧価格高騰の一番の理由は単純に食べ物としての食料需要が増加していることでしょう。つまり、問題は価格の高騰だけでなく、食料自体が足りなくなってきていることです。日本自給率が低いので食料を確保する必要があります。でも、多分日本は食糧価格が高騰しても何とか買うことでしょう。そこで、更なる食糧価格高騰がおこり、一番被害をこうむるのはやはり弱い途上国の人たち。


http://d.hatena.ne.jp/euro-envi/20080402

http://d.hatena.ne.jp/euro-envi/20080416