Hatena::ブログ(Diary)

ヨーロッパから環境事情 (オックスフォードの環境博士の日記) このページをアンテナに追加


新しいブログを自分のドメインで始めました:
http://blog.takeshitakama.com/


基本的に、もうはてなダイアリーは更新しないつもりですが、今のところ上のブログと同時のアップしています。

英国の古都オックスフォードに住んでもうすぐ8年。オックスフォード大学の環境学部で博士を取り、そのままシンクタンク系の環境研究所で働いています。クライアントは主に国連、欧州連合、政府系開発エージェントで、活動地域はアフリカなどの途上国が中心です。その為、私の活動範囲は環境単独でなく、発展と環境の仕事です。

例えば、私が関わっている温暖化・気候変動のプロジェクトは、気候モデルの研究ではなく、「適応策」といわれる「温暖化が始まっている不確定性を考慮した」発展問題についてです。他に興味がある事は、マイクロ・ファイナンス、クリーン・燃料としてのバイオ燃料、アフリカ問題、赤道原則などのCSR、発展と教育、不確定下での意思決定、それから、もちろん日本の動向の事。 ただいま、日本の某離島生活中!

詳しいプロフィールはここ、もっと詳しくはこちら、RSSフィードはここ

2009-10-02 エチオピアのマイクロインシュランスに見るギャンブル性 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

このニューヨークタイムスの記事はエチオピアマイクロインシュランス保険)を扱ったもので、僕も少なからず関わったものだ。この保険は年間約5ドルで来年の種を保障する。保険は気候モデルに連動しているおり、周辺で干ばつが何かの指数で実測されれば、自動的に保険が入る仕組みになっている。これはこれで問題が無いわけではないが、モデルが正確に干ばつを指定できなければ、干ばつの指数が実際の被害と連動していなければ、この保険ギャンブルにしかならない。

マイクロ保険の可能性は高いと思う。しかし、以上の事を冷静に考える必要がある。一般の記事を読むとこの事を書いているものがあまりにも無さ過ぎる。