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2014-12-30

2014年オブジイヤー 2014年オブジイヤーを含むブックマーク 2014年オブジイヤーのブックマークコメント

Daydream cafe

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ソロバージョンも楽しくて良い。

去年の作品のまとめなのであまりベストっぽくないベストをベストに挙げてしまうやつな

これもベスト。

e'tuis(初回限定盤)(DVD付)

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声優としての特性、および単純な意味でのマテリアル、素材としての声に特徴があまり感じられないのですが、しかし高品質である。

この傑作キャラソンに画像が出ないということが魔法戦争という残酷を見事に表していますが、とにかく瀬戸麻沙美キャワイイ〜。まるでTo LOVEるを読んでいるような気持ちになるこれぞキャラソンという甘ったるさ。ちなみに作詞作曲編曲を手がけているのは堀江晶太という人でググるとたぶんたいていの人が「あっ!」ってなってそのあと笑ってしまうと思います。本当かどうかは定かではないので具体的には書かない。でも、このキャラソン、まるでTo LOVEるを読んでいるような気持ちになるんですよ。

2014年の種田さんは「Scarlet Flower」がいいのかなあ。ちょっと暗さがあるほうが好きなのかもしれない。瀬戸ちゃんのも収録されていて、魔法戦争と近いテイストでこれもかなり悶える。スプリットとしては今年はこれが最高だったかもしれない。ストブラキャラソン葉山いくみさんもよかったね。あの、初めてお付き合いをした同士で結婚した葉山さんね。よかったですね。あと、キャラソンの課題として、歌詞の子供っぽさがあるよね。まあそれが魅力となることもあるんだけど。

悠木碧の楽曲として一番すんなり耳に入ってきた。ジャケが最高によい。

リストを並べててこれが今年だというのに驚き。ミネミラよかったよねえ。

SATO SATOMI [CD+DVD]

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セールス的に惨敗だったけど、これはよく回した。お気に入り。パンク声優の組み合わせはイロモノじゃねえんだよ!(なぜ怒る

日笠プロジェクトもおそらく惨敗だったのだろうと思われる。宣伝戦略含め、ことごとく傷だらけになっていくあの過程はまじでドキドキw。しかし、音源としては充分楽しませてくれました。水樹さんや、茅原さんのパワーロック系やあるいは坂本さんのオルタナインディーアーティスト風の洗練とは違ったベクトル声優アーティストの枠を広げられた可能性もあったのだけど、市場はあまり歓迎しなかった。作家陣とも「やりあってる」感じが出ていて、いいんだけどなあ。

もうそう☆えくすぷれす

もうそう☆えくすぷれす

花澤さんは、これかなあ。ソロの花澤さんは日笠さんとは逆に、何がやりたいとか、どう思われようとしているのかがイマイチ分からなくて、「こういうの聞きてえ」ってのをどこに期待すれば分からないが、なんだかんだいって花澤さんのプロデュースで最も優れているのはクリエイターの誰々さんとかではなくて「アニメ作品」であるというのが正解ではないか。もしくは、MONACA

ウィッチ☆アクティビティ

ウィッチ☆アクティビティ

ちょっとトリッキーに仕掛けてきて、成功した。

迷惑スペクタクル

迷惑スペクタクル

これもトリッキー。成功。

タイトルがトリック、と見せかけてTick。名盤。

さて、ここでは、性急な価値判断や、リアルタイムの、文字通りの見たその瞬間に了解される作品性、整理し、処理し、何かうまいことをおもしろく言おうとすること。そういったSNSに飼いならされた感覚を、少しのあいだ忘れてほしい。

放送も終了し、たいして話題にもならず、メディアミックスも成功したというような印象もなく、ということは、たぶん、アニメは、というか原作からしてそうで、いわゆるネット上では失笑とともに口にされ、あるいは流れ作業のように読まれるための「最近のラノベ」のひとつでしかないというのがこの作品の世評なのでしょう。実際、まともな大人が関わるにはつい半笑いになるしかないようなコンテンツなのかもしれない。ただ、何かひっかかるものがあった。作品ではなく、この歌に。全員分のソロが入っているということを知って、じゃあお買い得かなと手に取った。多くのキャラソンが主人公に対するヒロインの恋心や作中での心象風景を歌ったものとして提出されるのに対してこの曲は作品性を基調としながら、しかし主人公の存在しない領域、さらには、読者も作者すら存在しない領域でのヒロインたち自身のヒロイズムとして歌われているだけの、もうほんとただそれだけのことなのに、抗いがたい魅力を放っていて、これにはちょっと不思議な気持ちになってしまった。それは言ってしまえば、作詞家による、原作およびアニメへのアンサーであり、こうであってほしいとする祈りのようなもので、それがこの歌詞であるとするなら、なんて尊い視線を持っているんだろうと、そんなことを思ったりする。これがすごいのは、深刻なリアリズムに陥らずにヒロイズムを掬い上げているところで、さじ加減が絶妙なんですよ。MF文庫Jの、中学生向けお色気ハーレムアクションからこんなヒロイズムを抽出するのはちょっとありえないというか、卑怯w ぶっちゃけ曲解ではないのかw ヒロインたちには何がしかの目的があり、闘わなければならない理由があり、恋愛感情を持っている、そういった当たり前のことに対する眼差し、語り方、ヒロインたちの歌う、知られざる一人称のヒロイズム。僕には「最近のラノベ」について、忘れていたことがあり、さらに僕には知らないことがまだまだたくさんあるようなのだ。書かれるものの中には、くだらない、救いがたいような作品もあるのかもしれないけど、ああ、こんな眼差しもあるんだよなあと。

http://www.kasi-time.com/item-72637.html なぜこれがこんなに刺さるのかほんとうに自分でも謎です。

ちなみに、大西さんが好きです。大西さんもいまのところさほど際立った声だと感じることはないのだけど、歌声がそこはかとなくいやらしくて、ストブラのキャラソンもいいんですよ。

歌手としての斉藤さんがすごく好きで、ベスト盤がほしいね。傑作を多く歌っているし。

Colore Serenata (初回限定版)(CD+DVD)

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これもよかった。

茅野さんはスタドラもよかった。田村さん日笠さんと一緒のカップリングもかっこいい。

愛しさと切なさと心強さと。ハードロックふうのV系みたいなのが単純に好みであるし、そしてこの曲も、「精霊使いの剣舞」と近い場所に置いてる。

早見さんと種田さんが一緒に聞けるので、入れます。早見さんって今年キャラソンで何かあったかなあ。今のところ発見できない。

戸松遥史上一番売れている。半分キャラソンとしての楽曲だけど、アスナというよりは戸松本人のマニッシュ、マスキュリンな側面が強調されていて、正直もうちょっとアスナに寄せてほしいんだけど(ブヒ的な意味で)、しかしそれを受け入れる度量のある俺様というスタンスを取ることにしています。SAOキャラソン集も出ていて、戸松はそこでもヒロイックなロックを歌っているのですが、そこでも揺らぎが激しくて、目が離せない。あらゆる意味で。

トリニティセブンは4枚全部すごくて、完全にネクストレベル。なぜこんなのを並べられたというくらい。妙なケミストリーですごいもんが出てきたという。TECHNOBOYSのひとたちの平均点がこれくらいだというのなら、そのうち天下取るんじゃないかしら。

声優ラジオとか、オタクかよ。

Thank You (初回限定盤)

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まめぐ歌手活動の停止も今年だったか。普通に追っていたのでショックでしたね。私マテリアルとしてのまめぐの声が好きなので。プリキュアキャラソンとか聞いたりすると、「うお、まめぐだ」とびびるくらいすごいので、またいつか聞きたいですね。今年はこの人のキャラソン漁ったりしてました。早見さんとかね、え? バスカッシュ? マストですよ。バスカッシュは。今とはシーンの雰囲気が違うのでめっちゃ新鮮にきけるし。ポスト・マクロスFという、そういうのが一瞬あったのかなと思わせる盤ですから。まあ今でも、プリキュア映画のユニット合唱曲菅野よう子みたいなのあるしねw プチミレディもそうだし。

そして、やっぱり、これな。最初のほうにあげて、語ることはないとは思ったが、やはり、アイカツだった。書いている最中にインタビュウなどを読んで、そうだなあと、これだよなあと。映画を見て、あの夢と憧れについて語られた映画を見て、冒頭で歌われるこの曲の歌詞だけで目頭が熱くなる。本当に、大事にしたい気持ち、一切の韜晦なく、大切にしたいと思える、そんな感情が描かれ、歌われようとするその瞬間に立ち会っているので。道しるべとなる誰かを追いかけること、憧れの誰かのようになりたいと思うこと、そしていつか自分も誰かにとってそうなること、それがつながっていくこと。誰かにとっての希望になりたいと思うこと。自分は希望になれているのか惑うこと。アイカツは本当にすごい作品になった。

それでも綺麗ごとを並べた子供向けの物語だと思う人もいるだろう。問いかけるよ。綺麗ごとを実現させようとすることの何がいけないのか。もしも挫折や失敗や嫉妬や裏切り、そういった人間的なリアリズムを経験して、受け入れることが、子供から大人になると考えている人がいるなら、それはちょっと間違っていて、ヒロイズムというのは、それらの「あとに」やってくるのである。艱難辛苦を受け入れて、そこに留まるのではなくそこからもなお輝こうとすることを語っているのである。そうしてヒロイズムは何度でも理不尽なリアリズムに立ち向かい、やがて綺麗ごとなどではなく、生きることそのものになるのである。そこにおいて重要なのは可能性と不可能性に惑わされてはいけないということ、つまり、実現されないヒロイズムに苛立ち、怒り、気づかぬうちにリアリズムの下僕に成り果てることも多い、注意すべし。リアリズムへの罠は甘美で狡猾で周到に用意されているから、ついそれが生きるということなんだと思いたくなってしまうけど、でもアイカツのような作品があれば、確かに存在するヒロイズムというものを思い出すことが出来る。

http://www.kasi-time.com/item-71696.html

物語設定や人物造形の魅力では比べるべくもないが、上でちょっと語った、「精霊使いの剣舞」の作品性の中に秘められた、語られないヒロイズムアイカツの描いているものは、間違いなく地続きである。今 私たちをつなぐ胸の中 きらめくライン そのラインがラノベの、ラノベだけじゃない、それ以外のいまだ語られざる、秘められたあらゆるヒロイズムとつながることもあるだろう。ただ、残念なことに、私たちはいまだそれらを語るための手段を充分には知っていないということである。でも、誰しも、何かしらあるはずである。自分が道しるべとした何かを持っているはずである、きっと。あるいは、そう、たとえば、漫画原作なのに、最近のラノベ扱いを受けた「トリニティセブン」のクールなキャラソンに、その萌芽は容易に見つけられる。リアリズムに屈服しようとしないヒーローたちがいる。物語ではなく、詩や曲から、ヒロイズムの反撃は、つねにすでに(!)始まっている。

歌詞は置いてみたけど、実際に曲も聞いてみてください。このエントリ読んで何言ってんだコイツって思った人も、僕の言わんとしていることが分かると思うので。


という、あらかたのライトノベルを「最近のラノベ勢」のくだらないリアリズム趣味からガチで救済してしまいかねない超絶アクロバットをかますことによって、少しは読む価値のあるエントリになったと思います。キャラソン論から始めてこういうこと出来るのは僕くらいのもんだから!(自画自賛 (批評ってのはこうやるんだよ。(批評?

なんかこう、こんなことはすでに誰でも知っているはずだよなあって思ったりする。ツイッターコミケの時期で、多くの人が、僕の知らない語り方や、眼差しをもって作品に接していて、昨日これを書いていて、何やってんだろってちょっと思ったんだけど、でも書きたくなったんだ。

こうして、最後に余計なことを書いて自分で自分の梯子を外すわけですけど、久しぶりに自分語りというか、実際のところそうなるしかないのが僕の文章であり、こうして声優ベストとか選んでるだけでふとこういうことを書きたくなって、ちょうど頭の整理みたいなことにもなったので、ちょうどよかった。何言ってんだコイツと思った人にも、ちょっとざわつくようなとこに向けて書けていたら、嬉しいのだけど、どうかなあ。なんせ「精霊使いの剣舞」だものなあ。もちろん普通に読んでくれた人もありがとね。

1年ぶりの更新だから謎なこと言い始めてますが……。ひとまず、アディオス! つまりさようならってこと。

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