東京医科大学、山本謙吾主任教授に関す論文、新聞記事〜長野日報〜続

東京医科大学整形外科、山本謙吾主任教授、論文など情報集めています。

『整形外科の仕事について』
〜手術は慎重な判断必要〜
(東京医科大学・整形外科、山本謙吾主任教授)

東京医科大学、山本謙吾主任教授の記事(論文)です。前回の続きです。

このほか、手術後のリハビリでどこまで機能回復が見込めるか判断することも大切。脊椎の手術は比較的大掛かりで、身体的な負担も増します。しかも患者の多くは高齢で、症状が出てから比較的時間が経ってからの手術が多いため、術前から体力や筋力が低下していることも少なくありません。手術後のリハビリでどこまで身体機能や運動機能が回復するか、手術によって痛みやしびれがどの程度改善できるかなどをよく見極めたうえで、総合的な判断が必要です。合併症や既往症の有無も重要です。糖尿病を併発していれば、狭窄を治療しても足先のしびれなどの症状が消えない可能性が生じます。また、脳梗塞の発症歴があれば、その後遺症と脊柱管狭窄症の双方が同様の症状を起こすため、どちらの病気が症状の原因か鑑別するのはもちろん、手術によって脳血管に悪い影響を与えないよう配慮も求められます。

以上が長野日報の記事全文でございます。

※山本謙吾主任教授とは・・・
山本謙吾(やまもと・けんご)1958年東京生まれ。83年東京医科大卒、ロマリンダ大留学などを経て2004年より東京医科大学整形外科主任教授。日本整形外科学会専門医、日本整形外科スポーツ認定医。