2009-02-06
エジプト本の誘惑
CGの挿絵にやられる
最近は、「ビジュアルブック系の挿絵はCGで!」という出版社の合言葉でもあるのでしょうか・・・。
別の用事の際に、ふらりと立ち寄った書店で見つけてしまった本「CG世界遺産・古代エジプト」。「へぇー、こんなのが出てたんだ。どれどれ〜・・・」と、パラパラとめったら、もう買わずにはいられなくなってしまいました(笑)
- 作者: 後藤克典
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2005/07
- メディア: ムック
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
CG世界遺産 古代エジプト2 ファラオの栄光 (双葉社スーパームック)(大型本)
- 作者: 後藤克典
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/07
- メディア: ムック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
色鮮やかな世界がよみがえる
内容としては、1が「スフィンクス」、「カルナック神殿」などのエジプトの遺跡を、2が「クレオパトラ」、「ラムセス二世」などの人物にスポットをあてて、CGで再現するとともに、それぞれの詳しい解説が書かれています。
ディアゴスティーニが発刊している「週刊○○コレクション」のようなものを、一冊に凝縮した感じかな。
とにかく美しい・・・エジプトの魅力は、エキゾチックな色彩の鮮やかさにもあると思うので、CGイラストのくっきりとした質感と本当によくマッチして、より時代の魅力をアップさせてくれますね〜。くうっ・・・感激!
あっ!これはひょっとして・・・?
「一個人」という雑誌の3月号で「大人の読書案内」という特集をやっていたので、一緒に買ってみた。年度のランキング本も紹介されているけれど、人気作家が選ぶ読み返したい本や、歴史小説読み比べの企画なんかもあって面白い。
それぞれの記事を読んでいたら「書斎グッズ」の紹介ページで、ブログの過去記事で触れた「ブックパッカー」*1が紹介されているのを発見。何だか嬉しくなっちゃいました♪
誘惑を断ち切るのだ〜!
2の奥付を見ていたら「古代ギリシャと世界の7不思議」、「1000年の都古代ローマ」、「大奥と江戸の女たち」、「江戸の風景」、「江戸の暮らし」なんてラインナップもあるんですね〜。
古代ギリシャも好きだし(映画「グラディエーター」のラッセル・クロウが、めちゃカッチョええのですわ〜!)、古代ローマは小学生の頃、火山の噴火で滅亡した都市「ポンペイ」について書かれた本の読書感想文を書いた事があります。・・・って、だから何?って話なんですが、それくらい昔から興味があったということで(笑)
それについ最近、江戸しぐさの本についての記事を書いたばかりで*2、江戸ものもとっても気になる。
はうっ!と・・・とりあえず今月は買わない!・・・今月は(笑)
大奥と江戸の女たち―CGと浮世絵で甦る江戸城大奥とさまざまな女たちの人生 (双葉社スーパームック CG日本史シリーズ 9)
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/07
- メディア: ムック
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
センシュアルな平安王朝絵巻/「泥ぞつもりて」宮木あや子
大人の文学
平安王朝を舞台に、権力闘争に泥沼のような愛憎劇・・・なのに、読後がすごく爽やかな作品だと感じるのはなぜだろう。
以前から新潮社が主催する「女による女のためのR-18文学賞」という、女性向けの官能文学作品を発掘する賞が気になっていて、受賞作を読んでみたいな〜とは思ってたんですが、著者はこの「女による女のためのR-18文学賞」第5回の受賞者なんだそうです。
泥臭い平安貴族達
全編を通して共通の登場人物が出てくる設定が多いんですが、各話によって同じ人物が、若かりし頃の話であったり、立場が変わったり、年老いていたり・・・変幻自在に世代間を行きつ、戻りつ、密度の濃い人間ドラマが描かれています。
平安貴族というと、「歌を詠んで、風流を好み、もののあわれに涙ぐむ・・・」なんて、どこか絵物語の人物のように浮世離れした儚げなイメージを思い浮かべてしまうんだけど、この本に書かれている登場人物達は熱い血の通った人間そのもの。
すごく泥臭く俗っぽくて、愛や己の生き方に苦悩し、葛藤するさまが、とても共感を覚えるし好ましい。この作家さんは、本当にチャーミングに人物を書くなぁ。
- 作者: 宮木あや子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
女たちの織りなす愛の宴
私にとって秀逸だったのは、高子(皇太后)と暄子(麗景殿)のエピソード。二人の女同士の独特の空気感・・・戦友のような、憧れのような・・・なんとも言い表せぬ関係性や、彼女たちの想い人とのすれ違い、思慕が交錯する様が・・・まさに女性でないと書けないであろう、心の機微のスミのスミまで投影しきった細やかな心理描写で胸が詰まります。
もう一つ印象に残っているのは、3話目に登場し、帝の心を誰よりも惹きつけた女性・・・伊勢。
伊勢は底抜けに朗らかで、幸せそうなことばかりを考えている。きっと身体の真ん中を裂けば、枯れない花や金色の貝殻や、馨しい香木ばかりが零れ出てくるのだろう。
「東風吹かば」より引用
愛する人に、楽しいこと、幸せをたくさんたくさん・・・。こういう女性でありたいなぁと、彼女の生き方にとても感銘を受けました。
重厚なストーリー
ストーリーも、とても安定感があって、すでに大物作家のような風格さえ感じさせられてしまいます。
私は、男性同士の恋愛関係という設定がどうしても苦手で、実を言うと1話目にその設定が出てきた時は、そのまま読むのをやめてしまおうか・・・とも思ったのです。でも、そんな苦手意識をあっさり呑込んでしまう圧倒的な迫力のストーリー展開にグイグイと惹きこまれてしまい、ページを捲る指を止められませんでした。
これは、図書館で借りてきた本なんですけれど*3、自分で買ってずっと持っていたい本になりました。今度買ってこようっと♪最近は、個人的にヒットな作家さんを、たくさん発掘出来て嬉しいです。












