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元書店員の乱読日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-04-07

大人の女のサブカルチャー

乙女カテゴリーに迷いこむ

私は可愛いものが大好きなんですが、可愛いと感じる定義は曖昧で、70年代に活躍したキュートな女優さん達だったり、海外の雑貨だったり、キモ可愛いキャラクターグッズだったり、統一性の無いこれらがすべて、自分の中で「可愛い」の括りに入るので、何か一つの方向だけで語れないのが「可愛い」と感じる感覚の複雑なところであります。

しかし、もう少女の頃のように大手を振ってストレートに「これ可愛いね〜」と言えないのが辛いお年頃(とっくの昔に)になってしまったゆえ、ひっそりと自分の好きな「可愛い」が詰まってる本や情報を追っていくうちに、「乙女カルチャー」という単語に頻繁に遭遇するようになりました。

乙女カルチャーの定義はいまいち理解していませんが、「クラシックモダン、エレガント、ポップ、ロマンチック」・・・定番のキーワード的なものはあっても、前回触れたお散歩本みたいな本や*1、女性達の感性に響く「素敵、可愛いものたち」を懐深く多岐にわたって総称する言葉かなと思っています。


夢見る頃を過ぎても

最近、「おばさん未満」という本を読んだのですが、読み進めるほど感じるのは、女性って年をとるほど自虐好きになってくるというか、いや・・・好きでやってるばかりでも無くて自衛のためというか、周囲から「イタイ人」と思われないように必死に予防線をはってしまうと言ったらいいのかな。

私も内心は、『いい年して「これ可愛い♪」とか言っちゃって、痛々しい人だと思われるかな〜。いや、突っ込まれる前に言っとくけどちゃんと自覚した上でやってるから、私!』みたいに、けっこうびくついてたりします(笑)


おばさん未満

おばさん未満


でも、大人の女性が楽しむ可愛さや少女趣味的な文化の楽しみ方を、一つのカルチャーとして認知されてもいいじゃんっていうのはずっと悶々と感じていた事なので、「乙女カルチャー」というカテゴリが一つの旗印になっているとしたら、とても嬉しい事だな〜と。


少女の友

こんな事をつらつらと考えるきっかけになったのは、先週末に本屋さんに行った時にこんな豪華本を見たせい。


「数々の問い合わせをいただいていた『少女の友』がやっと刊行されました。」というPOPと共に、目立つ場所に平積みしてありました。



以前、当時美人画を描いていた高畠華宵の絵をテキストに「華宵のおしゃれ教室―麗し乙女ロマンチックバイブル」という、大正昭和の少女達の生活について書かれた本を読んだ事があったのですが*2、「少女の友」も似たような感じで当時の雑誌が再現されているのかな〜と手に取ってみました。うーん、テキストがぎっちりでなんとも濃ゆい

箱入りの装丁になっていたので、決して安くは無いとは思いましたが、値段(約4.000円)を見て、その場でひっくり返りそうになった!当時の少女達の生活様式などに興味はあるけれど、広く浅くを求める私にはハイレベルすぎる豪華な乙女本なので、さっさっと潔く諦めました。


上で触れた本。高畠華宵のカラーイラストがふんだんに盛り込まれていて面白かったです。

卒業するおねえさまとの別れ」を悲しむ手紙のやりとりとか、悩み相談で鼻もちならない相談に「思いあがるな」と、感情を露わに編集者が受け答えしてたりとか(額に血管浮きかせながら書いてそうだ)、まさに異文化コミュニケーション


週末に買った本

そんなこんなで、少女の友を諦めて買った本4冊。

f:id:ex_book:20090406111758j:image


うーんうーん、もっとこう・・・殺伐とした感じを予想してたので拍子抜けかも(笑)

いつの間にかブログを書かれていたんですね〜。知らないで「下山手ドレス〈別室〉」みたいなコミックエッセイかと勘違いして買ってしまった・・・しょぼん。

id:liquidfishさんの記事で3巻が出ているのを知って購入。ブッダの気苦労がますます増えてて哀れなり。

会員制の喫茶店に、ぶたの着ぐるみを着たマスター。そこに入った客は誰にも言えない秘密を一つ話さなくてはいけない・・・これはぶたぶたさんが活躍するシリーズの一冊なんですね。他にもたくさん出ているようなので、追って読んでみたいです。

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