56.9年後、死んでゆくのだろう

出向に関して文句ばかり言っているのでたまにはプラスの面を。
一番大きいのは周りの人間のレベルが上がったこと。プロパ側といってもレベルはピンキリで、明らかに俺より仕事できない奴もいる(だから俺が呼ばれたわけだが)んだけど、それでも底辺ラインは当然出向元より高い。天井はもっと高い、無論、平均も高い。
能力が高い人間は総じて人間的魅力を兼ね備えていて、(性格的に好きかどうかは置いといて)いろいろ知識を吸収することが少なからずある。つまり、成長できる。
これが大きい。
出向元はといえば、俺が中核を担う羽目になる程壊滅的な人材不足で、しかもゴミのような害虫社員がわんさか。今まで数匹の害虫しか見てなかったが最近、より多種の害虫社員をみてそのレベルの低さに辟易とする。雑魚のくせにでかいツラすんな、端た金もらってシコシコ延々同じ作業を繰り返してろ。レベルの高い、害虫社員なんて見た事ねーんですけど。ま、だから派遣なんだろうけど。
また、出向元で核となる人物がいた。能力が高く、人望も厚く一見尊敬に値するような人物で、俺も一時この人みたいになりたいなあって思ったけれど、完全に井の中の蛙。あくまで、出向元の中でレベルが高いだけで全体で見れば普通よりやや上程度。それよりも優秀な人が今は周りにたくさんいるのでこの人が想定的に薄っぺらに見えてしまった。人間的魅力も自然と消失。自分語りが好きなだけだっていう。
こうしたことで、俺の能力が上がったわけでもないにもかかわらず、もともとの自社の社員を見下すようになってしまって、もうだめぽ。俺に帰る場所などないのかもしれない。薄々感じていたが。
たった2ヶ月でこれです。早くも染まりかけてきた。あそこにいると腐るという意味が少し分かってきた。
辛いのは労務上のこと、残業時間とか給金とか。そこさえ折り合いつけれれば、存外悪くないのかもしれない、と思うこともある。
あ、出向元の課長や部長にこんなポジティブな話はしません。
ストレスマッハでどうしてくれるんだ?ああ?お前らと話すようなことねえんだけど??
という態度を一貫します。
首根っこ掴んでるのはこちらの方なんだからな・・・!
性格最悪の俺は、徐々に、毒を蔓延させてやります。
死ぬがよい