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2012-06-02 東日本と西日本をつなぐ地峡

日本海も近い名古屋

太平洋側にある名古屋だが、気候的には日本海側のようになることもある。
日本海側からの季節風が強い冬季がその代表例だ。若狭湾から北西風が吹くようになると、日本海から流れ込んだ雲によってどんよりとした曇り空になり、雪が降ることがある。2005年の12月は20センチ以上の大雪になった。名古屋若狭湾は100キロしか離れておらず、間に標高の低い関ヶ原があり、風が抜けやすくなっている。
名古屋より西にある四日市敦賀から90キロほどで、こちらは50センチ近い豪雪になったこともある。

太平洋側といっても、日本海から200キロ以上離れ関東山地で隔てられている東京と違い、名古屋四日市は狭い地峡の風下にあたり、日本海からの影響も受けやすい地域である。

大動脈は再び東海道(桑名経由)へ

2008年2月に新名神高速道路亀山草津)が開通した。名古屋方面と京都大阪方面の最短ルートは従来の名神から伊勢湾岸道東名阪新名神経由へと変わった。

昔の街道をみると、東西の移動は桑名を通る東海道が主流であった。明治鉄道開業で東海道本線中仙道関ヶ原)を通ることとなり、東西の移動は関ヶ原経由が主流となった。

その流れは戦後になっても変わらず、1964年開業の東海道新幹線やその後の名神高速道路関ヶ原経由となった。桑名経由も国道23号線や名阪国道などが整備されたが、関ヶ原経由に比べると東西の広域移動は少なかった。

こうして、関ヶ原経由が主流の時代が続いていたが、東名阪伊勢湾岸道そして新名神の開通により、関東・東海西日本との道路交通は桑名経由が主流となった。

2045年開業予定のリニア中央新幹線関ヶ原は通らず、名古屋から三重県を通って大阪に至るルートになっている。21世紀になり、再び東海道経由が主流になっていくのは、なんともおもしろい。

日本の地峡をはしる交通網

若狭湾琵琶湖伊勢湾、日本の地峡を交通からみていく。
交通網の大動脈は必ず敦賀関ヶ原桑名のいづれかを通る。裏を返せば、陸路で東日本西日本を行き来する必須の経由地ともいえる。

若狭湾琵琶湖

琵琶湖伊勢湾関ヶ原付近)

琵琶湖伊勢湾桑名付近)

地峡を縦断する交通

このほか、地峡を横断する交通もある。

国道365号線は伊勢湾若狭湾を結ぶ。四日市市から関ヶ原を通って木之本、そこから敦賀を避けて今庄・武生・越前海岸に至る。大きく見ると敦賀バイパスする路線ともいえる。

東日本と西日本をつなぐ地峡

北は青森から西は山口まで、本州は細長い。
本州は東日本西日本に分けられ、両者は琵琶湖のあたりの狭い地峡でつながっている。
直線距離を測ると、太平洋側の伊勢湾三重県桑名市)から日本海側の若狭湾福井県敦賀市)までは約90キロしかない。
また、水運も盛んだった琵琶湖も含めると、伊勢湾桑名市)から琵琶湖米原市)まで約50キロ、琵琶湖長浜市塩津)から若狭湾敦賀市)までは約20キロという狭さだ。


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