殺シ屋鬼司令 このページをアンテナに追加 RSSフィード

予定
2005 | 04 | 07 | 11 |
2006 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 11 | 12 |
2011 | 02 | 03 | 06 | 07 | 08 |
2012 | 02 | 05 | 06 |

2011-07-11 -(Monday)- 読みごたえのある一般向け科学書の条件 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

書店に行くと、一般向け*1科学書の文庫化が目白押しでした。

購入後、パラパラとめくってみましたが、これは後者、ハチの大量死の圧勝かもしれない。

前者は、いかにもアメリカノンフィクション的な、記述水増し感が漂っている。

ハチにせよ、先月の「ランド 世界を支配した研究所」にせよ、以前のゲーム理論にせよ……著者が「誰かの研究も含めて紹介している」のではなく「自ら問いを追究している」という点で、強い本になっていると思います。

もっとも美しい数学 ゲーム理論 (文春文庫)

もっとも美しい数学 ゲーム理論 (文春文庫)

研究者自らが執筆しているからといって、その本自体が「自ら問いを追究している」ことにはならない。研究分野のいろいろなテーマをいろいろ拾って紹介するという本も多い。そういう本は、読んでもどうしても興奮を今ひとつ感じない。

著者が問いを追究しながら書いた本では、素材となる研究のひとつひとつに生命が吹き込まれ、興奮に満ちている。テーマに沿った話題を本を単に並べた本では、いかにその話題そのものが科学的に価値があろうが、どれだけキャッチーで専門をバックグラウンドにしないひとの目を引こうが、本としてはキラメキが落ちてしまう。読んでいてつまらない。

*1:専門知識を要求しない、ということ