喫茶えぜこ 元店主の雑記

2017-02-05

還ってきた。

めいちゃんからの便りで久しぶりに星ヶ丘へ向かう。


私が愛して止まなかった風景。

私が大事に思っていた風景。


やっぱり愛しくて

やっぱりこれからもここから眺めたい風景が


そこにあって。

玉井さんはきらきらとしていて。


そうなんだ。


私は、またえぜこを開きたいんだなと実感した。


といっても、資金もなく、什器もなし。

明かりもない。

ケーキだってあれから全く焼いてない。


なぜか残ったのは製氷機だけ。


不器用。

還ってきてから新しい職場に入ってつくづくと思った。


ふうふう。

息切れするように日々が過ぎる。

職場には家庭がある人ばかり。

私は私の面倒すら見れないテイタラクだ。


そんなんだけれど

一杯のコーヒーを

訪れてくれたその人を想い、ただ点てる


それを口にするちょっと緩んだその人の横顔を眺めた時。

或いは、外をぼんやり眺める横顔。

また、或いは本を読むその横顔。


そこに寛いだ人の存在がある。


それだけのこと。

ただ、それだけのことなんやけども、胸が一杯になる。


今の仕事もそれだけの想いで続けている。


訪問する少しの時間

一瞬でもホッとして

張り詰めた糸を少しだけ預けてくれたその人の存在を感じる時


じんわりと暖かな気持ちになれる。


その緩んだ空気を共有したい。


共有して何になるのか。


お店を後にすれば

訪問が終われば


また、その人はその人の日常に戻る。

そんな時間かあったことは隅に隅にやりながら日々を重ねていく。


だからこそだ。


だからこそ、その時に感じた気持ちを共有したい。

そこにいたから感じたこと。

そんな風にぼんやり自分を安心して放てる場所。

自分ち以外のそんな場所。


それだけのこと。


ああ。

それにしても、なんもないなあ。

f:id:ezeko:20170204153442j:image

2015-11-26 港町パントマイム

誕生日にちょっと奮発をして、ギャザースカートを買った。

インドのカディに手描きのポルカドット。



を、着て出かけた雨夜の港町。

雨やけど、おニューを着てでかけるおバカは自覚済み。



念願の北京一さんのパントマイム


すっかりはまり込んだ。


’進化‘という作品は最近のテロや、ロシア映画“草原の実験”を想起し、涙が出た。


北さんの体はそのものも動きも無駄がなくて、雑念が入ることなく心地良く集中。

思いがけず、第二部は漫才でして。

こんな風に年とれたらなあ。


ソファに座り

ビールを飲み

涙あり

笑あり

唸りあり


遠くで汽笛が聞こえたり

高速を行き交うクルマのライトにオレンジの灯り


篠崎倉庫のライブハウスは予想以上にええ感じ。


また出かけたいなあ。

f:id:ezeko:20151126190727j:image

2015-10-22 こんな夜な夜な

あなたにとって

わたしはもう

記憶の一部でしかないー♪

なんて鼻歌交じりで

立ち寄りしは、梅田ルクアの蔦屋さん。


二度目はないかと思っていたのだけれど


気まぐれで、ふらりとね。

帰りがたくてね。


開店してしばらくが経った平日の夜は


案外、落ちつけたのだった。


248番目。

図書館の三浦しおんさんの新刊待ち人数。


ということで、ソファに腰掛けて読みこんで

回遊魚のようにぐるっと歩いて

今日は、えいや!と新刊を購入。


藪医 ふらここ堂

藪医 ふらここ堂

まかてさんは、患者さんのご家族からのオススメで最近気に入ってしまった。

眼差しがあったかい。

いい漫画に出会えると嬉しいわー。

高校生の時、図書室で読みふけった向田邦子さん。

なかでも、この中にある『鮒』は好きだった。

さらっとした’ぬめり‘がある感じがピッタリくる画。