中国自転車製造における孤軍奮闘記録−550−日本側の企画責任。サドル。

自転車を企画販売している皆さん、サドルの表皮を留めるホチキスの刃が手に刺さって怪我をしたと言うクレームの経験が有るはずです。
当然自転車を製造する中国側に、部品メーカーを指導する責任があるわけですが、サドルを製作する上で、現時点ではどうしてもこれ以上の
安価でできる良作はないのです。
ワイヤー(針金)で固定する方法もあるのですが、やはり多くの問題が以前から発生しています。
日本側、何かあると直ぐに、メーカー側の責任を追及して来ますが、私は日本側の企画責任、そして販売責任も要求したいですね。
物を造る上においては、100%というものはないと考えています、ましてや人間のやることです。
ではどうするか、100%近くにするにはどうするかです。
私は常に同じような問題が発生する部品においては、フェールセーフと言う言葉があるように、事前に問題発生を予測して
予防する方法をとるべきでは。

これが日本側の企画責任、販売責任と考えています。
日本側、この意見には納得できないかもしれませんが、私はそう考えています。
私は日本側、コスト優先で、企画責任を果たしていないと考えます。
結果は日本側に影響があるはずです。
写真はサドルのホチキス問題を解消するために取り付けられたガイド枠です。
(どうしてもこの部分は手で持つためにホチキスが外れ易いのです。)