思考する物語

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年9月17日はこちらです。


『魔術師大全』

森下一仁著 双葉社


 魔術は科学技術にとって代わられたといっていいのではないだろうか。

 にもかかわらず、現代でも魔術に対する興味や憧れが消えたわけではない。

場合によっては、同様のことが「魔術」と呼ばれずに、「超能力」や

「オカルト」といった名に置き換えられていたりする。しかし、要するに、

昔から夢見てきた、奇跡を可能にする技術や能力を指したしすることに

変わりはない。

 そうした興味や憧れは、超能力者やオカルティストたちが何を意図して

そのようなことをしているかということよりも、常識では説明できないことが

可能だという「不可思議な事実」そのものに向けられているように思える。

奇跡を見たいという人々の願望が魔術を支えているのである。

 こうした願望はいつの時代にも一定の割合で存在したようだ。それは

人間の心性のひとつといっていいのかもしれない。魔術がそのような期待を

生み出したのではない。そのような期待があるからこそ、魔術が夢見られ、

それを実行するに人間 −魔術師が誕生したのである。

(中略)

 こうした魔術師たちの行動や信念の根拠はどこにあるのだろうか。

それを知るために、時間を超えた旅に出てみよう。

(本文より)


こちらは初版本で現在絶版となっております。

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日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

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