出題を巡って

昨日書いた「出題者は秘密・・・」の記事に、「大学という斜陽産業」のsphinxさんからトラバをもらったので、それについて。

 私やフラスコさんのところでは、出題者が誰かは基本的に秘密だが、sphinxさんのところでは学内では明らかにされているそうだ。

 「ああ、そういう大学もあるんだな」という感想だ。問題漏洩の心配をしていない、教員を信頼しているということなのかな。私はsphinxさんのような大学は例外的な大学で、多くの大学では基本的には出題者は秘密にしていると思う(が、根拠はない)。

 sphinxさんは非常勤に作問を依頼することに驚いているが、私は仕方のないことではないかと思う。非常勤といっても、出題責任者と信頼関係にある人物が選任されるのだろうから・・・。もっとも、このことに関しては、私自身は非常勤として作問を依頼されたことも出題責任者として非常勤に作問を依頼したこともないので、直接経験しているわけではない。たまたまある試験の時に、非常勤の先生を試験本部近くで見かけたので、「ああ、あの先生が出題しているのか・・・」と思った次第である。何かミスがあれば、専任教員である出題責任者が責任を負うのだし・・・。(信頼のおける)非常勤教員に出題を依頼することと、予備校に依頼することとは別の話だと思う。

 逆にsphinxさんの記事で私が驚いたのは、試験当日に出題者が試験監督をやらされている点。ミスや質問に備えて、出題者は別室待機が基本だと思っていたのだが・・・。試験日に人手が足りない(教員が少ないor受験生が多い)大学で、出題者も試験監督をしなければならない場合でも、担当した科目の試験時間には質問や出題ミスに備えて、待機するのが当然だと思っていた。

 sphinxさんの過去問対策のコメントについても思うところがあるが、それはまた後ほど。