キャリアガイダンス…

 asahi.comに、学生への「職業指導」、大学・短大に義務化へ 文科省、の記事…。

 「学生が自立して仕事を探し、社会人として通用するように、大学や短大の教育課程に職業指導(キャリアガイダンス)を盛り込むことが2011年度から義務化される」とのこと…。

 「文部科学省が25日、設置基準を改正」するため、「大学側もカリキュラムや就職活動などの支援体制の見直しに入」らなければならない…。

 「義務化の背景には、厳しい雇用状況や、職業や仕事の内容が大きく変化する」状況を考えると、このような措置も必要かもしれない…とも思う…が…。

ただ、義務化で、大学の正規授業での職業指導が重点化されると、「就職」が目的化してしまい、本来の学問・研究がおろそかになるという懸念もある。また、もともと就職指導に重心を置いた専門学校との境目がなくなるという指摘もある。

 筆者の懸念は学生に対して向けられたものであろうが、教員も授業の担当だけでなく、就職指導に駆り出され、研究からますます離れざるを得ない恐れがある…。就職支援要員などに対する助成措置を望む…。