2011-11-25
ふーん、
人は頑張れば、宇宙の仕組みそのものを新たにすることができるんだ。
宇宙の仕組みそのものを新たに
作ってしまった。
うーん、
じっちゃん、やっぱり頭いいのね。
接触
反応
ふーん、じっちゃんは、
ホモに賭けてるわけね。
能くあるってことはつまり、
平行(ヘイコウ)をたどること。
理想
完成
男
育てる
子供を
生む
うん、
自分と違って、とうちゃんかあちゃんは、顔形をすぐに変えることができるよ。
俺は80歳まで、って
いったじゃん。
そう宣言したのは、80歳以上も生き続けるような人もいるっていうことを含めているからで、だから、生きたい人は別に100歳でも、1000歳でも生きればいいんちゃうの?
ただ、俺は、だいたい80歳ぐらいかな?
年齢
変えればいいジャン。
カスミンのOPは、
血と汗と涙の結晶!(チトアセトナミダノケッショウ!)
疲れるのは、
自分が本来できることじゃないからかな。
じゃあ、
海の水でも飲めば?
あいまいに
なる必要はないんだよ。
ま、
自分以外に誰かいる、は、もはや迷妄(メイモウ)といえるのさ。
譲れないところは、
譲らなくていい。
じいちゃんも
いつまでも永遠の反抗児でいていい。
もう俺を離してよ。
これ以上自分は何を見せればいいの?
俺は、示さないと。
それが俺の責務(せきむ)だと思ってる。
別にもう
大学にも行かないし。
それに、俺は年をとるし、つまり、老けるということで、だから、自分は、できるなら、早くしたい、と思うわけで。
ただ、血がつながってるということ以外は、まったくの普通だよ、俺は。
多分、80歳ぐらいで死ぬのかな。
妄想書架。
Last update 2011/10/11
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『遠山家の食卓』
「それでは、いただきます」
「いただきまーす」
「いただきます」
「いただー」
食卓に響く四つの声。
遠山家の夕餉、今夜の献立は、
「あら、お赤飯………」
穏やかに、ほとんど驚いたふうも見せずに呟いた、遠山家長女・華穂。
艶のある長い黒髪に、立っているだけで足元に白百合の幻を見てしまいそうな穏やかな微笑み。
傍から見れば清楚なお嬢様然とした彼女は理緒に目を向けると、
「理緒ちゃん…………」
「う゛っ………な、なに? 華穂お姉ちゃん」
「……………初潮?」
「ぶはっっ!?」
予想を越えた華穂の一言に、思わず飲みかけていた麦茶を吹き出してしまう。
むせかえる理緒の背中を撫でてやるのは志穂。
「やだなあ華穂ってば、生理くらい理緒だってとっくに来てるわよ。
大体、うちの家系って早いじゃん、私たちだって10歳にはもう始まってたし」
「そうだったかしら………?」
「おぼえとこーよ、そのくらいは(汗)」
小首を傾げる華穂に、思わず汗を垂らす志穂。
(ひょっとして、自分の安全日とかそういうのもわかってないんじゃないでしょうね)
と、本気で考えてしまう。
それほどに華穂のボケっぷりは凄まじく、ものによってはある種爽快感すら感じてしまうほどだ。
純和風な「美しさ」を持つ華穂と、理緒同様に半分は愛らしさもまじえた「綺麗さ」を持つ志穂。
二卵性とはいえ、志穂は自分の双子の姉の理解に二十年以上経った現在でも苦労することがある。
「これはね華穂、理緒のデビュー&ロストバージン記念なの」
「だから、後半の方は全然記念じゃないってば。お姉ちゃん」
これはただの官能小説です。
俺は、ただもう疲れた。
色々と考えるのは、京都に着いてからかな。
まあ、結局は、ただ女目当てってだけ。
あとは、自分は落ちるだけだ。
たまにある
祭りとかみんなで行けばいいんじゃないすか?
だからもう、つまるところ、
じいちゃんと絶縁したままの状態をいつまでもいつまでも続けていい、ってこと。
やっぱ、東京は、
色がある、かな。
その代わりっていうのもあれだけど、
艶やか(あでやか)じゃないすっか。京都って。
京都にいるでしょ。
まあ、なんていうの?先達(センダツ)が。
ばあちゃんたちが
学ぼうとしたら、全ては一気に動き出すよ。
だから、
そうなってくると、どうやって死を克服するか、だよ。
色んな視点で、色んな目線で、色んな方向から、色々な風景を眺めたけど、まあ、俺が、n.h.kにようこそのサントラを聞いてたときに見た原風景に違いないわけで。
地球の年齢、
46億年ですけど?
人類が生まれたのは200万年前ぐらいらしい。
もちろん、一回目の世界でもそうだったよ。
ただ、なんか累乗数とか、あと色々あったのは、みんなが自分の責務(せきむ)を放棄して、で、その放棄したのを、自分が受けたから。
もう責務はないんだから、あとはもう勉強するだけだね。
ま、それでも、
性根が腐ってるやつは腐ってるんだろうね。
ま、そんなこんなで、
一回目の世界は駄目だった。
もし、俺が数学にのめりこんでいたらいたらで、
信じ切れなくて、弥勒菩薩に取り込まれていたかも。
今、見てるやつでもう一度、弥勒菩薩をみてごらんよ。
それでも、弥勒菩薩の荘厳さ(ソウゴンサ)は失われないから。
お願いだから、
目を覚まして。
どこまで
腐ってんだよ。
なんやかんやいって楽しんでたんじゃないの?
こう、図星を当てられるのは嫌らしいけど。
もう
終わっちゃったことは終わっちゃったんだから。
韓国人、
普通にすごいじゃん。
高校数学レベルなら、なんか誰だって解けそう。
中学数学レベルなら、まず問題ないだろうね。
それが分からないのは、あんたらが乗り移ってるからだよ。
正直、もう飽き飽きしてるよ。早く勉強したいと思ってるよ。
今何月だと思ってる?韓国じゃいつか分からんけど、
受験シーズンちゅうのがあって、そして、すさまじい受験地獄というのがあって、はやく終わらせたいの、家中(カチュウ)に手間をかかせたくないの。早い話が邪魔なの。
すっごい邪魔なの。
だからお願い。勉強させてあげて。
なんか、
十和子怖いぞ?
何だ?
凡人ってそもそも、血のつながってないやつらを指した言葉だよな。
やっぱり、無茶なんだよ。たかが乗り移ったぐらいでは。
乗り移った状態じゃ、勉強させることもままならない。
そんな状態で誰かを治癒させるなんて、夢のまた夢。
ただ、
お互いを信頼しきれなかったのかな。
じいちゃんもじいちゃんで、
小沢なんか目じゃないくらい、スマートな人だったんだよ。
俺意外と
ミラクル起こしてんのか。
数学の問題一つも解けなかったら、
そりゃ障害者呼ばわりもされるって。
だって、じいちゃんばあちゃんたち、
頭どっかおかしいんだもん。
それが
「能(ノウ)」なんだ。
用途は知ってるけど、
意味を知らない。
意味は知ってるけど、
用途は知らない。
数学解けない人って障害者でしょ。
頭に蛆でも湧いてんじゃないの?
国語に関しては、
論うなよ(あげつらうなよ)。
それは早読み(ハヤヨミ)っていうんだよ。
熟読(ジュクドク)しようよ。
ばあちゃんの早読みって、
言葉の中から、何か論え(アゲツラエ)そうなのを見つけるためなんだ。
人を殺す人がいる、って想像することは普通だと考えることは普通じゃないか?
(ヒトヲコロスヒトガイル、ッテソウゾウスルコトハフツウダトカンガエルコトハフツウジャナイカ?)
どこまでばあちゃんが、
呆けてるか(ボケテルカ)って話なんだよな。
どこまで忘れてるんだ?
幾何学については、忘れちゃったの?
思考のあり方の起源は?
それは実は(じつは)じいちゃんに預けられてるんだ。
相撲は、
教子にとっての美の様式なのね。
ただ典子は、
そういうところに寄って行く(ヨッテユク)。
誰の胎の(ハラノ)中から生まれてくるかなんて分からない。
それこそアトランダム。
結局、エテルは、
典子(ノリコ)になっちゃうし。
右翼!左翼!
羽ばたけ(ハバタケ)!
座右の銘(ザユウノメイ)!
一生やってろよ。
すでに終わってることだから、易々と(ヤスヤスト)かけるわけで。
あとはみんなが「能(ノウ)」を持つだけ。
はるかぜちゃんはその恐怖によって動いていたのね、今の今まで。
とにかく怖かったから。
はるかぜちゃんの美の様式はメタされることかな?
この島貫フリークめ!
自分は、「能(ノウ)」はどうあるべきかを知ってるから。
ま、どうあるべきかを知るには、やっぱり、大仏の前で、なんか座禅(ザゼン)でも組んでればいいんじゃないの?
自分は、何だろう、全ての本気を、取り込んでしまったわけで、だから気分的には、特になにも。まあ、学ぶ必要ないよね。だって、全ての本気(スベテノホンキ)を取り込んでしまったんだから。
はるかぜちゃんから自分ところに伝ってきたってことか。
取り込まれるとはどういうことか?
眠ってしまうということだ。
そのときはるかぜちゃんは眠ってしまったんだ。
どう?はるかぜちゃん。思い出してきた?
十和子(トワコ)にとっては、
支配することが美の様式(ヨウシキ)なわけね。
島貫は、
メタすることが美の様式なんでしょ?
立花にとっては、
突き進むことが美の様式(ヨウシキ)なんでしょ?
第二陣(ダイニジン)。
呪術かけられてんの、じいちゃんじゃん(笑)
そりゃ、自分の能力を
塗りこめてあるわけだから、そうなるわな。
前もいってた。
今の世界、つまんねえ。
もっと頭のいいガキ出たせたいから、俺の精液飲ませたい、って。
なんせ、弥勒菩薩を取り込んでるわけで。
もしかしたら、その汁みたいなのが、自分の中に残存(ザンゾン)していて、ヤる相手は、その残存しているものに導かれるようにして出会えるのかも。
さんざん、sol4に振り回されてんじゃん。
もうあれで決着ついてんだ。ここでのやり取り(ヤリトリ)は。
だから、じいちゃんは、ばあちゃんと比べて、レベルが低い、低いと自分は言ってるわけ。
やっぱり、ばあちゃんの仕掛けてきたことが何より怖かったね。
もしかして、言葉に如何程の(イカホドノ)価値もないと思ってる?
意識の有無こそ、動物と人間とを分ける違いといっていい。
ばあちゃんにとっては、
目を見遣ることが美の様式(ヨウシキ)なわけね。
もういい?
さっさと真綿はずしたら?
ま、劇場版エヴァによって、
自分は神を信じ続けることになったわけで、そこからは、こいつを自殺させるかどうか、肉体的に、実際的に、どうやって自殺させるか、
自分はまっ、3歳のころから、追われてたってわけだ、本気の形相をした化身たちに。
お、そろそろ真綿が、
ちぎれそうになってきたか、自分式の結界(ケッカイ)なんだが。
■
ま、実際は、小沢さん、大日如来は毛ほども(ケホドモ)怖くないんだけど、ま、一応、恐怖の象徴として、成っておこう、という腹積もり(ハラヅモリ)で大日如来の化身になって、で、その大日如来の化身の脳に弥勒菩薩はなった。
おー、小沢健二っぽい、こういうところ。
Youkoso! Hitori Bocchi
http://www.youtube.com/watch?v=G4VN0in4weA
どうしてこんなことしたんだろう、
どうしてあんなことしたんだろう、
どうしてそんなことしたんだろう、
全てが終わったあとにそう反省する、
そういうところが小沢健二っぽい。
まあ、色々知ることができて、
こっちも中々に得てるわけだし。
Dark Side Ni Tsuitekite with Lyrics
http://www.youtube.com/watch?v=uW5S4YWDJPQ
脳細胞と「能(ノウ)」の結合(ケツゴウ)!!
NHK - Ikasuze ! Positive Thinking
http://www.youtube.com/watch?v=msIrwRUssGA
桃源郷(トウゲンキョウ)へGO!!
もしかして、
だいたいのやつらは、そこにいったんじゃないの?
そして、そこは黄泉の世界じゃ?
■
それは地獄で何かを叫ぶこと〜!!(ソレハジゴクデナニカヲサケブコト〜!!)
Welcome to the NHK OST Ashita wa Tabun Daijoubu
http://www.youtube.com/watch?v=-3DkqSqWI-U
ま、こういうことです。
累乗(ルイジョウ)、累乗(ルイジョウ)。
70億人の累乗×俺だ。
だからこそ、ばあちゃんは脳の化身になったのだろうね。
どんな奴であろうが、脳がついてることには変わりないから。
Welcome To The NHK OST - Sekai wa Boku wo Naguri ni Kuru
http://www.youtube.com/watch?v=LZValJdOI7s
参勤交代!!(サンキンコウタイ!!)、参勤交代!!(サンキンコウタイ!!) 掛け声かけて(カケゴエカケテ)継目にそって!!(ツギメニソッテ!!)
ま、自分が、何になったのかを知ること、かな?
仏教に触れる理由としては。
今現在も、
示し続けている。
なら、示せよ。
俺は示したけど?
おいおい、
18年間、さんざん苦しんで苦しんで、でそれを傍観してただけの奴らに何をいわれる筋合いがある?
今現在も、
俺の脳の中に全ては詰まってる、ってことか。
それ以外は、
なんかシメ(ネ)、とか言ってた。
ふーん、turnxさんは、
サッカーが好きなのか。実は(ジツハ)。
あれは、
イヤんなるね。ほんと。
ふーん、みんな怯えてんのね。
俺が見たもの(ミタモノ)を。
そりゃ怯えるよ(オビエルヨ)。
俺ですらヤバいと思ったもん。
基地外どもはみんな見たんだな。
俺が何を見たかを。
うん。
じゃ、こればいいじゃん。
もう、
散々だな(サンザンダナ)。
分かってんじゃん。
実際は龍なんていないことに。
龍を精子の中に押し込めたな!
どういう方法を用いたか分からないけど。
会いにくるだけだしな。
別に(ベツニ)よくあることじゃん。
Paranoia Agent OST 09 - Jouken Douji
http://www.youtube.com/watch?v=HF_bKm8vXq8
越権(エッケン)ねー。
ekken.
ekkenって北海道人ぽいよな。
来るとしたら、北海道からか。
何かが、自分に会いにくる。
いるとしたら、
龍人様(リュウジンサマ)、かな?
ただ龍は、
そういうことをした、というのを、知らせるだけ。
そろそろ、龍が復活を遂げるころかな。
この頭の中のゴワゴワは、龍のそれだ。
太宰治(ダザイオサム)。
身籠る(ミゴモル)。
なかなかのぶっこみやったけどさ、
この先どうすんの?
そういうことを考える、
性根が良くない。
まあ、
概念的に、汚いのかな。
二人はもう、
お似合い(オニアイ)としかいいようがない
ところが
すべてと呼べるものなどない〜♪(スベテトヨベルモノナドナイ〜オンプ)。
the chime will ring(LIVE)
http://nicosound.anyap.info/sound/sm9062285
slideって自分の髪の毛をスライドしてんじゃん。
見てて飽きないだろうね。
ただただもうみんな、
哀れ
小山田圭吾なんか、
ハゲハゲじゃん。
Going Zero(Last Live 1991.09.20 FM東京ホール)/Flipper's Guitar
http://www.youtube.com/watch?v=_1Er5gcUkdU
何で禿(ハゲ)になるんだろう?
そこらへんは立花に似てるね。
slideは、
女の涙を舐めることによって生まれたんだ。
人間が左右してるに決まってんジャン。
死を乗り越えるべきなのは、人間なのだから。
明日、取、ラル。
明日、取、ラル(アス、ト、ラル)。
霧亥(キリイ)。
厄災(ヤクサイ)。
ベッドの下の男(ベッドノシタノオトコ)。
マンションで一人暮らしをしている女性の部屋に友人が遊びに来た。部屋にはベッドが一つしかないので、自分はベッドに寝て、友人は床に布団を敷いて寝させることにした。夜も更けて寝ようとする女性に、突然友人は外へ出ようと誘う。あまりにしつこく誘う(コンビニに行こうと言いだし、女性が「一人で行けばいい」と言っても、どうしても一緒に行きたいと強引に誘うパターンが多い)のでしぶしぶ部屋を出ると、友人は血相を変えて彼女に「ベッドの下に包丁を握った男がうずくまっている」と言う。その男はマンションの真下の部屋の男で、床に通り穴をあけてそこから頻繁に出入りしていた、という話。
ベッドの下の男って、あれ小沢さんなんだ。
動物ども、
℃も(ドモ)。
モテキ。
藤本幸世(フジモトユキヨ)。
なぜ共依存するのか。
それはお互いが自我の崩壊を防ごうとしあっているから。
「合」の因縁解き。
始まり始まり〜♪
答えは、
逃げ延びた先にある(ニゲノビタサキニアル)。
ムタツモ。
ムタ、ツモ。
セクウェイ。
背苦ウェーイ(惟)。
あんたらにいじめられた奴らは、
ただ、あー、と思ってるよ。
すべてから逃げ出す
あんたらが悪いじゃん。
そしたら、
パルスさ。
あの男、
頭がおかしい。
母ちゃんは、
プラスチックじゃなくなったら、どうなるの?
そこにいるのは、
ダレ、だ。
さあ?
もうおともだち乗り超えられて、他にすることないんじゃないの?
さあ?
なるようになってるとしか。
チャルメラは、
実体(ジッタイ)していた、そして、小沢に引いてる。
神。
申がしめす。
だって
馬鹿だもん。
あほだな。
立花と一緒にいじめてるだけに決まってんじゃん。
母ちゃんはいつまでも、
小沢さんとの間に子供を産んだという事実がついて回る。
最低だとかどうだとかどうでもいい。
ただ神を信じきれるかどうか、
前の世界では、信じていた、しかし、信じ切れなかった、
ただそれだけのこと。
そんな世界の住人だからか、やっぱり性根も腐ってる(ショウネモクサッテル)。
だから、
いつのまにやら、俺と面を向かわせてる。
予定からはずれない限りは、
いつまでも猿に脳を操られるだけだよ。
そりゃ当たり前じゃんか。
ネットは文明の利器(ブンメイノリキ)だもんな。
そうまでして、
俺と面と向かうのがイヤなのね。
言う。
俺に関わっていたのは、全部人間だよ。
そう。
ただ義伸は、ご飯(ゴハン)を食べていただけ。
小沢健二2万字インタビュー
じゃあ、セカンド・アルバムからは小沢健二の暴走だったわけだ?
「いや、そんなことはないよ。もうあれはフリッパーズ・ギター、それはいろんなスタッフも含めた意味でのね。愉しかった。で、フリッパーズが出たあとも、ポスト・フリッパーズと言われながら似たようなことを英語でやる超バカなやつがいっぱい居たわけじゃない? そんなのには信じられないような曲のバラエティーの富み方で、もうそういうことを切り開くのがほんとに愉しくて。とくに僕が『カメラ・トーク』の歌詞を書いている時は至福だったね。気持ち良かった。で、いまでも歌詞を書くとほんと至福なんだけど。だからフリッパーズを辞めてから今までの僕って変わったことも凄くあると思うけど、根本的にはそんなに変わって無いなあ(笑)。あんまり計算なんかしてないよ。ほんとはセカンドも英語でやろうみたいな動きもあったんだけど、そんなのはそれこそ差異化するため感じがして、もう全然そんなのはいいよ! って感じで。もうバリバリ日本語で書くことが愉しかったし、その時もやっぱり小山田と僕とのあいだはすごく美しかったと思うんだよね。だし、やっぱりフリッパーズが終わるまで親友だったと思うよ。だから、変なふうに言われちゃうのはよくわかんないよ。ただ、やっぱレコードを出すってそれだけのことじゃないからね。ちょっと変なふうになってきちゃったし。でも作品自体にはそんなに周りのヘンなことっていうのは影響してないと思うんだけどね。で、小山田はヘヴィメタが流行ればヘヴィメタ、プロレスが流行ればプロレス、DCブランドが流行ればDCブランド、マンチェが流行ればマンチェ、ジャズが流行ればジャズっていうのも僕は全然好きだしね。なんか愉しかったなあ。もうすっかり大槻ケンヂ化して回顧の人になってるけど」
(笑)。
「で、僕に関しては『カメラ・トーク』『ドクター・ヘッド』『犬キャラ』と歌詞を書いてきて一向に治らない性癖というか、なんつーの? 遠心的っつーの? 絶対に求心的ではなくって・・・。そういう部分はまったく他人から侵食されないでいるなあ。で、他のは・・・もちろん価値観はすっごい変わるよ。二十歳くらいに考えたことなんてほんと笑っちゃうよ」
でもやっぱり最近での大変化はフリッパーズが解散してから『犬キャラ』が出るまでの間に一個あったんじゃない?
「どうだろうねぇ? でも、それくらいのことだったら例えば『カメラ・トーク』から『ドクター・ヘッド』のあいだにもあったかもしんない。わかんないけど。でも僕は自分のファースト・アルバムに関しては真直ぐな感じがして。だし、まだそんなに振り返るほどのことはしてないしね。そうだなぁ、フリッパーズのファースト『スリー・チアーズ・オン・アワー・サイド』の歌詞はもう美しい青春の思い出として忘れてくれって言えるくらいに美しくなってるけど、それから以降はまだ価値よくわかんないや。あんまり考えないなあ」
聴き手の俺としてはすごく大きいけどね。
「うん。わかんないし、大きいのかも知れないし。でも、僕は『犬キャラ』に関しての評価で暴走してるのって『もう参るよ、ほんとアホかよ』って思うけど、それはそれで好きだったりするよ。ただ『こういうレコードを作って、喜ぶやつをバカにしてる顔が・・・』とか、そういうのは訳わかんないなと思ったけど。でも、普通かなあ。やっぱりどんだけ頭良くて、影響力あって、他人のことをバリバリ解ってても、しょせん生徒会長にならないようなやつだからねえ(笑)なんかゴニョゴニョ家で書いてきた新聞を発表するっていうところで留まっていたような人だから、そんなもんじゃないのかなあ。それについての解説をするのは結構苦手だな。その代わり作る時にちゃんとその時の感じが詰まってれば、そのうちなんとかなるって感じです」
でも、書記長とはいえ、日本国内の音楽の分野では、やっぱり先陣きって世紀末を終わらせたって感じで俺は見てるからさ。そのことを1人でも多くの人に共有させたいってのが俺の中にあるんだよね。
「それを書いて下さい。ありがとうございます(笑)」
『まだ世紀末やってるほうがバカなんだよって澄ましてとっとと行っちゃうて手もあるけど。
「まあ、でも理屈つけるのは本当に他人の仕事だからっていう気持ちは僕は特に持ってる。だし、これからもそういう過大な気持ちは抱かずにね。僕はほんと過大な気持ちを抱かないことにはたぶん年季入ってるから、N子ちゃんにふられて以来、ってそれは情けないか」
はははは。
「『熊を放つみたいなふうに動物園に行きたい、僕は』なんて思うようなのを解らないやつと決別してからは! 決別しちゃいないんだけどね(笑)。まあ、僕の墓碑銘には『ちょっと骨ばった山下清』とラテン語で刻んでくれればいいよ(笑)」
しかしさあ、小沢くんはそうかも知れないけども、例えばN子ちゃんが「やっぱり小沢くんの『犬は吠えるがキャラバンは進む』は最高だしィ」とファッション誌でタカビーに語ってたら「バカ野郎!」ってのはあるよねえ。
「電話しようかなあ」
ははははは。
「よえーの(笑)。超弱い。でも、こう語ると僕は女の子に対してわりと情熱家であることが解るね。N子ちゃん何やってんのかなあ? そして僕の動物園行きを断った彼女は何をやってるんだろうか? けど、べつにそういう人にとって僕が大したことを気にしているとも思えないっていう場合もあるし、もしかしたらちょうど良く僕の気にしているようなことと一致して『ああ、いいなあ』みたいな感じで、これはけっこう嬉しいって気分になる人もいれば、別にそんなのは関係なくデス・テクノのほうが気分としてぴったりならそれはそれだしね。N子ちゃんは今何が好きなのかなあ? だって、もう結構な歳の女だよ。ああ、N子ちゃんに貰ったエブリシング・バット・ザ・ガールのテープは今どこにあるんだろう・・・オヤジ入ってる(笑)」
はははは。やっぱりN子ちゃんに出会う前の中学3年生の夏休みって相当なところまで陥った気がする?
「う〜ん、しょせんはただのませガキだからねえ。しかも確固たる拠り所を持たないませガキだったりすると、自体は結構複雑だった気はするが、それもロッカーっぽくていいじゃん・・・嘘、全然ロッカーっぽくねえよ(笑)」
やっぱり、そん時は相当危ういところを歩いてたの?
「どうだろうね? でも、僕は基本的に何かを気にしてコンプレックスで円形脱毛症、なんて絶対ないからね(笑)。だから、まあほどほどに。でも、僕はそのぐらいん時に『ライ麦畑でつかまえて』を読んで、あーあ、まったくこれもうちょっと前によんでりゃあな、と思ってるクチだからさ。でも、私立中学の中学生としてはだいぶ思いきった精神改革を試みてたんじゃないかなあ」
ということは、それだけ真っ黒いものを見てしまったってことなの?
「う〜ん・・・何かのたたりかな? 何で水泳合宿から帰って来たら突然そうなっちゃったのかねえ。でも、そのあとだいぶ思いきった行動に出たなあ。いやあ本当にその時に世話になった黒人似の子とN子ちゃんには心からお礼を言うよ」
逆に言うと、そこから以降はなにがあっても自我にとっては大したことない?
「そうだね」
でも、二十歳過ぎてからすごいことになってくる奴もいっぱいいるわけじゃん?
「ああ、今頃ね。いる、いる。そんなのはいっぱい居るよ。まあでも、人それぞれ成長があるからね」
はははは。
「僕、そういう認識とか価値に関する成長は早いのかも知れないけど、普通のことの成長が鈍くてさ。いまだに夜寝るときに『やべえ、昨日ちょっとヘンな夢を見たな』と思ったら枕元に人から貰ったお札を置いて寝るとか、異常な精神の弱さを合わせ持ってるからさ(笑)。その辺で甘くみといて欲しいなあ」
完
小沢健二2万字インタビュー
それ何なんだろうね?
「何だろうね? ほっといて山下清をやってりゃいいのにね。ほんと毒づく山下清みたいな状態ではあったよ(笑)。いやあ、やっぱしすごい誇り高いんだよ」
そういうやつはどうせ根性はいってねえなって感じなんじゃない?
「いや、違うなあ。浅はかだからとかそういう権威的な話よ。だって俺は年季が違うぜみたいなことなのかな(笑)。よくわかんないけど。だって僕が中3の時に図書室で心理学の本を読んでたりすると、そういう子は『気持ち悪ーい』って言ってバカにしてたわけじゃん? だからそういうのが嫌なんだよ。ムカつくんだ! 『そういうやつが今マルグリット・デュラス読んでろボヶ!!』と思っちゃう」
ははははは。
「そういうのは相当抱えてるし、僕いまだにたまに・・・いまはもう全然思わないなあ(笑)。嘘嘘、全然思わない」
(笑)
「まあでも、人それぞれだしね。俺そういうことをふりかざして『俺様大将』みたいになってくのヤだからね、それはずーとあったし、だから奥ゆかしくそういうのをあんま言わなかったんだと思うんだけど。そんな僕みたいにいろんなことにめりめりハマり込まなくてもいいじゃん(笑)。気持ち悪いよ。そういう人とワイワイ話をしてどんどん軍団が盛り上がっていくみたいなのもヤでね。で、『知らない』とか『読んだことない』とか(笑)、そうやって逃げ回ってた。だから心を許している人は3人ぐらいしか居ないのは常に貫きたかった」
一貫してますね。
「だって、そういうことを言い出すとイヤじゃん。そういうのは何かイヤだっていうのを総称して川崎ノーザンソウルって言われてるって話もあるんだけど。なんか川崎北部だと傍観者入ってて一旗揚げようっていう気持ちが全く無いんだよね(笑)。それは不思議なことに。だけど本がちょっと有り難かったのはね、例えば『デヴィッド・ガバーフィールド』とかは世代を繋ぐ平和の礎というかさ(笑)、そういう感じもあってさ。人と人をいちおうつなぎ止めてくれるものではあるな、みたいな意識は相当あった。音楽ってやっぱりすごい聴いてくと、どうしても人と切り離すような方向に向かうことがあって。だから僕バリバリそっちに向かってるんだけどさ、本とか映画はそんなに沢山ないからさ、結構人とつながっていく方向におあってこれは嬉しいなあってのはすげえ思った」
それは面白い話だね。
「これは一貫してそうだけどね。そのガックリの15の夏以来というか、そういう文化に関わっている人を見てて特に思ったんだけど『俺たちの世代が今動きうつつあるのだ』みたいなのは変わらざるものとして10年間まったく嫌い。まあそこが『裸の大将』たる所以なんだけど(笑)、山下清をバリバリ発揮してるとこなんだけど。まあそういうのって愉しいし、平気でそうやって言っちゃうときもあるんだけど」
でも、たいがいは嘘だよね。
「ねえ? そんなに5年くらいとかで何かが動いてるとはやっぱ思わないもの」
で、音楽シーンとかはそういういい加減なウソ混じりのことをそれっぽく盛り上げる効果があまりにもあり過ぎるよね。
「たまたまここ25年くらいね。だからね、今も特に嫌いだよ。やっぱり『何言ってんの?』って思うことがある。まあ言葉遊びとしては愉しいし、ついやっちゃうこともあるんだけど。そんなオタクっぽい細分化っていうか・・・そうそう、高校の頃”差異”っていう言葉がよく使われてさ。それが僕はもう当時からヤだったね(笑)。それをあんまり理解しないで使ってる奴もすげえムカついた。『差異がさぁ・・・』とか酔っぱらって口にする奴が大っ嫌いだった」
ははははは。例えば小沢くんが哲学なりの本を読んでいってどんどん自分の中に体系を作っていくっていうのはすごくよく解るんだけど。でも、音楽に何を求めてたのかが逆に俺はわかんないんだよね
「音楽はただただ好きなんだよ。あ、音楽の話を全然してないからね。だから音楽はローリング・ストーンズが好きだったでしょう。で、結構一貫してヘヴィメタは聴かないで、クイーンは聴くけどっていう感じで。ギターっぽいものが好きでねえ。日本のだと憂歌団とかピンク・クラウドはカッコ良かったなあ。だけどバウワウとかラウドネスはもう勘弁してよって感じで(笑)。憂歌団が好きだったのは、そのあとにフェアグラウンド・アトラクションが現れた時にガッツポーズをとったくらい好きだったな。『ああ、憂歌団じゃん!』なんていう(笑)。だから、いまだにああいうギターを弾きたいし、好き好き。それにギターを弾くのってずーっと理由なく好きだから、こっそりポロローンなんて。あとね、いろんなコードが大好きなんだよ。当時、僕が高校生の頃は誰もそんな変なコードを使ってなくて、アズティック・カメラなんて『なにこれ?』みたいな感じだったんだけどさ。俺はバリバリそういういろんなコードが好きでさ。だから、別に誰に発表するわけでもないのにサラサラって曲が出来ちゃって。それは”おなかに棒を入れても戦車は帰ってこない”以来の流れとしてあるんだけど(笑)。音楽って理由なく愉しいものって感じしない? それでイギリス・インディーズの話になるけどパステルズとかソニック・ユースとかさ・・・ソニック・ユースって凄い好きで。あの『スター・パワー』っていうシングルが出たあたりなんだけど、もう部屋にソニック・ユースのジャケットを貼って『これだあ!』なんて感じでさ。パステルズはその弱い版で好きでさ」
(笑)。
「だから、それも山下清性というかね、ハックフィン性みたいなのを感じて好きだったんだけどね。で、アズテック・カメラとかペイル・ファウンテンズとか、オレンジ・ジュースがモロそうなんだけど。あ、もうオレンジ・ジュースなんだよ! オレンジ・ジュースとアズテック・カメラのファースト・アルバムの歌詞にすべてが書いてあったような気がする(笑)ようなノリ! やっぱりノーザンノリって感じですね。北のノリなんですね! まあ川崎内でのことなんだけど(笑)」
はははは。
「フリッパーズの美しい青春話をするけど、高校の時ウチで借りてきたオレンジ・ジュースのレコードをテープに録ってさ。それをうちの書庫にあったジャック・ケルアックのポスト・カードを僕が持ってて、それをうちの書庫にあったコピー機でがーっとコピーして、そこにオレンジ・ジュースのハートのマークを描いて、曲名を書き込んで小山田と二人で一本ずつ持ってたの。カッコ良くない? それはけっこう美しいなあ。でも、それもあいつに『嫌いだった』って言われるとなあ(笑)。けど、そんなことはなくて。ほんとにライターの人があれこれ言うから僕らもいろんなことを言うんだよ(笑)。しみじみと美しかったな、完璧にカッコ悪いけど(笑)。だって、どっかでブイブイならすとか渋谷のチーマーみたいなことは一切してないしさ。たまにドキドキしながらツバキハウスへ行っては『ああ、あれが藤井悟だあ』っていう」
(笑)。
「でも、カッコ悪かったなあ。オーケンの『グミ・チョコレート・パイン』を読んで『うんうん』って思ったのは、そういう一抹のカッコ悪さみたいなのをすごく感じるからかも」
バンドをつくるのは東大に入ってから?
「いや、僕が勉強をしてる間に小山田が『いやあ、なんかヘンな人から電話が掛かってきちゃってバンドやんだよ』って言ってピィーウイー60'sっていうバンドを始めるんだけど。テクノっぽいB-52'sとかそういうのと、その頃に僕らはバンド・オブ・ホリー・ジョイも好きだったんだけど、そういうのをミックスさせたようなちょっとテクノっぽいのをやってたりして。で、『受験終わったら、おまえ、入ってよ』って言うんで、入ったの。ロリポップ・ソニックは『バンドの名前付けたいんだよ』って小山田が電話してきて、『なんか強そうな名前がいいねえ』なんて話をしてて。で、たまたま僕の電話してたとこの目の前にロリポップ・ショップっていうアメリカのサイケ・バンドのレコードがあって、『ロリポップ何とかってよくない?』『ロリポップ・ライダーズ? 無理無理』なんて(笑)」
はははは。
「で、やっぱソニック・ユースかなあっていう安直な考えでロリポップ・ソニックっていう。それでロリポップ・ソニックに大学受験が終わって僕が入るでしょう。ギターは弾けたしね。そんで、ちょこちょこなんてライブやるうちにレコードが出ることになっちゃったんだけど。最初5人だったっていうのもあんだけど、もともとピーウイー60'sに僕が乱入してるわけじゃん。乱入っていうつもりはなく、お手伝いしますよっていう気持ちなんだけど。フリッパーズでレコード出すってなったら、僕がむちゃくちゃ複雑なコードに変えちゃうわ、けっこう話題を作るような歌詞は書くわ・・・まあ、あんな英語のくだらない歌詞なんか忘れたけど。っていうと泣く人がいるんだよね」
(笑)。
「そうじゃなくて、あれは美しい思い出としておこうやっていう。もうほんとあれは忘れたいって感じはするが、まあ美しい思い出でね。で、小山田がせっかく仕切っているとこに入って来てヘンにしちゃっているっていうふうにもとから居た人たちには見えたんじゃないかな。だから僕バンドの運営なんて全然イヤでさ、そういう人間関係はちょっとイヤで。『バンドでやっていこう!』なんて気持ちももちろん無いし。だからヤだなあって思って、小山田が交通事故で寝てる時にはほんと『やめよう」って思ってて。だけどそれと同時に、もしやるんだったら日本語でって・・・そういうふうにどんどん決めちゃうのが、たぶん他の人には気に喰わないんだよ。やるんだったら日本語でこんなふうにしてとかさ、もう『ソウルだ!』とか言い出してるしさ。へんなイタリアのサントラ買うのに凝ったりして、ヘンなほうを勝手に切り開いて、もともとのテクノな感じなんてもう全く無視して突き進むわけですよ」
はははははは。
「勝手だから、そういう人間関係うまくやるって非常に苦手だからね。そんなふうだから『ああ、なんだ辞めちゃうんだなあ』って思ってたんだけど、なんか小山田と『じゃあ、やろうかあ!』みたいなことに逆になっちゃって(笑)。ほんとに僕はバンドで身を立てるつもりは一切なかった」
東大へ行ってその後どうしようっていう職業的な野望はなかったの?
「全然考えてなかったけど。でも、わかんないけど、ていのいい小説家ぐらいんなってたかな(笑)。べつに作家になりたいとも思ってなかってけど、俺、ものを書くのは昔から好きじゃん。僕の高校時代のそういうのを書き散らしたノートは美しいよ! 全編リチャード・ブローティガンとかからの引用で成り立ってる。それで、だんだん歳とるにつれてハードボイルドが入ってくんのよ。ダシール・ハメットとかレイモンド・チャンドラーとかが好きで。感じとしては矢作俊彦なんだけどね(笑)。で、矢作俊彦になった山下清がどんだけタチ悪いかっていうのを如実に示すような、もう、無闇やたらに人をバッサバッサと斬って捨てるようなメモが残ってるよ(笑)」
(笑)。
「そんな調子だから、もう英語でちゃんちゃらなんていうのヤで、もう丸裸な日本語の歌詞で『俺の魂見せてやる!』なんて思って、もう勝手に書き始めてて。そうやって暴走してたの。だから、一緒にバンドやってた人にはほんとに悪かったと思うよ。で、小山田はほんとによく付き合ってくれたと思う(笑)。だってもうほんと超勝手で」
じゃあ、セカンド・アルバムからは小沢健二の暴走だったわけだ?
小沢健二 2万字インタビュー
それ何なんだろうね?
「何だろうね? ほっといて山下清をやってりゃいいのにね。ほんと毒づく山下清みたいな状態ではあったよ(笑)。いやあ、やっぱしすごい誇り高いんだよ」
そういうやつはどうせ根性はいってねえなって感じなんじゃない?
「いや、違うなあ。浅はかだからとかそういう権威的な話よ。だって俺は年季が違うぜみたいなことなのかな(笑)。よくわかんないけど。だって僕が中3の時に図書室で心理学の本を読んでたりすると、そういう子は『気持ち悪ーい』って言ってバカにしてたわけじゃん? だからそういうのが嫌なんだよ。ムカつくんだ! 『そういうやつが今マルグリット・デュラス読んでろボヶ!!』と思っちゃう」
ははははは。
「そういうのは相当抱えてるし、僕いまだにたまに・・・いまはもう全然思わないなあ(笑)。嘘嘘、全然思わない」
(笑)
「まあでも、人それぞれだしね。俺そういうことをふりかざして『俺様大将』みたいになってくのヤだからね、それはずーとあったし、だから奥ゆかしくそういうのをあんま言わなかったんだと思うんだけど。そんな僕みたいにいろんなことにめりめりハマり込まなくてもいいじゃん(笑)。気持ち悪いよ。そういう人とワイワイ話をしてどんどん軍団が盛り上がっていくみたいなのもヤでね。で、『知らない』とか『読んだことない』とか(笑)、そうやって逃げ回ってた。だから心を許している人は3人ぐらいしか居ないのは常に貫きたかった」
一貫してますね。
「だって、そういうことを言い出すとイヤじゃん。そういうのは何かイヤだっていうのを総称して川崎ノーザンソウルって言われてるって話もあるんだけど。なんか川崎北部だと傍観者入ってて一旗揚げようっていう気持ちが全く無いんだよね(笑)。それは不思議なことに。だけど本がちょっと有り難かったのはね、例えば『デヴィッド・ガバーフィールド』とかは世代を繋ぐ平和の礎というかさ(笑)、そういう感じもあってさ。人と人をいちおうつなぎ止めてくれるものではあるな、みたいな意識は相当あった。音楽ってやっぱりすごい聴いてくと、どうしても人と切り離すような方向に向かうことがあって。だから僕バリバリそっちに向かってるんだけどさ、本とか映画はそんなに沢山ないからさ、結構人とつながっていく方向におあってこれは嬉しいなあってのはすげえ思った」
それは面白い話だね。
「これは一貫してそうだけどね。そのガックリの15の夏以来というか、そういう文化に関わっている人を見てて特に思ったんだけど『俺たちの世代が今動きうつつあるのだ』みたいなのは変わらざるものとして10年間まったく嫌い。まあそこが『裸の大将』たる所以なんだけど(笑)、山下清をバリバリ発揮してるとこなんだけど。まあそういうのって愉しいし、平気でそうやって言っちゃうときもあるんだけど」
でも、たいがいは嘘だよね。
「ねえ? そんなに5年くらいとかで何かが動いてるとはやっぱ思わないもの」
で、音楽シーンとかはそういういい加減なウソ混じりのことをそれっぽく盛り上げる効果があまりにもあり過ぎるよね。
「たまたまここ25年くらいね。だからね、今も特に嫌いだよ。やっぱり『何言ってんの?』って思うことがある。まあ言葉遊びとしては愉しいし、ついやっちゃうこともあるんだけど。そんなオタクっぽい細分化っていうか・・・そうそう、高校の頃”差異”っていう言葉がよく使われてさ。それが僕はもう当時からヤだったね(笑)。それをあんまり理解しないで使ってる奴もすげえムカついた。『差異がさぁ・・・』とか酔っぱらって口にする奴が大っ嫌いだった」
ははははは。例えば小沢くんが哲学なりの本を読んでいってどんどん自分の中に体系を作っていくっていうのはすごくよく解るんだけど。でも、音楽に何を求めてたのかが逆に俺はわかんないんだよね
「音楽はただただ好きなんだよ。あ、音楽の話を全然してないからね。だから音楽はローリング・ストーンズが好きだったでしょう。で、結構一貫してヘヴィメタは聴かないで、クイーンは聴くけどっていう感じで。ギターっぽいものが好きでねえ。日本のだと憂歌団とかピンク・クラウドはカッコ良かったなあ。だけどバウワウとかラウドネスはもう勘弁してよって感じで(笑)。憂歌団が好きだったのは、そのあとにフェアグラウンド・アトラクションが現れた時にガッツポーズをとったくらい好きだったな。『ああ、憂歌団じゃん!』なんていう(笑)。だから、いまだにああいうギターを弾きたいし、好き好き。それにギターを弾くのってずーっと理由なく好きだから、こっそりポロローンなんて。あとね、いろんなコードが大好きなんだよ。当時、僕が高校生の頃は誰もそんな変なコードを使ってなくて、アズティック・カメラなんて『なにこれ?』みたいな感じだったんだけどさ。俺はバリバリそういういろんなコードが好きでさ。だから、別に誰に発表するわけでもないのにサラサラって曲が出来ちゃって。それは”おなかに棒を入れても戦車は帰ってこない”以来の流れとしてあるんだけど(笑)。音楽って理由なく愉しいものって感じしない? それでイギリス・インディーズの話になるけどパステルズとかソニック・ユースとかさ・・・ソニック・ユースって凄い好きで。あの『スター・パワー』っていうシングルが出たあたりなんだけど、もう部屋にソニック・ユースのジャケットを貼って『これだあ!』なんて感じでさ。パステルズはその弱い版で好きでさ」
(笑)。
「だから、それも山下清性というかね、ハックフィン性みたいなのを感じて好きだったんだけどね。で、アズテック・カメラとかペイル・ファウンテンズとか、オレンジ・ジュースがモロそうなんだけど。あ、もうオレンジ・ジュースなんだよ! オレンジ・ジュースとアズテック・カメラのファースト・アルバムの歌詞にすべてが書いてあったような気がする(笑)ようなノリ! やっぱりノーザンノリって感じですね。北のノリなんですね! まあ川崎内でのことなんだけど(笑)」
はははは。
「フリッパーズの美しい青春話をするけど、高校の時ウチで借りてきたオレンジ・ジュースのレコードをテープに録ってさ。それをうちの書庫にあったジャック・ケルアックのポスト・カードを僕が持ってて、それをうちの書庫にあったコピー機でがーっとコピーして、そこにオレンジ・ジュースのハートのマークを描いて、曲名を書き込んで小山田と二人で一本ずつ持ってたの。カッコ良くない? それはけっこう美しいなあ。でも、それもあいつに『嫌いだった』って言われるとなあ(笑)。けど、そんなことはなくて。ほんとにライターの人があれこれ言うから僕らもいろんなことを言うんだよ(笑)。しみじみと美しかったな、完璧にカッコ悪いけど(笑)。だって、どっかでブイブイならすとか渋谷のチーマーみたいなことは一切してないしさ。たまにドキドキしながらツバキハウスへ行っては『ああ、あれが藤井悟だあ』っていう」
(笑)。
「でも、カッコ悪かったなあ。オーケンの『グミ・チョコレート・パイン』を読んで『うんうん』って思ったのは、そういう一抹のカッコ悪さみたいなのをすごく感じるからかも」
バンドをつくるのは東大に入ってから?
「いや、僕が勉強をしてる間に小山田が『いやあ、なんかヘンな人から電話が掛かってきちゃってバンドやんだよ』って言ってピィーウイー60'sっていうバンドを始めるんだけど。テクノっぽいB-52'sとかそういうのと、その頃に僕らはバンド・オブ・ホリー・ジョイも好きだったんだけど、そういうのをミックスさせたようなちょっとテクノっぽいのをやってたりして。で、『受験終わったら、おまえ、入ってよ』って言うんで、入ったの。ロリポップ・ソニックは『バンドの名前付けたいんだよ』って小山田が電話してきて、『なんか強そうな名前がいいねえ』なんて話をしてて。で、たまたま僕の電話してたとこの目の前にロリポップ・ショップっていうアメリカのサイケ・バンドのレコードがあって、『ロリポップ何とかってよくない?』『ロリポップ・ライダーズ? 無理無理』なんて(笑)」
はははは。
「で、やっぱソニック・ユースかなあっていう安直な考えでロリポップ・ソニックっていう。それでロリポップ・ソニックに大学受験が終わって僕が入るでしょう。ギターは弾けたしね。そんで、ちょこちょこなんてライブやるうちにレコードが出ることになっちゃったんだけど。最初5人だったっていうのもあんだけど、もともとピーウイー60'sに僕が乱入してるわけじゃん。乱入っていうつもりはなく、お手伝いしますよっていう気持ちなんだけど。フリッパーズでレコード出すってなったら、僕がむちゃくちゃ複雑なコードに変えちゃうわ、けっこう話題を作るような歌詞は書くわ・・・まあ、あんな英語のくだらない歌詞なんか忘れたけど。っていうと泣く人がいるんだよね」
(笑)。
「そうじゃなくて、あれは美しい思い出としておこうやっていう。もうほんとあれは忘れたいって感じはするが、まあ美しい思い出でね。で、小山田がせっかく仕切っているとこに入って来てヘンにしちゃっているっていうふうにもとから居た人たちには見えたんじゃないかな。だから僕バンドの運営なんて全然イヤでさ、そういう人間関係はちょっとイヤで。『バンドでやっていこう!』なんて気持ちももちろん無いし。だからヤだなあって思って、小山田が交通事故で寝てる時にはほんと『やめよう」って思ってて。だけどそれと同時に、もしやるんだったら日本語でって・・・そういうふうにどんどん決めちゃうのが、たぶん他の人には気に喰わないんだよ。やるんだったら日本語でこんなふうにしてとかさ、もう『ソウルだ!』とか言い出してるしさ。へんなイタリアのサントラ買うのに凝ったりして、ヘンなほうを勝手に切り開いて、もともとのテクノな感じなんてもう全く無視して突き進むわけですよ」
はははははは。
「勝手だから、そういう人間関係うまくやるって非常に苦手だからね。そんなふうだから『ああ、なんだ辞めちゃうんだなあ』って思ってたんだけど、なんか小山田と『じゃあ、やろうかあ!』みたいなことに逆になっちゃって(笑)。ほんとに僕はバンドで身を立てるつもりは一切なかった」
東大へ行ってその後どうしようっていう職業的な野望はなかったの?
「全然考えてなかったけど。でも、わかんないけど、ていのいい小説家ぐらいんなってたかな(笑)。べつに作家になりたいとも思ってなかってけど、俺、ものを書くのは昔から好きじゃん。僕の高校時代のそういうのを書き散らしたノートは美しいよ! 全編リチャード・ブローティガンとかからの引用で成り立ってる。それで、だんだん歳とるにつれてハードボイルドが入ってくんのよ。ダシール・ハメットとかレイモンド・チャンドラーとかが好きで。感じとしては矢作俊彦なんだけどね(笑)。で、矢作俊彦になった山下清がどんだけタチ悪いかっていうのを如実に示すような、もう、無闇やたらに人をバッサバッサと斬って捨てるようなメモが残ってるよ(笑)」
(笑)。
「そんな調子だから、もう英語でちゃんちゃらなんていうのヤで、もう丸裸な日本語の歌詞で『俺の魂見せてやる!』なんて思って、もう勝手に書き始めてて。そうやって暴走してたの。だから、一緒にバンドやってた人にはほんとに悪かったと思うよ。で、小山田はほんとによく付き合ってくれたと思う(笑)。だってもうほんと超勝手で」
じゃあ、セカンド・アルバムからは小沢健二の暴走だったわけだ?
俺からもらった宇宙の素で
頑張り続けるしかないな。
自分とは何か?(ジブントハナニカ?)
世界とは何か?(セカイトハナニカ?)
他人とは何か?(タニントハナニカ?)
存在とは何か?(ソンザイトハナニカ?)
何を以って存在してるといえるのか?(ナニヲモッテソンザイシテルトイエルノカ?)
生きるとは?(イキルトハ?)
なぜ問い続けるのか?(ナゼトイツヅケルノカ?)
なぜ他者の痛みを知らなければならないのか?(ナゼタシャノイタミヲシラナケレバナラナイノカ?)
なぜ、自分は苦しまなければならないのか?(ナゼ、ジブンハクルシマナケレバナラナイノカ?)
なぜ、世界はあり続けるのか?(ナゼ、セカイハアリツヅケルノカ?)
なぜ、世界はあるのか?(ナゼ、セカイハアルノカ?)
宇宙はどうやって存在しているのか?(ウチュウハドウヤッテソンザイシテイルノカ?)
宇宙があり続けるとはどういうことか?(ウチュウガアリツヅケルトハドウイウコトカ?)
太陽はいずれ燃焼し尽くしてしまうのか?(タイヨウハイズレネンショウシツクシテシマウノカ?)
人は本当に老いるのか?(ヒトハホントウニオイルノカ?)
他者はどういった形で俺の前に現前しているのか?(タシャハドウイッタカタチデオレノマエニゲンゼンシテイルノカ?)
強さとは何か?(ツヨサトハナニカ?)
なぜ弱くなってはならないのか?(ナゼヨワクナッテハナラナイノカ?)
笑うと、時が止まるのは何故か?(ワラウト、トキガトマルノハナゼカ?)
なぜ、人は生きるのか?(ナゼ、ヒトハイキルノカ?)
なぜ、人は産まれ続けるのか?(ナゼ、ヒトハウマレツヅケルノカ?)
なぜ、嘘をつくのは苦しいことなのか?(ナゼ、ウソヲツクノハクルシイコトナノカ?)
なぜ、罪悪感はいつまでも罪悪感であり続けるのか?(ナゼ、ザイアクカンハイツマデモザイアクカンデアリツヅケルノカ?)
罪とは何か?(ツミトハナニカ?)
いつか本当に報われるときはくるのか?(イツカホントウニムクワレルトキハクルノカ?)
他者は本当に施してくれるのか?(タシャハホントウニホドコシテクレルノカ?)
痛みを知るのはなぜか?(イタミヲシルノハナゼカ?)
それは、他者に施されるため。
お前らは世界を四つ作ったらしいけど、
俺は世界内存在と自分の区別がつかなく」(セカイナイソンザイトジブンノクベツガツカナク)なってしまって、おかげで、自分という言葉は何なのか、哲学するハメになったぜ(オカゲデ、ジブントイウコトバハナンナノカ、テツガクスルハメニナッタゼ)。
胃袋(イブクロ)。
牛の胃袋は四つある(ウシノイブクロハヨッツアル)。
後生(ゴショウ)大事に抱えてたのね、
未来予想図(ミライヨソウズ)を。
よく考えたら、
幼稚園生並みのネーミングセンスだな。
ヘッド博士、か。
ヘッド博士(笑)
だから
五百回以上もヘッド博士を聞けたの。
次は呪術のかけ方を知りたいな。
それにしても原始的だね。
そっか、義伸が強いのは、
龍を栄養源(エイヨウゲン)にしてるからなのか。