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モチベーションは楽しさ創造から このページをアンテナに追加 RSSフィード



モチベーションアップは、仕事、職場を楽しくしていく事から実現します。
自分自身、リーダーとして、組織、会社、お客様へのモチベーションアップのヒントが満載です。

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2007-08-28 最も大事なライフハック術は戦略思考ではないのか?

最も大事なライフハック術は戦略思考ではないのか? 06:39 最も大事なライフハック術は戦略思考ではないのか?を含むブックマーク 最も大事なライフハック術は戦略思考ではないのか?のブックマークコメント

このブログでは、モチベーションやライフハックをテーマにしたエントリを中心に書いてきました。ライフハックなりモチベーションの目的は2つ。

  1. 生活や仕事を楽しくしていく、充実させていく
  2. 結果、仕事の勝ち組になっていき、豊かな生活を実現していく

そこでふと思いました。『一つ目の事は、ライフハックやモチベーション手法を実行できていけば、目先の仕事や与えられた仕事は楽しくできるし、課題もクリアできていく。しかし、2つめの目的を達成していこうとすれば、これらの手法を実践していけば結果、勝ち組になるかというと別問題だよな』と。




ライフハックは、経営に置き換えると、戦略実現を効果的に実行していく為のツール、戦闘ツールとなるものです。現場の戦闘を支援するツールであるライフハック術は、メチャクチャな戦略のもとに使用しても効果は薄いモノです。例えばミートホープのような会社で働く事という戦略を選定した中で、どんなライフハック術を行ったとしても、正直、成果はたいしたものは期待する事はできません。戦術、戦闘は、戦略が規定してしまう部分があるからです。そこで、今回は戦略思考の一部をご紹介。



私が、経営コンサルタント会社に入社したのが約20年前。その際、新入社員時にまず教わったのが、ドラッカーの「企業は環境適応業」という考え方。この考え方は、今でも通じる考え方だと思います。当時は、今よりはるかに業種区分が明確な時代でした。いわゆる産業分類というやつです。経営者の方も、「うちは製鉄業だ。」「花屋だ。」とかいう業種という固定概念に強く囚われていた時代でした。




そのような業種に囚われた人達に向けたこの言葉は当時の私にとって新鮮でした。「企業に何業もない。企業は、変わりゆく環境変化に適応していく、環境適応業でなければならない。そして変わりゆく顧客ニーズの変化に合わせて、顧客の創造を目的に経営を行っていかなければならない。」というコンセプト。



今でも、儲からない企業には「うちの業種は特別だ!」という古い業種意識が非常に強くこだわられています。しかし現在、利益を出している企業を見ればすぐ分かるのですが、業種の枠に囚われる事のないビジネス展開をされた企業だけが利益をだしています。例えば、トヨタ自動車。やっている事を見れば、古い自動車屋さんのやっている事とは違います。そうでなければ、プリウスなんか生まれてきません。自分の業種に誇りを持ちながら、他業種のノウハウ、技術分野への進出を図っていっています。


この環境適応業というコンセプトを実践し、、時代という波に乗って、事業ドメイン(自社を何業と規定するのかという定義)を変化させていった企業のみが成長・発展し続ける事ができていくのです。この事業ドメインは、産業分類で言うところの単純な業種ではありません。コアとなる技術、商品、ターゲットニーズを含めた形で事業ドメインは決定されてきます。例えば、ハンバーガー業界の中でも、モスバーガーとマクドナルドでは、事業ドメインが違っています。経営においては、このドメイン設定が時代や環境に合っていない会社が、どんなにIT化や人材育成といった戦闘部分に力を注いでも、結果はたいして出てこなかったりするのです。個人も同じだと思います。環境に合わない戦略を選択した中での、ライフハック術は、成果が限定されてきてしまうと思うのです。


では、戦略を考えるときの最も大事なポイントは、何か?まずは、「事業ドメインを時代に乗っていけるものにしていく」という事。高度成長期までは、日本という業界に属していれば、よほどひどい経営をしなければ、日本の成長率に合わせて多くの会社が成長できました。私が社会人になった時であれば、ドメインなんて感覚はほとんどなく、○○業界に入っていれば、いい加減な経営をしていても、その業界を選択しているという事だけで、ある程度の成長率は確保できていた事もあったほどです。成長する業界に属していれば、その業界の成長に合わせて成長していくという事。(その中で競争に勝ち抜くという事が条件にはなりますが・・)




これを個人のドメインに直していくと、

  1. 誰と仕事をしていくのか?その人達のどんなニーズを満たしていけるようになるのか?
  2. 何と運命共同体になっていくのか?
  3. 何をコアコンピタンスとして磨いていくのか?

という事になるのでしょう。


自分が一生懸命に努力して、何とかなるほど世の中は甘くありません。環境が酷すぎる状況の中での努力をいくら行っていても成果はそれほど期待できません。逆に、大した努力をしていないにも関わらず、周囲が自分を大きく育ててくれたりする場合も多くあります。波に乗れた選択をしたという事だけで、うまくいく人も多いのが現実です。




私達の多くの仕事は、他人及び他の組織との関わりながら行っています。いかに、成長していく個人、組織と一緒に仕事をしていくかは、ライフハック以上に大きな成果をもたらしたりします。与えられた環境を単に受け入れるだけでなく、私達自身が「環境適応業」になり、自分のドメインを成長していくものに定義しなおしていく、選択しなおしていく必要があると思います。




環境に乗っていく!「どの馬に乗るか?」という一つの選択。勝ち馬に乗る事の方が、馬の操縦術よりも勝つ秘訣だったりします。

個人においてもライフハックと同じくらい「戦略思考」も大事な話だと思います。視点を変えれば、「最も大事なライフハック術は、戦略思考ではないのでしょうか?」



勝ち馬に乗る! やりたいことより稼げること

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