Happy for No Reason


Marci Shimoff with Carol Kline
既に読まれた方も多いと思いますが、念のため。
第1部は真の幸福についてです。幸福とは物質的な豊かさではなくこころの豊かさで、幸福を感じる閾値=“happiness set-point”は思考習慣等により変えることが出来、外的要因に寄らず自分の内側から幸福になれるというものです。
第2部は幸福レベルを上げるための方法論で、7つのステップがあります。
・Personal power:P79の幸福をもたらすポーズをラジオ体操に次ぐ国民体操として職場に広め、日本から鬱を一掃しましょう!
・Mind:人間の思考はネガティブなものがかなりを占めており、ぐるぐる回っているだけなのでとらわれ過ぎない事。
・Heart:感謝、寛容、慈愛
・Body:栄養を取り、体を活性化
・Soul:内なる声に耳を傾ける
・Purpose:インスピレーションに従う
・People:世界人類皆兄弟
第3部は永遠に”Happy for No Reason”となるための方法についてです。
日本でも“豊かさ”や“幸福度”について話題となっています。世界第2位の経済大国になったはずが、失われた10年を引きずり閉塞感が漂っている原因はどこにあるのでしょうか?
本書は単に気の持ち方だけでなく、脳の思考パターンや運動との関連など、幸福感を生み出すためのサイエンス的視点があるところが説得力を持っていると思えます。政治家の皆さんに1冊ずつ配布してみては?