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2011-03-20

しごととおかねとエンジニア : 新卒準備カレンダー2011春

新卒準備カレンダー 2011春 : ATNDというイベントに参加させていただきました。

なんかちょっと、偉そげなこととか書いてみたいと思います。

とはいえ、他の方みたく魔法とかシリコンバレーとかかっこいい言葉はでてきません。すいません。

内容

エンジニアという仕事はどういうものか、金を稼ぐというのはどういうことかについて、これまで僕が経験してきたことを元に思うところを書き連ねます。

お前、だれよ

東 健太:@feiz といいます。

87年生まれの23歳、高専出身、こんな歳ですが社会人そろそろ4年目です。

「おめえほんとは0x23歳なんだろ」などとよく言われるおっさん顔です。

新卒ハタチで某携帯電話アプリ屋さんに入社し、ガラケーJavaが致命的に肌に合わず1年半で転職

現在は株式会社ビープラウドというところで、Python+djangoなwebアプリを書くなどしてほそぼそと生きています。

このイベントの4日目に記事を書いてる@tokibitoとは会社の同僚で、学校の先輩で、弟子みたいな関係です。

好きなひだまりスケッチキャラは宮子、好きなまどマギキャラはマミさんです。

1. しごとについて

なんのために

さて、エンジニアである我々が会社で成すべきことはなんでしょうか?

やっぱりエンジニアですし、最新技術を導入して、イケてる開発プロセスでもって、カッコいいコードを書くことでしょうか?

いいえ、ちがいます。

エンジニア至上命題は、「様々な問題を技術力などで解決してあげること」です。

技術力を駆使することは、その目的を達成するためのひとつの手段にしか過ぎません。

そこを履き違えて技術に拘泥すると、大抵ロクなことになりません。

最高のものをつくる<>妥協点を模索する

エンジニアのみなさんならよくご存知かと思いますが、いいモノを作るには時間がかかり、新しいことに挑戦するには時間と勉強をする努力が必要です。

そして、趣味のときはほぼ無限だった時間が、仕事ではいろんな条件(予算、納期、リリース日etc)で制約がかけられます。

時には悪態をつきながら非効率な方法で仕事を進める必要があるときもありますし、納得がいかない状態でもリリースしなくてはいけないこともあるでしょう。

そんな情況においては、適切な妥協と取捨選択をし、最終的に仕事を成功に導くのもエンジニアの重要な役目です。

妥協だけじゃ面白くない

かといって、ただ妥協するだけでは前に進みません。つまらない仕事をつまらないまま100万遍繰り返しても、つまらないままです。

ほんの少しずつでも、改善のための仕込みをしておいたり、自分がよいと思う手法を取り入れ、試してみるなどの工夫をすることが大切だと思います。

単なるコーディング能力も大事ですが、こういう仕込みが出来ることもまた重要です。

2. おかねについて

おかねはだいじだ

カネの話に抵抗感があるひともいるかもしれませんが、仕事するということはお金を稼ぐということです。

お金がないとごはんがたべられません。ろくな家に住めません。夏と冬に有明で札ビラをぶちまけて薄い本を買い漁ることもできません。

夢だけで飯は食えないのです。

カネが稼げないとどうなるか

上記のとおり、お金がないと生活に余裕がなくなります。生活に余裕がなくなると、新しい技術を勉強したりする暇もなくなり、停滞の泥沼にはまっていきます。

覚悟を決める 新卒準備カレンダー 2011春 - def __mopemope__(self, *args, **kwargs): でも書かれていますが、エンジニアである限り我々は一生学び続けなくてはなりません。

その学ぶ時間を少しでも多く、継続的に確保し続ける為にも、しっかりと稼がなくてはなりません。

また、当然ですがお金を稼げないと会社が潰れるか、さもなくばクビになってしまいます。大体は後者でしょう。ああおそろしい。

給料

お金といえばやっぱり給料です。会社に入ってから当面の間は、自分のもらう給料が一番意識する「お金」になることでしょう。

さて、この給料というモノは一体なぜ貰えるのでしょうか?

アルバイトであれば、働いた時間*時給で貰えるものだと決まっていますが、正社員に時給なんてものは存在しません。

では給料は何に対して払われているのか。

僕は給料を払う立場になったことはないので不確かかもしれませんが、おおまかに言えばその人が生み出した「価値」に対して払われている という認識をしています。

価値

横文字好きなサラリーマンが「バリュー」とか言ってる奴です。

価値とひとことに言ってもいろいろありますし、人によって解釈も異なると思いますが、いくつか例をあげてみます。

100万円の受託案件プログラミングを担当し、成功させた。
非常に分かりやすいです。大体ひゃくまんえんぐらいの価値がありそうです。
社内の開発フローを改善し、標準化して普及させた。
業務効率がアップすることは、大小に関わらず会社全体の役に立つことですので、価値あることでしょう。
知り合いの凄腕プログラマーを誘って入社させた
優れた人材を得るには多大なコストがかかるもので、そのプロセスを人脈の力で省略できれば会社にとって非常に価値があります。
電話を率先して取る(小さい会社限定?)
下らないことのように思うかもしれませんが、他の人達が業務に集中できる環境を作るという意味で、これも立派な業務効率改善です。

これ以外にも、いくらでも価値を生み出す方法はあると思いますし、何が価値になるかは仕事内容によっても、会社によっても違うと思います。

あなたの価値はおいくら?

一般的に、社員ひとりを1ヶ月養うのに月給の2倍ぐらいの経費がかかっているそうです。

ものすごく乱暴な言い方をしてしまえば、月給が額面30万円であれば、60万円ぐらいが「会社が1ヶ月であなたに提供してもらうことを期待している価値」ということになります。

そこで、「自分はその金額に値する価値を提供できているのか?」という視点から見ると、自分の働きがある程度定量的に評価できます。

とはいえ、新入社員である内は「今、価値があること」ではなく、「将来価値ある人材になるべくがんばること」が価値なので、あんまり考えすぎず、自分のやれることをやるのが一番でしょう。

ただ、意識しておくことは重要です。黙って8時間席に座っていればどこかから給料が湧いて出てくるわけではないのです。

まとめ

とまあ、なんか夢もキボーもありゃしないことを書き連ねてきましたが、いかがでしたでしょうか?

2行にまとめると

  1. 仕事においては「仕事の目的」にフォーカスを合わせて行動する。
  2. 自分がどういう価値を生み出せているかを意識する。

といったところです。


僕が最初の会社に居た頃は今書いたようなことは全然さっぱり全く意識できていませんでした。

Javaの会社でいきなりpythonを導入しようとして大反対にあい、ふてくされながらServletでWebアプリを書く毎日でした。

今思い返せばばかな奴だったなーと思います。実際結構怒られました。


プログラミングに限らず、趣味だったり好きなことだったりを仕事にすると、少なからずこういうジレンマにぶつかることがあります。

めんどくせー事考えずにやりたいようにやりたい と思ったことだって何度もあります。

トンチンカンな事を言ってくるお客さんだっていますし、予算や期間が足りなくてやりたかったことが出来ないまま終わることだってあります。

そういう障害を知恵と技術でうまいことかわし、可能なかぎりいいモノを、出来れば自分も他人も満足するような最高のモノを作り上げて価値につなげるのがエンジニアという仕事だと思います。

僕はこの仕事のそーいうところが、とても楽しいと感じます。

みなさんも、自分が楽しいと思えることで価値を生み出せるようなエンジニアになれるように頑張ってください。

僕も頑張ります。

本など

本を紹介するのがテンプレらしいので紹介しておきます。

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

id:nullpobug も紹介していましたが、僕からもおすすめします。

チームや会社やお客さんを動かすのはとても難しいもので、どんなに正しかったり良いことだったりしても、闇雲に主張を繰り返すだけではまず失敗します。

タイトルまんまですが、人を動かしたいと思ったときに、読んでみてください。

次回予告

次はid:kuenishiさんです。

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