断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

5/28の覚え書き

 今週もまた雨。梅雨入り早すぎですねん。
 二日ほど用事が立て込んだので更新が遅れました。

1部

 2回Kさんによるパラサイトブラッド・キャンペーン第二回。
 PCの周辺で無駄にポジティブさを発揮するNPCが散見されるようになるところから始まります。人物の豹変ぶりから精神操作が疑われるわけですが、なにぶんあまりに広範囲なので、原因が究明できません。
 女子校内恋愛話から、老朽化により廃棄の決定が下された名物の時計台が急に全面補修となることまで、共通性もなかったのです。
 しょうがないので個々に当たっていこうかとPCが腰を上げたところで、梟PCの前にて大学生による幼女誘拐事件が発生。悪魔憑きによる精神操作の技を用いて子供をさらうという、正統派なのか器が小さいのか、よくわかんない犯罪でありました。
 合流が遅れて冷や汗をかいたものの、何とか撃破。ここから芋づる式に原因が判明することになります。


 街の各所に発生していた精神操作能力を持った悪魔憑きは、駅前の『ノストラダムス動物占い』というぶっ飛んだ名称の占い師のもとを訪れ、そこで取捨選択の末悪魔寄生体を植え付けられていたのです。
 ここでショーテルのPCがGMへの質問権を用いたところ、ざっくり黒幕の居場所が発覚。強襲して事なきを得ます。
 実は、先の時計台の一件が、そこに設置された鐘を利用して大量にスレイブを発生させようとするドミニオンの陰謀と直結(PCによって調査済み)しておりまして。利用できなかったこともあり、大幅弱体化されたのも大きいでしょう。
 今回判明したのは、外部で組織崩壊したドミニオンのレギオンが入り込んでいたということ。また、ドミニオンに実験体として創り出されたNPCを、DUSTには秘密で、PCたちが保護することとなりました。
 この判断は今後の流れに影響を与えることとなるのでしょうか?

2部

 3回Nさんによるデモンパラサイト。短時間枠でした。
 少し前話題になった、某魔法少女アニメネタ。
 PCたちは全宇宙に魔法少女のリアリティ・ショーを届ける異星人。しかし、実績が今ひとつの瀬戸際社員です。実績あるケロちゃん先輩から、トップスターである金髪魔法少女を借りて、一発逆転を目指すことになるのですが・・・。という導入。


プレイヤー:「GM、魔法少女ってどうやって作るの?」
ゲームマスター:「契約結んだ相手に、こう注射器みたいなので悪魔寄生体を打ち込んでですね・・・」
プレイヤー:「ゆ、夢も希望もないのね。で、契約時に願いを叶えるとあるけど?」
ゲームマスター:「ああ、あなた方が自力で何とかしてください。お金関連なら本社に相談できます。でも一億とか到底無理なんで。あとですね、PCの“衝動"は“ストレス"と読み替えて使ってください。これは一切回復せず、全部埋まったら死にます。これ以外の理由も含め、死亡したら復活手段はありません」
プレイヤーたち:「・・・」


 そんな感じの妙にシビアなセッティング。
 登場NPCは、ことごとく某アニメのキャラクター・パロディ。それも、かなり嫌らしい方向(『なるたる』風味が混入していた、といえば説明になりましょうか)に。
 最初は、真面目に成功見込みのありそうな企画を考えたり、まともな形で契約を取ろうとしていた我々ですが、地雷だらけの人間関係にほとほと疲れ果て・・・。ふと、悪魔的振る舞いで接し始めたのです。
 プレイヤー4人中半分が、かなりナチュラルに白くて憎いあん畜生を演じることができたため、中盤からPCたちは外道に転じることになります。僕も深淵の魔族様演技の経験が無意味に生きて、脊髄反射でそれっぽい演技ができちゃう始末。
 結局、弱きものを生け贄にし、先輩を踏み台にするこで、我々は成功を得たのでありました。
 内容の酷さに笑いっぱなしでした。

3部

 突発Fiasco。サークルの方では初投入となります。
 前回と同様、Dragon Slayersを使用。
 プレイした時間帯もあってか、今回は『妖術師』『その弟子であるゴーレム使い』『そいつに肉ゴーレムにされた青年』『その姉にして妖術師の戦友である女戦士』というダメダメな関係が形成されました。
 実に4人中3人が吹っ切れた状態だったのです。自分は唯一の良心という、何故か前回と類似したポジション。


 ドラゴン討伐に失敗後、村人をだまくらかそうとするところまでは同じ。
 人間の盾としてブレス避けに村の若者を徴用したという設定がついたため、当然のように家族を返せと詰め寄る遺族。めんどくさくなったPCの75%は、村人を皆殺しにして、ため込まれていた宝物を奪い取ります。
 そのまま大陸の端に逃亡。そこで体長100mの超巨大ゴーレムを建造し、中央への侵攻を開始するのでした。しかし、沿岸部の街を襲っていたところ、ゴーレムの引き起こした振動から海底に潜んでいた古代魔導帝国の城が浮上。
 戦いの最中開かれたディメンジョン・ゲートにより、飛ばされた先は現代の東京。そここそが彼らの運命を決する地となったのでありました。


 一週する毎に話の規模がでかくなるセッションとなりました。
 プレイヤー的な心象は今ひとつだったようですが、それでも面白シーンが乱発された享楽的な2時間でした。

その後

 強雨を避けるべく2時間仮眠。
 起きた後も新人さんが残留されていたため、「モダンアート」と「王への誓願」に参加。
 若干雨が弱まった隙を突いて帰りました。