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2004-08-31

人質事件の影で複数の重大ニュース 06:18 人質事件の影で複数の重大ニュースを含むブックマーク

普段なら一面を飾ほどの事件がフランスでは人質事件でとんでしまっている。

今日一日でル・モンドから3件の臨時ニュース

イスラム原理主義者のインターネットサイトに12人のネパール人人質の殺害映像が発表(13時00)

Un site islamiste diffuse des images de l'exécution de 12 otages népalais détenus en Irak

イスラエルバスで二重同時テロ(14時13分)

Double attentat dans deux bus israéliens à Beersheva

モスクワで爆発。8人が死亡(19時3分)

Huit morts dans une explosion à Moscou

詳報は略。

臨時ニュースではないが、次のものも通常なら大きなニュースになったはずのもの。

パリのユダヤ教社会センターの放火事件で、容疑者を逮捕

Centre social juif incendié à Paris: un homme arrêté

(AFP) 21日夜から22日未明に起きたパリユダヤ教社会センター放火事件の犯行容疑で月曜日に拘束されたいた男性は、センターの元職員でユダヤ人であると、捜査筋から明らかなった。

(AFP) L'auteur présumé de l'incendie qui a détruit un centre social juif à Paris dans la nuit du 21 au 22 août, interpellé lundi matin, est un ancien employé juif du centre, a-t-on appris de source policière. (AFP)

もとはセンターの住所不定の利用者で、雑用と引き換えに住居を提供されていたが、責任者とけんかして首になり住居をとりあげられたのを恨んでとのこと。以前に、似たような放火のシナリオを描いて物議をかもし放送中止になった警察ものの連続ドラマのエピソードの一つがあったと思ったら、続報では、このドラマの筋書きが実際に犯人にアイディアを与えたかも知れないとしている。この連続ドラマPJ (司法警察)」が、現実に起きる事件と符合しているのはこれが始めてでなく、いつか紹介しようと思っていた。人質事件が解決して時間があればそのうち。

記者人質:最後通告期限を越しながら 05:15 仏記者人質:最後通告期限を越しながらを含むブックマーク

連帯の声明、解放の噂、不安が交錯する。

20時のTVニュース新聞ネット版の夕方の版では、アラブ諸国、さまざまなイスラム教徒団体の解放要求の声明を紹介し、この事件に対するアラブ社会イスラム教圏でのフランスへの強い連帯の声をつたえる。しかしこうした世論が、犯人たちにどれほでの影響力があるかまったく掴めないとする。特に、イラクのウラマ協会が犯人コンタクトをとれていないと発表したことは大きな不安材料になる。

一方解放の噂が現地では流れているらしい。現地特派員によると、二人が夕方には解放されるのではないかという噂も昼ごろには流れた。また今夜じゅうに解放されるはずが、「技術的問題」で明日の朝になっているとも。一方これらの情報は皆不確かであり、いずれにせよ何らかの情報を持っているはずのフランス外務省筋でも、進行中の交渉を損なわないために、余計なことを発表するはずはないと。外務省としては犯人とのコンタクトのためにあらゆる筋を動員しているが、もたらされる情報は玉石混交で、これの評価をしながら努力を続けていると説明。一方、ヨルダンの特別機が待機しているという情報も紹介された。

現地からのニュースで、2人のジャーナリストといっしょに行方不明になった運転手の男性の弟の声を紹介。1年間も2人といっしょに働いていた彼のことにも目を向けて欲しいと。

フランスの元内務大臣で政治の闇の部分を多く知っているシャルル・パスクワ氏−−議員特権を失って汚職容疑の逮捕状が執行され今ごろ牢屋に入っていると思っていたが...−−がFrance 2に出てきて、外交官のやる表の交渉と情報機関のやる裏の交渉についてしゃべる。両面交渉は必要だし当然今もやっていると。裏の交渉については、中東情勢、イラク情勢に詳しい、軍のロンド将軍が、情報機関チームのトップとしてイラク入りして動いているとル・モンドがすっぱ抜くが、軍はこの人の派遣について肯定も否定もしないというコメント。France 2には元情報機関の別の人間の話も。過去の例で言うと、裏交渉は金だけでなく、刑務所にいるテロリストの釈放などをカードにしたものもあり、後者のような裏取り引きの義務遂行は数ヶ月から数年のスパンで行われ、約束したからには守る(守らなければ報復が必ずくる)そうだ。

デモ集会はパリだけでなく、リル、リヨン、モンペリエなどの地方でも。テレビはスカーフをした娘たちが集会場のノートメッセージを残していく様子を写し、イスラム教徒の参加、連帯表明を強調する。パリでは、パリモスクで午後行われた祈祷会に、ド・ヴィルパン内務相とドラノエパリ市長が招待され出席。出席者には人質のマルブリュノ氏の家族も。ド・ヴィルパン、ドラノエ氏と、モスクの責任者でCFCM(フランス・ムスリム評議会)の議長のブバケール氏が祈祷会のあとに連帯を訴える演説。パリ市長の提案でパリ市役所の正面の上のほうには2人のジャーナリスト写真が掲げられている。

20時45に48時間24時間の最後通牒の時間がすぎるが新しい動き知らせは何も入っていこないと、AFPの最新ニュースが伝える。

記者人質 : 解放間近とアラブテレビ00:36 仏記者人質 : 解放間近とアラブ圏テレビ局を含むブックマーク

昨夜のビデオテープニュースから一挙にとんで最新ニュース

フランスメディアは、人質の解放間近とのアラブ圏のテレビによる報道を一斉に伝える(15h40 Al Arabiya)。ニュースソースは明示されず。政府関係者はまだ慎重。

情報は現在錯綜している。ヨルダンがすでに犯人たちとのコンタクトをとるのに成功したたというニュースが午前中が流れたが、一方先ほどのニューステレビ局アル・アラビヤの報道)の後で、イラクのスンニー派に権威のあるウラマー協会は、犯人たちと直接にコンタクトがとれていない、処刑に至ることを恐れる、とのコメント

記者人質事件: 新たなビデオテープ(30日夜) 23:40 仏記者人質事件:  新たなビデオテープ(30日夜)を含むブックマーク

最初のビデオテープの放映で予告された48時間が過ぎ、1時間半ほど経過したところで、アルジャジーラが、誘拐グループから送られたきたビデオテープを放映(フランス時間で22時3分)。

犯人イスラム・ヴェールを禁止する法律フランスが廃止するのにあと24時間の猶予を与えると。そして、ビデオの中でシェノ氏、マルブリュノ氏の二人は英語で次のように話す(前回はシェノ氏がアラブ語でマルブリュノ氏がフランス語で、人質になった事実を語っていた)。

マルブリュノ−−「私たちは、フランス国民、人命の価値を知るすべてのフランス人にたいし、ヴェールの禁止を定めている法律を要求する行動を行うよう呼びかける。私たちの生命は危険にさらされている」。

シェノ−−「シラク大統領と政府に対し、この法律を即時に廃止しすることでアラブ世界とイスラム教徒への友好を示すよう求める。フランス国民に対し、この法律に反対し、廃止を求めて行動するよう呼びかける。この法律は不公平で間違ったものだからだ。もしこれが廃止されなければ、私たちは命をその代償として払わされる危険にさらされている。これは時間の問題で、数分もあれば私たちは死者の仲間いりをすることになる」

フランステレビはこのビデオアルジャジーラで流されたている様子を一部伝え、上のコメントフランス語で紹介する。ビデオテープ人質が作製したそのままの通り全編放映しないのは、犯人たちの宣伝に荷担しないためと、France 2はコメント

前回のビデオの中では、誘拐犯たちは「フランス政府が要求に応えるのに48時間の猶予を与える」と言っていたが、人質の処遇について何も言及がなかったことから、犯人たちのとっている態度にやや楽観的な解釈もあったが、今回ははっきり生命の危機が本人たちの口から語られていて、不安が高まる。もちろん自作自演を疑うものはいない(笑)。

記者人質事件: 29日(日)夜−30日夜(月) 22:59  仏記者人質事件: 29日(日)夜−30日夜(月)を含むブックマーク

fenestrae 自身が窓なし仕事場で監禁されているあいだに事態がどんどん進行。前回の書き込みでストップしたところから。

29日夕方、シラク大統領は演説で、バルニエ外務大臣中東派遣に派遣することを明らかにしていたが、30日、午前2時過ぎにはバルニエはカイロ着。翌日からアラブ諸国の指導者の支持を求める外交行動に備える。その間29日10時過ぎには、パレスチナアラファト議長の 「パレスチナイラクの大義のために、人質は即座に解放されるべきだ」との声明を発表している。

30日朝、カイロでの記者会見でバルニエ外務大臣人質の解放を要求の声明。また、外務省の事務長官からアレジェリア大使の任命が決まっていたコラン・ド・ヴェルデイェール氏をイラクへ派遣し、イラク国内での外交交渉が始まる。

アラブ各国からの支援声明相次ぐ。在仏のアラブ諸国大使会議アラブ連盟といった政治的な公的組織、イスラム会議機構 (Organisation of the Islamic Conference)のほかに、多かれ少なかれ原理主義イデオロギーを信奉する諸組織、、モロッコイスラム運動グループ、ロンドンに本拠のある「イスラムモニター Al- Marsad Al-Islami」、イラクシーア派指導者、エジプトの「ムスリム同砲団」、レバノンに本拠を置く武装組織ヘズボラなどからも、人質解放を要求する声明。アル・ジャジーラも局として解放要求のコメント。この放送局人質事件の報道でこうしたコメントを出すのを始めて。

その他、国内外でさまざまな声明。ホワイトハウス、EUの外交代表のハビエル・ソラナ、ジャーナリスト・グループ。フランス国内で、いくつかの、参加者数百から数千程度の小、中規模デモ。イスラム教徒グループ、ジャーナリストグループも中心に。

沈黙を守っていたイラク政府の最初のコメントは、アラウィー首相の、現在のイラク政府を支援して戦わないフランステロの標的になるという趣旨のもので、フランス国内から批判。

48時間の猶予期間が過ぎ、1時間半後の、月曜日22時3分、アルジャジーラが、誘拐グループから送られてきた新しいビデオを放映。(続きは項を改めて↑で)

temjinustemjinus 2004/08/31 23:04 窓なし仕事場で監禁>お忙しいのだろうとは思っていましたが、、、いやいや、新記事を読んで安心しました。よろしくフォローのほど。

fenestraefenestrae 2004/09/01 05:44 前のRER傷害事件が、feuilleton franco-français だとしたら、こちらのほうはアラブ社会を横断するニュースで観察しがいがあります。これが国内の政治地図の中でどんな enjeux politique になっているかも興味深い。危機の際に国の内外で起きる波紋で観察できるものがいろいろありそうです。二人が早く無事に解放されてほしいものです。

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