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2005-11-19

fenestrae2005-11-19

中期的観察は前回の記事で一応おしまい。次のは宿題が大きすぎるので、三面記事で一休み。

催涙ボージョレ・ヌーヴォー 催涙ボージョレ・ヌーヴォーを含むブックマーク

グルノーブルでボージョレー祭で衝突事件 Affrontements à Grenoble en marge de la fête du Beaujolais (Boursier.com 18/11/2005)

グルノーブルボージョレー・ヌーヴォー祭で夜中に盛り上がった若者2000-3000人と機動隊が衝突。催涙弾も活躍。主役は、「移民」でも「郊外」の若者でもなくて、大学生たち。酔った者どうしの喧嘩による怪我人の手当てに駆けつけた消防署員と、ひょんなことから学生とのこぜりあいが起き、最後には機動隊が導入されたという。

騒ぎは例年のものというが、警察の過剰反応を指摘する声も。TF1のニュースサイトコメント欄の書き込みを見たが、「警察発表=マスコミ報道はうそっぱちで、学生たちは極めて平和だった」と、現場にいた学生からの書き込みもあったり、「機動隊導入はあたり前」と学生たちに憤るのもあったり。早慶戦のあとの乱暴狼藉のようなものに近いと思うが、それに機動隊がばらばらと駆けつけ、フラッシュボールや催涙弾をぶっぱなす世の中、そしてそれをあたり前と思う人が出てくるような世の中になってきた。

こちらはその時間、元学生フランス人相手に飲んでいたが、それに照らし合わせても、酔った勢い学生たちが何を話していたか、今年の今の特別の雰囲気、その盛り上がり具合が想像できる。

警察から群集に対し警告があった場合、何もしなくてもその群集内にとどまり続けるだけで、最大懲役三年の罪になると、警察の偉い人がTVで警告していた。しかし群集の中から逃げ出すのは難しいし、目立つとかえって危険だと思うが。日本人学生グルノーブルにいると思うが、お気をつけ遊べ。特に滞在許可証の更新手続きにとまどっている人は、不法滞在者として掃除されるかも。

ついでに。今度の一連の郊外の騒動の問題とは別に実は10月半ばごろ、「今大学高校の現場で起きていることは例年なら学生ゼネストに発展しかねないほどのもの。が、大学の学年制度大改定のせいで学生たちが振り落とされないよう必死なためか、それとも5月の憲法条約の件で疲れたのか、重苦しい雰囲気がただようだけで、大規模な運動がおきるけはいがないのが不思議だ」という趣旨の文を書いて、結局アップしなかった。このときはもちろん郊外の騒動が起きるとは思っていなかった。この、重苦しい雰囲気、しかし何か一触即発のような雰囲気については、「実感」として、遅くならないうちに項を改めて書きたいと思っている。

時局に鑑み不適切 時局に鑑み不適切を含むブックマーク

サルコジ、セシリア本の出版を止めさせる Sarkozy empêche la sortie d'un livre sur Cécilia(NOUVELOBS 18.11.05)

カナル・アンシェネの暴露。いろいろあって離婚進行中のニコラ・サルコジの奥さんセシリアサルコジの伝記本、11月24日発売予定だったのが、サルコジ内務大臣出版社社長11月9日内務省に呼びつけたあとに、発売中止になったという話。印刷もされ出荷するばかりになっていたという。「フランスで今起こっていることに鑑み、発売は不適切と判断した」とは、出版社社長の弁。内務大臣ノーコメント。続報多し。

法的にいろいろ困ることになると脅したらしい。その事実もさることながら、出版社のほうで、上のような口実が常識的に受け入れられると思われているようなその雰囲気が怖い。

そういえばこの二人の結婚式証人はTF1の親会社でもあるブイグ・グループ総帥マルタン・ブイグ(via Wikipedia)。ニコラ・サルコジの最大の宣伝媒体がTF1というのは、ギニョールでも揶揄されるくらい−−一部には−−周知の事実。あんまり首をつっこみたくない話なので、誰か書きません?

輸入から輸出へ 輸入から輸出へを含むブックマーク

テロリズム 脅威は深刻とニコラ・サルコジが警告Terrorisme: "la menace est sérieuse", prévient Nicolas Sarkozy (Novel Obs /AP 17.11.05)

内務大臣のことばではさらに、「われわれはカミカゼテロリストを輸入するだけでなく、今や輸出している On importe plus seulement des kamikazes, on en exporte」だそう。

郊外の騒動が収まってきて、あまり刺激的な映像がなくなってきたということでもある(←だんだん陰謀論感想になってくる)。

特にイラク戦争が始まって、原理主義者のオーガナイズでフランスからイラクへ「義勇兵」として行く者がいることは知られているが、今の雰囲気でこれが与えるメッセージは明らか−−「移民テロリストがこれまで来ていた。二世、三世が移民区域でテロリストに育ち外国で活動するようになった。」

暴動に参加したものでフランス国籍でないものを、正規滞在者まで、関連法律をほとんど無視に近い拡大解釈で国外追放と決めたが(外務大臣は反対。世論調査は支持)、国外追放になったものはどこに行くのか。効率よいテロリスト製造法。皆が「赤毛のダニー」みたいに追放先でぐれずにフランスを愛しつづけるとは限らない。

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