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2006-03-13

CPEの仏学生の運動、月曜になってさらに活発化。 反CPEの仏学生の運動、月曜になってさらに活発化。を含むブックマーク

CPE(初回雇用契約制)法に反対するフランスの学生の運動は、明日火曜日の統一行動を控えてさらに活発化。

日曜日にヴィルパン首相テレビニュースのインタビューに呼ばれて、説明を行ったが、学生のほうでは対話の姿勢がみられないとさらに反発する結果となった。

ブログでの情報交換についてはすでに紹介(下の記事)したが、大手のメディア NouvelObs でも毎日刻々の最新ニュースを伝える(ただし朝から夕方まで)ページがある。今日の雰囲気を知るために、そこから15時以降の動きを以下に紹介。

  • 15h20 Paris 数百人の高校生が6区にある医学部の建物に入り、大講義室で学生総会を行っているソルボンヌの学生の支持にかけつける。
  • 15h30 Paris UMPの事務局長 Brice Hortefeux が談話を発表−−ニコラ・サルコジ(党首)は「政府を全面的に支持」し首相に「忠実につきそう」ものである。
  • 15h35 Paris 経営者組合Medef参加最大組識L'Union des industries et métiers de la métallurgie (UIMM 工業・金属ユニオン) は、日曜日首相が提案した新しい「保障案」はCPEの有用性を高めるものと声明
  • 15h55 Bordeaux 800人以上の出席で行われたボルドー第3大学の学生総会は、CPEの撤回を求めて木曜日までの大学の完全閉鎖を圧倒的多数で可決。
  • 15h55 Angers アンジェの文学部・理学部の学生はCPEの撤回を求めて、両学部でのストの続行と学部閉鎖を決議。
  • 16h20 Renne レンヌ第2大学の学長は、月曜日の学生総会で挙手により行われ、正統性に異論が出ていたスト続行投票結果に対し、「深刻な事故、暴力的衝突を防ぐ」ため、無効の決定を下す。
  • 16h30 Paris 数百人の学生が高校生とともにカルチェ・ラタンでコース無予告のデモ。
  • 17h05 Evry エヴリ大学パリ郊外エソンヌ県)の大講堂で開かれた学生総会で大学の3つの主要な建物を閉鎖すると決定。
  • 17h10 Caen カン大学の学生約800人はCPEの撤回を求めて、ストの続行と、文学部・事務局の建物に引きつづいて理学部・法学部の建物の閉鎖を決定。
  • 17h20 Strasbourg ストラスブールのマルク・ブロック大学の学長は首相に対し、「CPEの維持を前提としない」、学生との対話の条件をとりもどすことを要請すると発表。
  • 17h55 Tours トゥールのフランソワ・ラブレー大学の評議会は臨時総会を開きCPE法案の即座の撤回を要求する動議案を可決。
  • 18h30 全国労働組合組織 CGTの運輸交通部門は同部門の組合員に対し、木曜、土曜に行われる反CPE統一行動への参加を呼びかける[→つまり交通機関のストの可能性あり]。
  • 18h35 Rennes レンヌの行政裁判所は、レンヌ大学でストによる大学閉鎖反対の学生集会に大学施設を提供することを拒否する学長の決定を取り消す仮処分決定を下す。
  • 18h50 Bordeaux ボルドー第2大学で800人以上の参加で行われた学生総会は圧倒的過半数で全学閉鎖を決議。
  • 19h00 Poitiers ポワティエ大学の評議会は、大学の正常化のためには、CPEの撤回とCNE[CPEに先立って去年導入された類似の雇用制]の廃止が必須という見解を占めす。

大学の学長レベル、あるいは教員・職員・学生で構成される大学の最高決定機関である大学評議会のレベルで、CPEの撤回を求める動きがでてきている。一般世論はどう動くはまだわからないが、大学レベルでは学生だけの運動をこえつつある。また、ストによる全学封鎖を主張する学生と、それに反対して授業を受ける権利を求める学生との間の対立も大学によっては大きくなってきている。今週は火曜日と土曜日に統一行動が行われるが、ここが一つの山。これより長引いてくると今年後期の試験にかかわるのでスト、大学閉鎖の続行はだんだんむつかしくなってくる。また統一行動への一般労働組合の参加のぐあいも運動の力を作用するだろう。

CPEブログ 反CPEブログを含むブックマーク

たぶんほかにもいくつかあると思うが、反CPE運動の学生たちの情報が集結しているブログ

全国の複数の学生が書き込み権を持っているようで、各地の情報を伝える記事を活発にアップしている。携帯でとったような動画あり。また、コメント欄で刻々情報が伝えられる。

大手のネットメデイァではネットでもはっきりとまだ伝えていないが、このブログによるとコレージュ・ド・フランス占拠中とのこと(月曜夕方〜)。現場から刻々報告あり。ただし写真はない。

コメント欄に「教師」と名乗る人の書き込みがあり、

アホなテレビ番組の力を借りて、若者の頭を麻痺させようする右派党の努力にもかかわらず、若者はマヌケではなく、だまされなかった。人々の社会的つながりをこわそうとするコンプレサーに抵抗する若者たちにブラボ!

これから、この意見がどのくらい共有されていくか、それとも学生バッシングが増えていくか。

翻訳中 翻訳中を含むブックマーク

猫屋猫屋 2006/03/14 16:33 fenestrae氏の当ブログ内容とはまったく関係のないことをこのコメント欄に書きたくはないのですが、ここに送られたモジモジさんのTB先について在仏人の一人として書きます。私はハテナ市民ではないのであちらのハテナ市民権はなく、コメント欄に書き込めませんので(なお、本文と関係のないコメントは不要、というブログ主の判断があるならこのコメント排除お願いします>fenestrae氏)
モジモジさんはエントリのひとつにこう書きました。
>全面的にイスラエルに非があると述べることだけが中立的でありえる。
★この判断をなす『主体』は一体誰なのか。またこの判断の基準となるものはなんなのか。また『中立的』とは『中立』とは別物のようですが何をさしているのか。
★また、フランスのイス・パレ報道は偏っているそうですが、具体的に偏った報道の例なり、また統計なりで裏とりがないと弱いと思います。
★では(ためしに自問するわけですが)日本での報道は偏っているのだろうか、いないのだろうか。また日本ではイス・パレ報道に関する裁判例などがあるのだろうか。同様な質問は他の国々メディアに対しても発せられるべきでしょう。
★私、日本でのイス・パレに関する(だいたいが正確で分析を含んだ国際報道自体が)一般メディアに極めてすくない印象を持つ。流れている絶対情報量が少ない場合とこちらでのイス・パレ関連報道量を比べた場合の非対称性は明らかなので、大げさに言えば、量がおおけりゃ偏る可能性大かもね、とも言いたくなる(これはま、冗談ですが)
★この問題をあつかうには、イスラエル建国時の事情からすべて拾わないといけないでしょう。ドクター論文レベルです。イス・パレ関連エントリは私には書けない。問題が大きすぎるし、私は歴史をそこまで読み込んでいない。fenestrae氏にしても、同じような懸念があって直接関わる文章を書いてないのだと私は推測するわけですが、こういった形での批判を受けることになったわけで、もうひとりに在仏者の意見を書いたわけです。まここっと氏の文章については、言うべき言葉をもちませんが。
★★友人の(世界中を回ってきた経験のある)イスラエル人と一緒に夕食したとき『収容所に入れられていたのはユダヤ人ばかりではなく、共産党・社会主義・ホモ・ロム・精神および身体障害者とかかなりいた』と言いましたら『猫屋は歴史修正主義者』ということになってしまった。イスラエル建国時のまたイスラエル国起源のこともそうですが、こういった人々(もちろんプロパレスティナ系の人々ともですが)と共存するこの国のメディア批判にはかなりの予備知識がいると思います。現在fenestrae氏が翻訳中の文章は、確かユダヤ系社会学者が修正主義者の位置に追い込まれたかの元本だった。ここからは、中東・中近東はすぐそばです。イス・パレ現地の両サイドにフランス国籍を持った、あるいはフランス語を話す人々が生きている。日本とフランスの距離と報道状況自体の『差』にまず配慮が必要だと思います。なお、日本に入る情報が少なすぎるし、あっても米国発のものが多すぎる。複数在仏ブロガーが時間をかけ力を入れてブログ書いてるのは、この非対称性がひとつの要因となってるわけです。
★上にも書きましたが、イス・パレ問題をネブロで扱う用意はまったくない(力不足のためです)こともあり、エントリには関係ないコメントですが、書いて投稿

猫屋猫屋 2006/03/14 16:50 まとめというか追加のひとこと、
非対称性といっても、
イスラエル(国)パレスティナ(人民)双方の軍事力および経済力の非対称性は、報道判断の非対称性には結びつかないでしょう。言語(報道)のもつ論理性事実関係性が言語のgage(担保)だと思う。残念ながらコミュノタリズム傾向がそれぞれのキャンプを孤立化させ、キャンプ同士の抗争に向かう傾向が世界中にあるわけですが、これにアナボコ空けたくて時間かかる外語読みして遠路はるばるエントリ書いてるひとりとしては、どうも居心地悪いですよ。空気読めとか言われても空気ちがうし(笑)。

bii28bii28 2006/03/15 04:48 この文章を読みたいと切望しておりました。どうかよろしくお願いいたします。

fenestraefenestrae 2006/03/15 06:23 猫屋さん、コメントありがとうございます。
私の考えは、別に記事で。
モランらの文章を翻訳中ですが、一字一句が慎重に選ばれた非常にバランスのとれた(笑)文章で、翻訳の推敲も気を使いますのでしばらくお待ちを。

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