いまいちの自家製「炸醤」

料理が好きというより、自分で何かを作るのが好きです。でも、料理教室など一切通ったことがない素人の私に失敗は日常茶飯事。

ネットの御蔭、作りたいものをほとんどネットで探せばレシピや作り方が沢山載せていて料理の本を買わずに作れます。ですから、私は作ったことがない料理を挑戦したいとき、すぐにネットで探します。でも、素質が悪いか、レシピのまま作ったけど、失敗や味はいまいちの場合、よくあります。シフォンケーキを作ったとき、何回も失敗してしまって、夫に沢山の「弾力があるケーキ」を食べさせました(ごめんね)。

最近、はまったのは中国の北方料理です。精密に言えば「北京料理」。北京料理というと、日本人は多分すぐ「北京ダック」が浮かびますが、それは一般的な家庭料理ではく、レストランで食べるもの。私は好きなのは「京東肉餅」、「酸菜白肉鍋」、「炸醤麺」(スープがない麺類)、「鍋貼」などなど、家庭でも食べられるもの。

でも、北カリフォルニアにいる華人のほとんどは広東系で、北京料理の店は一手で数えられる程少ない。食べたいといってもそう簡単に食べられないです。そして、スーパーで食材を買おうと思っても、北京料理専用のものは揃えにくい。しかたがなく、他のもので代用しかできません。この前、作ったのは「老北京炸醤」です。

「炸醤」を作るため、北京の「黄醤」を使いますが、ここでは手に入れないので、「甜麺醤」、「豆瓣醤」そして「日本の味噌」で代用します。レシピの通り作ってみましたが、味はちょっと薄くて、もの足りなかった。昔、父は「塩が足りなかったら香りだ出ないよ」といいました。確かに、塩は足りなくても後で醤油を付け、或いは塩を入れて食べるのは補う方法ですが、もともとの食材の香りを出すのは料理するときに塩を充分に入れないと、香りが出ません。今回の「炸醤」も多分「甜麺醤」か「豆瓣醤」のどっちか足りないから、味はいまいちだったかなと思われました。(炸醤を作るとき、塩と醤油は一切要らない)

麺類は私一家大好きなもの。特に禅はご飯と麺を選べるとき、必ず麺類を選ぶから、「炸醤」をまた挑戦し、香りがよく、美味しい「炸醤麺」を作りたいです。

来月日本に行って、北京からの友達にも会えるので、北京「六必居」という名店の「黄醤」を買ってきてもらうから、今度本場の食材をゲットしてから、また北京式の「炸醤」を挑戦しま〜す!