西武は所沢市内の球団事務所で居郷肇社長は最下位から猛追

 西武は所沢市内の球団事務所で居郷肇社長は最下位から猛追しながらV逸した今季を「中継ぎ陣が最初機能しなかった」と振り返った

 守護神候補として来季はシコースキーやサファテらと契約「補強はうまくいった来年は心機一転頑張ってくれるだろう」と期待を寄せた 阿部慎之助(33)が1億7000万円アップの5億7000万円で来季の契約を更改した際、某中堅選手はこんな感想を漏らしていた

「安くないですか? 首位打者と打点王の2冠を取って、正力賞も受賞した度重なる下半身の故障に苦しみながらもチームを引っ張り、原監督は『助監督』とまで言っている選手の間では、『6億円は軽く超えるでしょ』ともっぱらでしたからね渋いでしょ」

 大卒サラリーマンの生涯賃金の倍にあたる阿部の給料が「安い」とも「渋い」とも思えないが、チーム内ではこんなウワサ話も出たという
「今、松井さんの年俸を超えてはまずかろう、という判断が球団にあったんじゃないか、って話です巨人の歴代最高年俸は松井さんの6億1000万円(02年)背番号『55』を大田に明け渡し、巨人歴代最高年俸の“称号”までなくなったら、問題があるってことなんじゃないですか」

 この選手が言う、「松井さん」とはもちろん、米メジャー・レイズからFAとなり、いまだに来季の所属先が決まっていない松井秀喜(38)のこと「問題」とは、いまだにくすぶる松井の巨人復帰のことである

 8月1日にレイズを退団してから、自らの去就に関してほとんど何も口にしていない松井は、あくまでメジャー復帰を目指しているとされるしかし、獲得に手を挙げる球団は現れず、来春のキャンプに招待選手として参加し、そこから正式契約につなげるという道しか、現実的には残されていない

<厳しい招待選手>

 米国は22日から25日までクリスマス休暇だそれが終わると、これまで停滞していたFA戦線が再び動き始める1月1日は休日ながら、日本のようなまとまった正月休みはなく、移籍市場も一気にヒートアップ代理人はクリスマス休暇終了と同時に、各球団のGMと本格的な交渉に入る松井の代理人のアーン・テレム氏もおそらく同様だろう

 テレム氏は多くの大物大リーガーを顧客に抱えている「ツーカーの間柄」といわれるキャッシュマンGMのいるヤンキースを筆頭に、可能性のあるすべての球団に松井を売り込もうとするに違いない

 しかし、さる代理人関係者によれば「DH候補として名前の挙がったアストロズは、テレムと接触するところまでいかなかったキャンプの招待選手は若手にチャンスを与えるケースが圧倒的に多く、松井のようなベテランは実際問題として難しい」そうだ

 仮にどこかのキャンプに招待されたとしても、年齢とここ数年の実績(11年=アスレチックスで141試合に出場して打率.251、12本塁打、72打点12年=レイズで34試合に出場して打率.147、2本塁打、7打点)を考えれば、極めて苦しい

<ナインから「もういいでしょ」>

「そういう事情があるから、DeNAも楽天も松井にラブコールを送っているもちろん、古巣の巨人もそうです阿部の年俸額に松井への配慮があったのかは分からないが、松井がレイズを自由契約になって以来、巨人が水面下で積極的に動いているのは事実観客動員という点で松井復帰が大きな目玉になるのは間違いないでしょうが、球団の考えと現場の考えには温度差がある阿部に目をかけられている選手のひとりは、『何でいまさら松井さんなんですか? もういいでしょ原監督が“助監督のようなもの”と言っているように、今の巨人は阿部さんを中心にまとまっているそこへ、松井さんがやってきたら、阿部さんはやりにくくてしょうがない阿部さんも松井さんの去就を気にしていましたけど、そういうことだと思います』と言っていたそういう雰囲気の中で松井が復帰するのは、巨人の選手にとっても、松井にとってもプラスだとは思えませんけどね」(球界関係者)

 松井が巨人を退団してヤンキースに移籍したのは02年オフ当時の一軍メンバーで今も巨人に在籍しているのは高橋由、阿部くらいだすっかり若返った巨人ナインにしてみれば、松井も「過去の人」外野には今季最多安打の長野をはじめ、高橋由、谷、鈴木、矢野、松本哲、大田などベテラン、中堅、若手がひしめき合い、そこへ“大物”の松井が入ってくれば、ポジション争いを巡って余計な軋轢(あつれき)も生じかねない

 チームの結束、和を重視する原監督もあるいは、松井の復帰には気を揉んでいるかもしれない来年は心機一転頑張ってくれるだろう」と期待を寄せた時計通販来年は心機一転頑張ってくれるだろう」と期待を寄せたアルピナ 時計来年は心機一転頑張ってくれるだろう」と期待を寄せたIWC 時計