2004-02-28 桃子 Book 江国香織/文 、飯野和好/絵 『草之丞の話』と同じシリーズの絵本です。 これもなかなか良いものでした。冒頭、禅寺の僧正が立っていて、 「あれをごらんになってしまったのですか」 というようなこと言うところからはじまります。 山奥の禅寺にたずねてきた旅人は、ふすまの向こうに一人の僧侶を見た。 草之丞と同じく恋の話です。 江国氏の話は悪くないもののベストではない。しかし飯野氏の緻密でユーモラスな絵があると、ぐっと良くなる。コラボレーションの妙だな、と思います。 2003/6/28 few01