2011-12-19
ゼロ金利政策のメリットとデメリットと住宅ローン
短期金利をゼロ、あるいはそれに近い水準まで引き下げるゼロ金利政策は、日本だけではなく世界各国で行われた政策です。
そのため、当然そこにはメリットが存在しています。
メリットがあるからこそ、多くの国が一度は試しているのです。
ただ、その一方で、定着しているわけではなく、あくまで緊急避難的に適用されている制度であることも否定できず、そこには長期に亘って行えないリスクも存在しています。
住宅ローンにおける金利推移は、基本的には長期金利が規準となります。
ですが、ゼロ金利政策は無関係ではないので、この政策のメリット、デメリットを知っておくことは、住宅ローンの金利推移を見ていく上でも役に立ちます。
ゼロ金利政策のメリット、すなわちこの政策が行われる理由は、手軽にいえば「銀行倒産を防ぐ」というものです。
超短期の金利をゼロにすることで、各金融機関はほかの金融機関からの融資を受けやすくなります。
そのため、金融機関が資金繰りに苦労して倒産するという事態をある程度防ぐことにつながるのです。
要するに、ゼロ金利政策というのは、金融マーケットの危機を回避するための応急処置なのです。
よって、中長期的に行われるような制度ではありません。
短期の金利をゼロにするデメリットは、当然ながら金利による金融の資金調達ができなくなるという点です。
銀行等は、金利によって利益を得ます。
金利がなければ、その利益がストップします。
あくまでゼロ金利政策は、中小規模の銀行を救うための制度であり、その支援を行う金融機関がいつまでも泥を被るわけにはいきません。
よって、短期の政策となるのです。