小学校笑いぐさ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2016-06-24

ジェネレーションにギャップがない。

 小学1年国語、「おむすびころりん」。

 

K村「お話の最初に、“むかしむかしの はなしだよ”……って書いてありますね。

 みんなは、“むかし”ってどういう意味だかわかりますか?」

「わかるー!」

「しってる! ずっとまえ、ってこと!」

「そう! しょうわとか!」

 

 同年代の話だったのか。

 

2016-06-18

ピカピカの一年生(3回目)。

 ここ数年、低学年担任をやってるんですが、「あのね」カテゴリの記事が全然書けないのです。

 

「自分はもうメンタリティが摩耗して、勤務内容をおもしろおかしく文章に書く力が失せてしまったのかも知れない…」

 などと思っていたのですが。

 

 しかし先日、

 

A児「先生、この魚、骨がありますよ!」

K村「うんそうだねえ、実は魚って骨がある生き物なんだよ」

 

 という会話をした時に、

「あっ、この会話確か去年もした!」

 ということにはっと気づきました。

 

 なんというか、1・2年生を毎年見ていると段々慣れてきて、おかしなことを言っても平然と対応できてしまったりするのですよね。

 悪いことではないのでしょうけど、ブログの種にはならない。

 

 もう一度、学校生活を新鮮な目で見直してみたいものです。

2016-06-06

死神はどこから来るのか。

 ほんとに個人的な発見なんですけど。

 

 初読から30年近くたってようやく、「モモちゃんとアカネちゃん(松谷みよ子)」に出てくる「死神」が何を意味していたのか気づきました。

モモちゃんとアカネちゃんの本(3)モモちゃんとアカネちゃん (児童文学創作シリーズ)

 死神は、同書の中の「ママのところに死に神がきたこと」というエピソードに出てきます。

 

*あらすじ

 

 深夜、寝ているママがふと目を覚ますと、ベッドの足元に死神が立っています。

 

 ママは、悲鳴を上げようとして声を上げられないまま、

 

「儂のことを死に神だと思うておるね?」

「とうとうやって来た、と、思うておるね?」

 

 とか不気味なことを言う死神の方に、ずずっ、ずずっ、と引きずられていきます。

(台詞うろ覚え)

 

 で、もうだめだー、と思ったところで、アカネちゃん(生まれたばかりの赤ちゃん)が目を覚まして、「ウックーン、ウックーン、ウマウマ」とか声を出すと、死神はすっと消えてしまいます。

 そして、我に返ったママは、

「お腹がすいたのね、ミルクをあげましょうね」

 ……とか言って、アカネちゃんの世話を始めます。

 

*あらすじここまで

 

 小学生の頃読んで不思議だったのは、そんな恐ろしい死神が、なんで赤ん坊の声ごときで退散するのか、ってことだったのですが。

 

 ……でも、さっき気が付いたんですけど、この「死神」は、ママ自身の心の中にいるんですね。

 別に、黄泉の世界から来たのではなくて。

 

 夫婦関係がうまくいっていない(この後離婚するのです)こと、それが原因なのか体調もすぐれないこと、そういったことがあって、夜中に目を覚まして「生きているのが辛い」「何もかも捨てて楽になりたい」的な虚無感に襲われて。

 声も出せないまま、ずるずると死神の方に引きずられて行くのです。

 

 でも、子どもがばぶばぶ言い始めると、ひとまずそういう思いは頭を去って、何とか目の前の日常に対処していく……という。

 

 ……でも、それで死神がいなくなったわけではなくて。

 死神は、この後も何度も何度もママの元にやってくるのだ……というのは、その後のエピソードで触れられています。

(そして、苦しんでいるママに、魔女……「不思議な森のおばあさん」がくれたアドバイスが、「このままでは二人とも枯れる」ということなのですが……)

 

 ……まあ、だから何? と聞かれると困りますけど。

 

 ただ、「童話」ということになっていますけど、「モモちゃん」シリーズはほんとに深すぎだろう……と思います。

 

 最初、モモちゃん(長女。第一子)が生まれた頃は、「にんじんさん」「じゃがいもさん」「たまねぎさん」がお祝いにやってくる(「おいわいにカレーライスを作りますよ!」「まあ! モモちゃんはまだ赤ちゃんなんだから! カレーライスなんて、だめだめ!」)とか、ほんとにほんわかしたお話なのに、モモちゃんが成長するに従って、世界が段々現実寄りに変化していくんです。

 でも、飼い猫のプーは、相変わらず人間としゃべれるし、森の中には魔女が住んでいる……。*1

 あの不思議な感じ、ほんと大人にもオススメです。

*1:ふと気づいたけど、ドラゴンボールに似てるかも知れない。
最初は、村人に怖れられる牛魔王や、カリン塔には仙人が住み、天下一武道会には怪獣が出てくる、みたいな民話チックな世界だったのが、いつの間にやら神様の正体は宇宙人になり、ただのプロレスラーが「世界最強」と崇められるようになり……。

2016-05-14

読むたびに新しい発見が。

 一年生たちは、図書室の使い方を教わって、昼休みなどに借りに行くようになりました。

 学級文庫とは文字通りケタが違う数の本に目を輝かせていますが、その一方で。

 

A児「せんせー! この本かりてきた!」

K村「あ、“りょうりをしてはいけないなべ”じゃない」

A児「うん、こないだ先生がよんでくれたやつ!」

 

 こういうのもうれしいものです。

 

K村「そう、おもしろかった?」

A児「まだよんでないからわかんない!」

K村「……おもしろかったら教えてね」

 

 解せぬ。

 

2016-05-11

アルジャーノンに花束を。(四月六日)

 給食の時間中、ちょっと離れた席の子が、なにやら一生懸命話しかけてきます。

 

A児「せんせー、××××××××××……」

 

 よく聞こえません。

 

「外になんとかかんとか……」

 と言っているように聞こえるのですが。

 

K村「なになに? 今日はお外に遊びに行けるかって?」

 

 仕方がないのですぐそばまで行きました。

 

A児「あのね、そにてんてんつけると『ぞ』になるんだよ」

 

 …………。

 

K村「そうだねえ、よく知ってるね」

 

 濁点を勉強するのはこれからです。