下院

 当たり前のことだが、衆議院というのは、下院である。参議院が上院。
 日本の場合は、貴族院参議院がひいている。この意識は、かつては庶民でも常識。っていうか、貴族様の意識が庶民にはあったから。
 しかし、GHQはなにを考えて上院を作ったのか?
 その観点で憲法を読み直してもよくわからない、ということに気が付いた。
 日本国憲法の原文では、nationとstateが使い分けられているの、元来は、州法の上位として想定されていたのだろう。
 とすると、参議院というのは州に対応するはずのもので、たしかにその残存はあるのだろうが、庶民は貴族様を考えるからその代わりに有名人がくるのはそう変でもなかった。
 憲法上、立法面では、参議院は不要だ。だから、こんなものなくしちまえというのが持論だったのだが、州代表のように使えないものか。だめだな。
 それにしても、二院制といい、首相を公選にしない原理性といい、かつては、糞な仕組みだと思ったが、原理自体は悪くない。
 こうした憲法に込められた原理性が半世紀も理解されず、そして改正されようとしているわけか。とほほ。

salon Not fit to print

May 27, 2004 | When the full history of the Iraq war is written, one of its most scandalous chapters will be about how American journalists, in particular those at the New York Times, so easily allowed themselves to be manipulated by both dubious sources and untrustworthy White House officials into running stories that misled the nation about Saddam Hussein's weapons of mass destruction. The Times finally acknowledged its grave errors in an extraordinary and lengthy editors note published Wednesday. The editors wrote:

 ちなみに、こっから、例のNYTの謝罪記事へのリンクがありました。最初にこっちから嫁、でしたなぁ。でもないか、それまでリンボーの記事だったしな。
 で、この話。考えてみると、日本のようにジャーナリズムがジョークというのもいいことなのかもしれない。皮肉です。

WP Snow Holdings Reveal a Surprise

Treasury Secretary John W. Snow, who has helped lead Bush administration efforts to tighten regulation of Fannie Mae and Freddie Mac, unwittingly held more than $10 million worth of securities of those and other government-sponsored housing finance companies until recently, a Treasury spokesman said last night.

 そってどうよ?の世界だな。

WP A More Frequent Visitor

Greenspan also has a personal connection with Wolfowitz, whose father was one of the chairman's professors at Columbia University.

 うっぷす。まるで英語版週刊新潮だな。
 ほのめかしで書いているけど、よーするに、グリンスパンってネオコンの仲間じゃん、ってことだよな。

NYT The Times and Iraq

Over the last year this newspaper has shone the bright light of hindsight on decisions that led the United States into Iraq. We have examined the failings of American and allied intelligence, especially on the issue of Iraq's weapons and possible Iraqi connections to international terrorists. We have studied the allegations of official gullibility and hype. It is past time we turned the same light on ourselves.

 れいの、ごめんなさい記事。
 via munagurumaさん、THNX。

切隊 このごろカルロスゴーン率いる日産の状態がおかしくなってきている

 急激な成長がいかんかというとそうでもなく、ハンドリングさえ間違わなければ逃げ切れるのかも知れないが、このごろカルロスゴーン率いる日産の状態がおかしくなってきている。近場だと、アメリカの車両品質検査で4位から11位に下落。販売面でも無理なゼロ金利ローンの足かせがあるらしく決算発表でひっそりと除却してる。まあ、リコールとかアメリカでやっておったからな。これを立て直すべくカルロスがアメリカに逝くらしいが、良く考えたらアメリカでの品質変調もローンジング残高の急増もカルロスの指示で起こした問題だ。つまりは部品のコストダウンと車体製造の効率化を進めるあまり、ついでに品質も落としてしまったということであり、ここでカルロスがあの調子でさらに指導するというのはウイスキーの飲みすぎでアル中になった患者の喉にウォッカを流し込むようなものだ。何か間違ってないか。きっと気づいてないに違いない。カルロス〜、うしろうしろ〜、って感じだ。

 日本では下をどんどんいじめることができるけど、アメリカじゃなぁ。

多国籍軍 指揮権の所在不透明 仏露、「暫定政権に」主張

 草案ではまた、「各国」のほかに、「地域の安保機構」に連合軍支援を要請しているが、この「地域の安保機構」とは北大西洋条約機構NATO)にほかならない。
 イラクへの軍部隊の派遣に国内の反対が強い英国、イタリア、ポーランドなどが、NATOの枠組みでの派遣の方が国民を説得しやすい、と米国に訴えているからだが、仏独露ともNATO参加には反対しており、この項目の削除や修正を要求してくるのは必至だ。

 要は、NATOだな。

NYタイムズがイラク大量破壊兵器記事などで異例の釈明

 オリジナルはどこ?
 それにしても、こういうことろは米国ジャーナリズムは健全か。
 かくいいながら、私も踊らされていなと思う。
 追記ごめんなさい記事はめっかった。

毎日新聞 余録:「近ごろ武士道について盛んに論評されてきた…

「アジアは一つ」と声高に訴えた天心だが、日本の内面の美を静かに説く同著には今も心を打つ言葉が多い。たとえば茶道の奥義は「不完全なもの」を敬うことだという。それは「人生というこの不可解なもののうちに何か可能なものを成就しようというやさしい企てである」▲おりしも新茶のおいしいシーズンである。もっとも今の日本でお茶の「ブーム」といえば、もっぱらペットボトルの緑茶飲料の急伸に目が向かう。カテキンなどの健康成分が注目を浴びて今も新製品ラッシュである。昨年の消費量は5年前の約3倍になった。

 これも恥ずかしいこと書くよな。
 天心の見解を批判するのは野暮だが、茶といえば利休であり、利休が茶をどう考えていたかの心得をもってこそ、天心の言葉も理解できるっていうか、もともとあの本は外人向けで、現代日本人が外人になったということか。
 また、日本の緑茶がどれほど嘆かわしいものかも知らないとは。

毎日新聞 余録:天職

好きな仕事と高い収入をともに得られる人は幸運であろう。仮にどちらか片方でも、うらやましいことだ。だがもう一つ、英語で「天職」とは神様からの呼び出しのことなのを思い出す。自分のなすべき仕事のうちに、その遠くからの呼び声を聞くことができる人は幸せである▲心の内からあふれる情熱、なしとげた成果にふさわしい収入、目には見えない人の運命的な何か。人を仕事に立ち向かわせるそれらをしっかり踏まえ、自分がなすべきことを決めるのは、13歳の君たちがもう少し大人になってからだろう。

 うーむ。無教養なこと書くなぁ。
 最近、どうもオヤジの無教養が目立つ。どうしたことだ。大学教育を受けていない全共闘世代なのか。
 ちなみに正解は、「世俗的職業の内部における義務の遂行を、およそ道徳的実践のもちうる最高の内容として重視」(プロ倫)すること。つまり、今やっている仕事をきちんとすることが正しいと自覚することだ。コンビニのバイトでもしっかりやれば、それでいいのである。