宮台 右翼思想からみた、自己責任バッシングの国辱ぶり

 宮台、なんだが、これって、みなさん、マンセーなわけ? っていうか、切隊がほめているが…。追記 コメント参照のこと。「いろんな極論と原則論と現実論がごたまぜになってる」というから、バカにしているってことですね。
 基本的に賢い一言さんなんで、これに賛成っていうことで宮台レベルに上がる近道的なメモなんだが…うーむ。宮台ってベースでは小室ゼミの特訓を受けているわけで、そういう基礎力でなんとか生きているのであって、産出自体はそれほどでもなというか、同じく門下なら橋爪のほうが優れているし、っていうか、となると宮台っていうのはそれ自体がレトリックなわけだよな。レトリックに価値がないとは言わないが。追記0601 Kagamiさんのコメントによると、宮台は小室ゼミでそれほど勉強してねーらしい。そうかなという感じはある。数学弱そうだし。しかし、宮台にはさっと理解するさとい面があってそうしたのかという気もする。弁護する気はさらさらないが。
 個別には沖縄関連は、そうだよねと思うけど、今頃言うわけ?というか、逆に、あんた無知だったんだねという感じがある。ま、しかし、それで責めるものでもない。
 脱力なのは、↓ こーゆーのだね。

右と左の本義を忘れた戦後日本的な茶番は何に由来するか。一つは後発近代化国ゆえの 枢軸国的メンタリティ。ムラの外に出られない田吾作どもを大いなる国家へと糾合して一 挙に国民化を図ったファシズム的近代化のせいだ。むろん後進性の証。

 それを蒸し返す?
 吉本隆明丸山真男批判のレベルまで歴史が退行しちゃっているのだな。っていうか、うんこになってしまうのだけど、小熊英二とかでも、お利口さんなんだけど、歴史がフラットに学ばれていて、この半世紀に倒れた無名の多数の思想家の血のにおいがぜんぜんないんだよ。
 その血の臭いを嗅げば、いまさらに丸山でもないし、べ平連史観でもあるまい、っていうか、阿呆臭。
 まいったなぁ。
 は、反面、山形浩生みたいな、違うタイプの若い知性もあるから、それはそれでそういう弁証的展開なのか。(山形は歴史志向がないんだよな。それと、あれでもまだ中途半端にアカデミックっていうと偉そうだが…)。