吉本隆明が自身を詩人として許したのは、おそらく「記号の森の伝説歌」だけだろう。あれだけが、日本語のポエジーというものを持っている。
 さて、私は? え? 私が詩人だったかって?
 詩人というものが20歳以上生きていていけないと知った詩人はどう生きるべきなのか? そんな問いは成り立たない。生きるためには、詩人であることを捨てて、砂漠の商人になるだけなのだ。
 詩も書くことはなくなった。歌も歌わない。それで? それで、まだ私は生きている? いや、私は緩慢に死につつある。
 我が心は痛む…

My heart aches, and a drowsy numbness pains
My sense, as though of hemlock I had drunk,
Or emptied some dull opiate to the drains
One minute past, and Lethe-wards had sunk:
'Tis not through envy of thy happy lot,
But being too happy in thine happiness,--
That thou, light-winged Dryad of the trees
In some melodious plot
Of beechen green, and shadows numberless,
Singest of summer in full-throated ease.


     Ode to a Nightingale
     John Keats (1795-1821)

 あるいは、今、日輪は沈み…

Sundown dazzling day
gold through my eyes
but my eyes turned within
only see
Starless and bible black

Old friend charity
cruel twisted smile
and the smile signals emptiness
for me
Starless and bible black


     King Crimson STARLESS AND BIBLE BLACK

中国の電力不足、今年さらに深刻に

中国では今年第1・四半期に、31の省、直轄市自治区のうちの4分の3が停電に見舞われており、国内の工場は、国内の半分以上で停電が起こった前年に続き、今年の夏もエネルギー供給不足に悩まされるとみている。

福井日銀がここまで路線転換をするとは考えもしていなかった

 だと。

 竹中平蔵氏が金融相に就任し、木村剛氏が金融分野緊急対応戦略プロジェクトチームに加わったとき、その背後に存在した意図は、明らかに清算主義であった。しかし皮肉にも、それによってもたらされた竹中・木村ショックは、清算主義を完全に封印するように作用した。それはさらに、「デフレ克服」という大きなうねりをも作り出した。

 そーかなぁ。
 単に、米国の顔色伺いをしつつ、間接的なリフレをした、というだけじゃないのか。つまり、米国とのあうんだったというか、米国のインテリジェンスを結果的に仰いだと。
 てな、ことを書くと陰謀論に見えるか。別に米側が命令したわけでもなく、米側の内心はひやひやだったのではないか。韓国なんか、キレちゃったわけだし。

NYT Sunni Leader Accepts Iraqi Presidency as Green Zone Is Attacked

 考えてみると、最近のどたばたはシーアへの押さえ込みだったのか。
 米国の意向が通っていないというものでもないだろう。
 体制が沈静化すると、いよいよ石油問題となるのだろう。

屋内FM局開局、快適なのだが

 通販で買ったFMのトランズミッターが届く。しまった。FMバンドが75MHzなので国内FMバンドに合わない。が、とりあえず、添付のワイヤレス・ヘッドフォンでは聞ける。というわけで、屋内FM局ができる。
 マシンからの音がどこでも聞けるので、けっこう便利は便利。

OCN 11

965 :名無しさんに接続中… :04/06/01 01:18 id:VJE1gTye
現状インターネットと心中するしかない会社が、
どうしても必要な人間と部署を別の会社に丸投げするのはなぜなんだろうか?

 私は知っている。私の父が生前、私に言った。
 「いいか、覚えておけ。電電というのはダルマだ。手も足もないんだ。わかるか、業者を潰したら生きられないなんだ。」
 それが、今、NTTは手足をこき使っているのか。

イラクの原油輸出、1年で100億ドル超す・CPA発表

確認埋蔵量で世界2位を誇るイラク原油生産は今年3月、イラク戦争前の水準である日量250万バレルをほぼ回復し、国際市場への完全復帰に向けて歩みつつある。だが5月8日には、南部ファオ半島で石油パイプライン爆破事件が発生、安定生産の実現は治安状況の改善にかかっている。

 ってこと。

 イラク原油収入は現在、昨年5月の国連安全保障理事会決議に基づき、復興資金の受け皿機関である「イラク開発基金」に入りCPAが管理している。

 共同ともあろうものが下手な文章。これじゃ、CPA管理が国連決議みたいじゃねーか。

ところで少数派で困ったことってありますか

 面白い問いかけだと思う。
 私の場合、少数派以前に人生孤立しまくり…っていうか、ネットが使えるようになって、そうでもねーかと思うようになった。
 ま、そうした呑気な話はどうでもいい。
 問題は設定が逆で、困っているという原因が少数派である場合だ。難病とか。

産経社説 イラク主権移譲 恐怖からの自由定着を/カギを握る国際協調の構築

 しかも、米英はイラク攻撃で見せた軍事力を背景にリビアを核開発の無条件廃棄に追い込み、イランの核疑惑解明も進展した。さらに、パキスタンのカーン博士がリビア北朝鮮、イランに核技術を売り渡していた「核の闇市場」を暴いて、最悪の事態を回避した。同時進行のイラク攻撃がなかったら、リビアなどは核をあきらめなかったであろう。

 これは産経のラッパじゃなくて、普通の認識なのだがな。
 この構図をネオコンが描いたと言えるかまでは、はっきりわからない。しかし、世界は冷戦残滓から半歩前に進んだのは確かなのだ。世界認識を改めない思索者よ、滅べ。

毎日社説 参院定数是正 憲法違反の選挙を行うのか

 これは正論。

 今年1月、最高裁は01年の参院選について判断した。「1票の格差」は鳥取選挙区と東京選挙区で5・06倍に広がっていた。裁判官15人中6人が違憲判断を示し、合憲とした9人のうち4判事も「現状のまま次回選挙を行えば違憲の余地」と指摘していた。

毎日社説 サウジ襲撃 過激派のテロを憂慮する

 個々の認識では読売よりましだが、文章がめちゃくちゃ。

 サウジアラビア政教一致絶対君主制国家で、サウジ王室はイスラム教の中でももっとも厳格なイスラム復古主義ワッハーブ派に属する。「イスラムの原点に返れ」を掛け声に、社会の隅々までイスラム教の厳しい戒律の実施を主張する宗派である。

 このコピペみたいな認識はなんだろう。シーアやスンニに喧嘩売る気? それとも阿呆?

朝日社説 大学の新設――ウソを見破るには

 こうした補助金や助成を目当てに「大学ビジネス」をもくろむ動きは今後も続きそうだ。文科省自治体は脇を固めておいたほうがいい。

 大学を神話化しているのでは。大学ビジネスと大学は同じでは。

朝日社説 社会保険庁――こちらの抜本改革も

 税金も社会保険料も国民負担という点では同じだ。先行きは税と保険料を一緒に集める「徴収の一元化」をめざすのが適当だと思う。そのためには、税制の改革とともに、国税庁社会保険庁を統合することも考えながら一歩一歩改善していく必要がある。

 阿呆かと言いたいのだが、このあたりのパースペクティブが自分でもしっかりしていない。年金と税はどう違うのと言われて、すっきりとは答えにくい。国家というのを最小化するという感性からすれば、税にまぜものをしないのが原則なのだが。と、ふと思ったのだが、マクロ経済って基本的に大きな国家主義だよな。