finalventの日記

2004-12-29

米国の批評家・作家、スーザン・ソンタグさんが死去

 ようやく朝日で出ましたね。なんで遅れたのだろう?

60〜70年代はベトナム戦争反対の活動で知られた。その後、99年に朝日新聞紙上で行った作家、大江健三郎氏との往復書簡では、北大西洋条約機構(NATO)によるコソボ空爆を支持した。虐殺などの危険がある場合は、武力の早期行使もやむを得ないという、いま主流になりつつある考え方に沿ったものだ。

 「いま主流になりつつある考え方に沿ったものだ」とな、なんじゃ、そのコメント。朝日って底意地悪いのか。ちなみに、虐殺などの危険があるのにダルフール問題は世界的にスルー。

こちらの日記のほうが…

 極東ブログよりPVが上回ってみるみたいだ。それはそれでorzかも。

 ま、PV気にするとろくなことなし。

女性脅し売春強要、大阪の旅館経営者ら逮捕−−札幌中央署

 ちょっと古いニュース(12/9)だし、このニュース自体に関心を持つのではないのだけど、例えば、これってどういうことなのか?

 佐々木容疑者らは02年8月下旬、千歳市内で知り合いの女性2人に「お前らが暴力団関係者との関係を断ったせいで、借金400万円を背負わされた。体を売って借金を返せ」などと脅した上、宮崎容疑者の旅館で働くよう要求したという。宮崎容疑者は、佐々木容疑者らに現金400万円を渡していた。

 女性2人は同旅館の寮に住みこみながら、1日30〜40人の男性客を相手にしていたという。同旅館では01年末ごろから、常時約20人の女性が売春をさせられていたとみられ、月7000万円以上の売り上げがあったとみて追及している。

 これは暴力団が絡むという物語のスジだてて、ある意味で実社会からはおとぎ話として隔離されている。

 が、問題は、こういう旅館が特例ではないのではないか。つまり、暴力という話を抜けば、この枠組み自体は合法的に存在しえるし、実際のところ、存在しているのではないか。

読売新聞 12月27日付・編集手帳

 ちょっと古いが。

 トルコの人々は、よくコーヒーをたしなみ、訪れる人があれば、これを振る舞ってもてなす。そのことわざに、「一杯のコーヒーに四十年の思い出がある」と言う◆「世界ことわざ大事典」(大修館書店)は次のように解説する。「四十年とは長い年月の意味。ちょっとした親切も忘れられないもの」

 トルコの人は、コーヒーほとんど飲みません。

ニートについて

 Google Newsだと⇒http://news.google.com/news?hl=en&ned=us&q=NEET

 国際的にはニュースにもなっていない。というか、今日だと読売がトップに出る。

 Googleだと⇒http://www.google.com/search?hl=en&ned=us&q=NEET&ie=UTF-8&lr=&sa=N&tab=nw

 いわゆゆる日本のニートはひっかからない。

 「ニート」って日本ローカルな問題ではないのか?

 "Not in Education, Employment or Training"と略さないと⇒http://news.google.com/news?hl=en&lr=&c2coff=1&tab=wn&ie=UTF-8&q=%22Not+in+Education%2C+Employment+or+Training%22

 または⇒http://www.google.com/search?hl=en&lr=&c2coff=1&tab=nw&ie=UTF-8&q=%22Not+in+Education,+Employment+or+Training%22&sa=N

 英国で若干話題。

US author Susan Sontag dies at 71

 スーザン・ソンタグが死んだ。

 来日した米国の作家ソンタグ氏 複眼的にテロ問題を語る 読売新聞(2002.5.9)

 来日したソンタグ氏を囲むシンポ「この時代に想う、共感と相克」が、このほど都内で開かれた。同時代に向けて行動しつつ発言する氏の話からは、複雑で矛盾に満ちた現実を正確に語ろうとする姿勢が伝わってきた。

 ソンタグ氏はこの二月、批評集「この時代に想う テロへの眼差し」(NTT出版、木幡和枝訳)を刊行したばかり。建築家磯崎新氏、批評家の浅田彰氏、政治学者の姜尚中氏、途中から長野県知事の田中康夫氏も飛び入り参加したシンポでは、武力介入の是非が焦点となったが、〈常套(じょうとう)的な言辞や単純化と闘うのが作家〉というソンタグ氏の発言は、やはり複眼的だった。市民を巻き添えにした米の空爆、反対意見を排除する米の世論の画一性を批判する一方、反テロに的を絞った武器の対応なら正当化しうると語った。

 これに対して姜氏は、朝鮮戦争などを例に、「暴力的介入はトラウマを残す。介入しない方が長期的には秩序が生まれる」と発言したが、ソンタグ氏は「一般論で語ると中身が空疎になる」と応答。その上で、「見たことがない事柄については語らない」を自らの原則としながらも、「朝鮮半島のことはよく知らないが、ルワンダの大虐殺を考えると介入は必要だった」と述べた。

 シンポ後、「知らないこと」を想像する力の大切さについて聞くと、「想像力は大切だが、それは足りない知識を埋めるものではない。私の文学に大切なのは真実。基礎にある知識がしっかりしていなければ、その上にいくらものを築いてもダメ」と即答した。

桜坂の灯消えゆく ファンら惜しむ声

 沖縄の風景がまた変わる。

「社交街とつながって独特の味があった」。那覇市牧志、通称・桜坂にある桜坂シネコン琉映(1953年12月25日上映開始)が、来年4月に業績不振のため閉館することに、映画ファンや周辺の商店主らからは「残念」「ますます人通りが減る」など、邦画や個性的な作品の上映で多様な要望に応えてきた同館の姿勢を惜しむ声とともに、商売への影響を懸念する声も多く聞かれた。

Attacks in Iraq Kill 42 Following Bin Laden Tape

 陰謀論を採りたくないのだが、このところのビンラディンの露出は変な気がする。

 なにより「テロ」先が実際のところイスラム圏内にシフトしている。

 これって本当に「テロ」なのか。

散人先生 NHK:引きこもりニート・オタクが親を殺す……どうも農村にこんなのが多い

 先生の意見に異論があるというわけではない。

 ただ、この問題、つまり、日本の農村の問題だが…実際の生活感としてはなんともうまく表現できないものがある。ので、言うにはばかるものがあるのだが、日本の農村というか地方は、倫理的に荒れている。その荒れは性的なものにも現れているようだ。

The FCC Kids Zone Home Page

 "My name is broadband"とか言っていますが、「ぼく、ドラえもんです」が正解。

f:id:finalvent:20041229074218:image

 ⇒「ドラえもん」そっくり?キャラクターで物議 米連邦通信委サイト

本物のドラえもんはネズミにかじられて耳がないという設定だが、、ブロードバンド君は耳がある。

 いえいえ、本物のドラえもんにも耳のある話はありますよ。

今日の新聞各紙社説は…

 新幹線の話がなぜ社説に載るのかよくわからない。しかも内容もない。

 女性天皇については欧州の動向に触れるべきだろう。というか、天皇制を議論する人たちのアナクロニズムについていけない。敗戦時に伝統とやらの天皇制は終わったのだ。貴族制度を解体し、民間人の妻を迎えた時点で、天皇制とはわれわれの歴史の象徴ともなったのであって歴史の継続ではない。女性の宮宅だのなにを言っているのか、とんちんかんも甚だしい。日本には天皇がいればいい、そしてその天皇が日本の品性を表していればそれでいい、それだけのことだ。

 朝日のビラ話が醜くてナイス。SPAMと同じで、本来なら、受け取る承認のないものを押し付けるべきではない。このあたりのセンスが朝日というか左翼ってご都合過ぎる。

日経社説 「ゆとり教育」の転換と日本の学力

 馬鹿かね。教育の現場も知らないで偉そうなことを書くな爺ぃ。というか、教育とか医療というのは現場の下から支える部分が大きい。上から偉そうに書いても無意味ですらある。というか、こういうことを書く爺ぃの学力が不足していると思う。今の老人、教養なさ過ぎ。

 まず日本の教育は劣化していない。次に劣化している部分は危機的であり全人教育をするなら現状のゆとり教育はむしろ応急措置に過ぎない。

 抜本的な改革は現場のシステムを大きく変えることであり、それにはマネージメントの仕組みを変えることと、なにより少人数性にすること。一クラスは20人まで。そして、学校を開放的に解体せよ。少子化の日本に、あの軍国主義⇒生産主義の学校という箱がもういらない。学校とは場所でなく、学ぶ者、教える者のいるところが学校。

産経社説 女性天皇 幅広い議論を期待したい

天皇と皇室が日本国民が世界に誇る伝統であることを忘れず、その弥栄(いやさか)のために知恵を集めてほしい。

 なにが「弥栄(いやさか)」なんだろう。この外れたセンスがわからない。この言葉の過去を知らないわけもないだろうに。

毎日社説 旧橋本派 そして「繰越金」が残った

 あらためて社説に書くことだろうか。すでにこれは歴史の問題であり、むしろ、橋本派追い落としの裏を探れよ。

毎日社説 新行革方針 首相の口から決意を語れ

 タメ口だと思う。実際日本で首相が強くなれば独裁とか言われる。小泉にできることも限られているし。

朝日社説 ビラ――配る作法、受け取る度量

 朝日らしいいやらしさが出た社説。

 東京都立川市の防衛庁官舎のビラ配りで無罪の判決が出たばかりだ。検察は不服として控訴したが、ビラ配りひとつで何ともギスギスした世の中である。

 配る方は節度を持つ。受け取る方は度量を持つ。そうならないものか。

 そういう問題じゃないよ。SPAMと同じ。

朝日社説 女性天皇――実現は自然な流れだ

 普通の論調だが、なぜ英国を参照しないのだろう。

 皇位を継ぐ順序は、男女にかかわらず長子を優先するか、男子を優先して女子も認めるとするのか。さまざまな考え方がある。選ぶのは容易でない。

極東ブログ英国風に考えるなら愛子様がいずれ天皇をお継ぎになるのがよろしかろう

nonekononeko 2004/12/29 08:56 今の日本人は悩みが大きすぎるだけかも。というか悩む余裕ができたことでもあるなぁ。ただ、悩んでいると愛せなくなるみたいなことを神経症のお医者さんが書いていた本の目次だけを見て…。やっぱ、チョコだな。悩んだら、一粒。難しいのは、チョコを食べることを悩むことが問題を難しくするかも。あ〜輪廻。

IwaseIwase 2004/12/29 09:35 こんにちは。農村(地方)問題が興味深いですね。
散人先生は農村が金持ちだから問題を引き起こしてるんだと言っていますが、finalventさんのいう地方の倫理的荒廃ってのは何が原因だとお考えなんですか? 地方の人々の方が都市住民よりも倫理的であるという先入観は今でもあると思うんですが、確かに、全国的に耳目を引いた犯罪は、地方に多いですよね。

空楽空楽 2004/12/29 11:39  ご隠居さん(散人)は、テレビに田んぼや畑が映っていれば農村と思い込んじゃう方ですからね。
 新興住宅地のすぐそばには確かに田んぼや畑がありますが、それを農村と言えるかどうか疑問です。

 農村で農作業の実習をさせて、引きこもりの問題を何とかしようと言う動きがありますが、それなりに成果があるようです。

農・教育の懸け橋 □6□
http://www.tokachi.co.jp/kachi/03nou/5-6.html
 早朝から餌を与えてきた動物が、時に食卓に並ぶこともある。「子どもは初め悲しんでいるが、それゆえ食べ物の大切さが分かる」と森田代表。生活を通し、子どもは人間本来の営みを自然に学び取っているようだ。

kagamikagami 2004/12/29 11:48 前日のエントリの話題で恐縮ですが、死=涅槃は経験し得ることが出来るのでしょうか…。寂静に達せられるかということになるのかなと思うのですが…。死にうることの経験の生死の境界の最終線において、寂静は達せられるのでしょうか…。

finalventfinalvent 2004/12/29 11:52 nonekoさん、ども。「やっぱ、チョコだな。悩んだら、一粒。」って、そうみたいですね、特に、ヨーロッパの場合。なんか、ほんと、愛の薬っていう感じ。問題は…おいしいチョコ。

finalventfinalvent 2004/12/29 11:55 Iwaseさん、ども。これが難しいのでだと思うのです。まず、ざらっと書いてしまったけど、農村部というか田舎の倫理的な崩壊、という事象を、対称的に特定する必要があると思うのです。日本はそれなりに広いですから、明るい農村とかだってあるわけだし、ヤッシーみたいなうわついた言説も局所的にはなりたちます。…というのをとりあえず置けば、権威の崩壊、つまり、社会学的なアノミーなんだろうと思いますよ。

finalventfinalvent 2004/12/29 11:57 空楽さん、ども。ええ、それもわかるんですよ。沖縄に長くいたので知っている面があるのですが、都会の子をキビカリ(サトウキビ刈り)とかさせるのは、けっこういいんです。ところが、では、実際に沖縄の産業としてのキビカリはというと大東などを例外にすれば惨憺たるものです。対象の問題というのはあります。

finalventfinalvent 2004/12/29 12:00 kagamiさん、ども。この問題はちょっとkagamiさんだから言えるというタッチーな点はあるのですが、涅槃=ニルバーナは脳の仕組みだろうとはいう感じがします。ちょっと脳論にしては杜撰だし、また、輪廻の観点からすれば衆生は涅槃に至らないから輪廻するとも言えるのですが。ただ、その輪廻と対の涅槃は切り分けるなら、生の始まりと涅槃による終わりというのは、脳的な問題かなと思います。

IwaseIwase 2004/12/29 12:08 一部の地方でアノミーが生じてそれが犯罪を引き起こしているとすれば、都市部におけるアノミーの影響についてはどうなんですかね。
地方ほどのアノミーは生じていないということなのか、アノミーを埋め合わせる力を都市が持っているのか、地方も都市も状況は変わらないのに単に都市住民が自分たちのことを棚に上げている/気づいていないだけなのか。

finalventfinalvent 2004/12/29 12:36 Iwaseさん、ども。まず、「地方も都市も状況は変わらないのに単に都市住民が自分たちのことを棚に上げている/気づいていないだけなのか」は先にも問題措定での配慮として触れた重要な点です。まず、地方に倫理的な崩壊とみられる現象が特徴的に発生しているのかという対象措定の装置が重要になります。しかし、この問題は、おそらく、対象措定が可能なのだろうというのが私の経験と直感です。ですから、やや放談めくのですが、そこの設定域には戻らないとして話を進めるなら、都市部にはアノミーを防ぐなにかがあります。杜撰な言い方ではあるのですが、8年間漁村に住み東京郊外に戻り2年の経験的には、東京には連帯がありうるという驚きがあります。特に、昭和30-40年代の郊外都市以降にできた大規模マンションに代表される新しい、所得階層を限定した住宅地域では、かなりの市民的な連携があります。これは、従来は東京部では世田谷や国立などに見られたものです。と、言ってもあまりピンとこないかと思うで別の面から典型例でいうと、子供のサッカー・野球チームなど、学校外の組織運営が旧来のPTAとは違った側面を見せている点が面白いでしょう。このあたりは、まついなつきの子育て話などがわかりやすいです。西原理恵子のマンガなどにも見えてきています。ある意味で、農村部のアノミーは昭和30-40年代の郊外都市(多摩ニュータウンなども)と類似の傾向はあるのでしょう。しかし、東京近郊部では新しい連帯の模索はあるように見えます。それが農村的なアノミーを防いでいるというのとも少し違う面はありますが。ちょっと話を複雑にしがちですが、地方のほうがおカネが権威の象徴(見栄や贈答が酷い)として動いているのに対し、新しい都市部ではおカネはただのカネのようです。

空楽空楽 2004/12/29 13:20  ご隠居さんが言うところの農村オタクの私ですが、誠意があるかたには噛み付きませんので、ご安心ください。(^_^;)

>地方のほうがおカネが権威の象徴(見栄や贈答が酷い)として動いているのに対し

 これ、地方によってだいぶ差があります。私のとこはそこそこですね。

 田舎でも自治会の活動は熱心なところもありますし、そうでないところもあります。
 お役人は金を出すしか芸がありませんが、自治会自ら事業を行って、自治会で稼いだお金で集落の整備をやってるところもあります。どこでも、おカネはただのカネかも?
 以下ご参考に

「地縁団体」法人取得へ 串良・柳谷自治公民館
http://373news.com/2000picup/2004/10/picup_20041014_4.htm

補助金 起爆剤か 混乱の火種か
http://www.nishinippon.co.jp/news/katarou/reset/kiji/02.html

IwaseIwase 2004/12/29 13:30 finalventさん、興味深い話をありがとうございます。
「現代の一部農村部」「昔の都市部」「新しい都市部」のうち、最後の「新しい都市部」だけがアノミーを免れており、「現代の一部農村部」と「昔の都市部」のアノミーは類似しているというお話ですが、この2つ地域のアノミーの原因(とおぼしき要素)も類似しているんでしょうか?
たとえば、最後に「おカネ」の話をされましたが、「現代の一部農村部」と「昔の都市部」は補助金やら上京サラリーマンの給与所得やらで小金持ちになり「おカネ」への感覚(「権威の象徴としてのおカネ」)が似ているという含みがあるとか?
アノミーの引き金として所得(と金銭感覚)に着目されているんでしょうか?

finalventfinalvent 2004/12/29 14:26 空楽さん、ども。空楽さんのおっしゃられるところはわかるように思います。ちょっと迂回した言い方をすると、まず、前提に田舎(農村部が中心)にこの人々の規範倫理的な崩壊(特に性的な面で現れると思います)が特徴づけられるのか。次に、そうだとすると、それはなにが原因なのか。そして、それを修復なり再構築するにはどのような萌芽が見られるかという、仮に3つの段階があるとします。最初の段階で全然違うよというのはあるかもしれません。仮に今2つめの段階で議論するとすると、それはカネが原因なのか?あるいはカネに特徴的なものが現れているのか?という点になります。で、そこで補足します。私が疑問視しているのは、カネ自体よりもカネが権威の象徴として動くという点です。もちろんカネというのは実弾ですからそれによって権威が支えられている面はあります。しかし、権威はある種の流動的なシステムなのでそのシステムの循環としてカネが動いているか。別の言い方をすると、それの対極的なシステムを考えるといいと思うのですが、カネは互助的に出され会計システムが機能しているか? おそらく田舎ではカネは互助的に集合されるのではなく互助的に配分されるのだろうと思います。また、会計システムには闇があります(これは実経験があってぞっとしたことがあるのですが)。少し、論点を変えて、自治会なのですが、広義の自治会と、ある種のサークル的な自治会は違うように思うのです。例えば、大規模マンションに特徴的なのですが、自治会は地域自治会とは当然といえば当然ですが別の組織になっています。そしてそのなかで互助性をもってきています。

finalventfinalvent 2004/12/29 14:41 Iwaseさん、ども。ええ、「現代の一部農村部」と「昔の都市部」のアノミーは類似しているように思います。ただ、前者が後者の母体ですね。もう一つのキーワードは核家族化です。後者はこれで特徴付けられます。「昔の都市部」の住民はある意味で出稼ぎだった。そして昭和40年代ころまではまだ農村部に帰る幻想を持っていただろうと思うのです。しかし、現実には、「昔の都市部」で老いて子を失った、あるいはパラサイトを抱える核家族となってしまいました。そして、母体の農村部はまさに跡取りたちがさらに老人を抱えているだけです。類型的には同じかと思います。現代の都市部というのは基本的に個的な居住です。特徴付けるのはコンビニだと直感的に思います。コンビニがないと生きていけない人々…あるいは生活の基本部分がコンビニによって産業化している。これは、子供の有無や老夫婦といった切り分けではありません。社会学者がこう見ているのか自信はないのですが、核家族・コンビニというのはこれらの分化のキーワードに取り敢えずなるように思います(だからダイエーのようなスーパーマーケットは衰退した)。次にカネの動きで見ると、農村部は基本的には補助金なり権威側から互助的にカネが配分されます。昔の都市部はカネはある意味で嫉妬社会だったのではないかと思います。私がこれに属していたので思い出すのですが、この人々の女の子のある家はピアノなんか買っていました。嫉妬・羨望以外の理由が思い当たりません。そして、アノミーがあるとしてその引き金はなにか? 一つは農村部も昔の都市部も基本的に再生されないという点で衰退しているからだろうと思います。トートロージー的ですが。なのに既存の慣性は続き、さらに権威が浮いているからおかしなことになっているのでは? ただ、現実的にはこうしたアノミーは性行動に現れてくると私は思っているのですが、なぜその動きがそこに反映するのか…についてはこれもトートロジー的ですが、アノミーの対極の連帯ないし人への希求が倒錯しているからではないかと思います。ここはもうちょっと詳しく考えたほうがいいのですが。少なくとも、実際のところ少子化とかいいますが、子供を産む性的な人間の活動が都市部以外では維持できない、本来あるべき性の社会行動が社会構成に向かわないのではという気がします。もちろん、性倒錯ということであれば都市部のほうが個の幻想が広い分そうなのですが、たぶん、性倒錯者は人口比によるマイノリティだろうと思います。

namcomnamcom 2004/12/29 16:18 どうもです。
>トルコの人は、コーヒーほとんど飲みません。
えっ!
しらんかった(マジ
そう言えば「映画」のシーンでは観なかったかも知れない。
階級差というもの抜きで そうなのでしょうか。
たとえば「たしなみ」としての・・・。
とはいえ、民族としてのトルコ系といえば「風景」にコーヒーは見かけないです。
アラブとしてはコーヒーは「有る」と云うことでしょうかね?
う〜む、コーヒーも歴史というものを知りたくなります。
トルコ・コーヒーという場合は「日本語的」なのでしょうか?
あるいは支配階級にだけ”在る”ということでしょうか。

考えてみれば、騎馬民族(トルコ系)の一種と考えれば”茶”のような気がしない訳でもありません。

スープスープ 2004/12/29 16:22 私は地方の新興住宅地出身ですが、
(一軒家ばかりで公園や街路樹や学校は整備されているが金持ちはあまりいない感じ)
ピアノについて少し。私の周囲では、
ピアノはそろばんや習字などと同レベルの単なる習い事扱いでした。
また、ド田舎に住んでいた私の祖母はピアノを教え家計の足しにしていましたが、
特に羨ましがられたという話は聞いたことがありません。
昭和40年代の大都市はまた違った風景だったのでしょうか?

omshivaomshiva 2004/12/29 16:23 トルコ人は、チャイ(紅茶)ほど、コーヒーを飲まないのが正しいようです。トルココーヒーとは、粉末状にしたコーヒー豆ごとを水を入れて沸かしたもので、カップに注いだ上澄みを飲みます。ちなみにアラブではカルダモンを加えたアラブコーヒーを飲みます。トルココーヒーを飲み終わった後、カップを逆さまにして、ソーサーに載せ、カップの内側に着いた黒いコーヒーの模様で占いをし、話に花を咲かせたりします。

ソシトンソシトン 2004/12/29 16:38 Fanta面白すぎます。大笑いしました。
いつもTV見ない生活なのでこんなに秀逸な(プフ)連続コマーシャルがあるとは知りませんでした。
たまにはつまらん番組とか見たほうが、コマーシャルを見れるということでしょうか・・・

fiat luxfiat lux 2004/12/29 17:13 「地方」をイメージするのはそれが多様過ぎるだけに難しいですが、凶悪な犯罪事件なんかに関連した地方の荒廃といった時には、私の場合、本当の意味での農村地域というよりも小都市近郊をイメージします。例えば、人口4、5万、産業構成比で言うと1,5:4.5:4ぐらい。景観で言うと、大店法改正以後、幹線沿いの田んぼの中にションピングモールが出来て、古い駅前商店街は高齢者しか利用せずに休眠状態。たいていの人間が自分の車をもっていて若者は週末にはやはり幹線沿いにある飲み屋やカラオケ店で時間を潰す。実家を離れて郊外の住宅地に部屋を借りていて、コミュニティーにはあまり参加したがらない、人によっては孤立的な生活パターンをとっている、という感じでしょうか。見たことはありませんが、アメリカのサバービアに近づいているのかもしれません。村上春樹にアメリカのサバービアの恐怖について書いたエッセーがあったと思いますが、そんな感じです。共同体的なしがらみがだいぶ風化していて、どことなく取り残され感が漂っているこうした町を通り過ぎる時なにかしら不穏なものを感じることがあります。倫理的荒廃とか性倒錯の話はちょっと分かりませんでした。どちらかというとじりじりした奴が突発的に起こす犯罪という気がしますが。

anonymousanonymous 2004/12/29 17:17 都会に比べて農村の倫理規範が乱れているというのはどのような状況を指しているのでしょうか?特に性倫理については都会の方が乱れているという見方が一般的なように思うのですが。

summercontrailsummercontrail 2004/12/29 18:12 こんにちは。農村と倫理のお話、興味深い話題ですね。だいぶ放言っぽくなりますが、私の漠然とした考えでは、「都会と違って娯楽が少ない田舎では、セックスとギャンブル(とくにパチンコ)に走る」というようなところがあります。田舎のパチンコ屋はやたら豪華ですね。
 ……もちろんすべての田舎がそうではないでしょうけれど、実態としては目を覆うようなものがありそうです。そうした倫理的荒廃を正当化する論理もきちんと用意されているのが厄介ですね。いわゆる「正義感こそ迷惑」「あるがままでよい」みたいな言説の一部がそれだと私は思っていますが、このあたりfinalventさんがどう見てらっしゃるかもう少し教えて頂きたいところです。「アノミーの対極の連帯ないし人への希求が倒錯」は、まったくその通りだと思います。〈連帯ないし人への希求〉が倒錯せずに活かされればいいのになあ。またネットという要素がどう影響するかも興味があります。いい意味でのひまつぶし、あるいは文化的装置として機能すればいいのですが。

finalventfinalvent 2004/12/29 19:26 namcomさん、ども。この数年のトルコはEU向けにいろいろ変化しているのですが、それでもホテル以外ではコーヒーは飲まれてないと思います。高いのと普及してないからでしょう。かつてはトルココーヒーというのは有名でその名残はギリシアのほうにあります。というか、このあたりはちょっと旅した人はみんな知っていることなのにと読売余録さんに思ったわけです。

finalventfinalvent 2004/12/29 19:28 スープさん、ども。いろいろなケースがわかって面白いです。私の世代というと昭和30年から40年でしょうか、やはりピアノはけっこう大金でみなさん見栄で買っているなという感じでした。他にも子供に階級差が意味をもって反映しやすかったように思います。現在は階級差があるとしても、あまり子供間で目立たないような気がします。というか、目立つ子は別扱いされているのでしょうね。

finalventfinalvent 2004/12/29 19:30 omshivaさん、ども。お詳しいですね。カルダモンといえば、東南アジアでは別のを使っていました。ちょっと忘れましたが。とにかく香料を付けてしまうのですよね。

finalventfinalvent 2004/12/29 19:31 ソシトンさん、ども。いえいえ私も知らずに爆笑したくちです。実際の学生の見る先生ってあんなのかもしれませんね。

finalventfinalvent 2004/12/29 19:33 fiat luxさん、ども。「農村地域というよりも小都市近郊」ということ、ええ、その感じです。ただ、日本の場合、事実上の農村はない、または、自動車でその近郊が引き延ばされている感じはします(北海道とかは違うのでしょうが)。米国のような孤立感よりも、閉塞感というか、自分がつねに所定の価値評価されている世界のように見えますね。都会だと、個人は多様な世界で存在できますが。

finalventfinalvent 2004/12/29 19:37 anonymousさん、ども。「性倫理については都会の方が乱れているという見方が一般的なように思うのですが」、ええ、そう見られていると思います。このあたりは、実態についてある程度知ってないとなかなか言いづらい点があります。こう言ってみるとどうでしょうか。都会では乱れたように見える性倫理にそれなりの商用との関係でルールがある。田舎では、商用との関係が曖昧で権力・権威との相関になっている。と曖昧すぎますね。ちょっと言うにはばかるのですが、田舎のほうが売春が固定化しているように私は思っているのです。ちょっと言いづらいのですが。

finalventfinalvent 2004/12/29 19:40 summercontrailさん、ども。「倫理的荒廃を正当化する論理」ですが、うまく言えないのですが、昔の芸者遊び、二号さんといった感覚かなと思うことがあります。これも言うにためらうのですが、現代日本の旅館って事実上組織的な売春場と化していると思うのです。そこに団体で繰り出していくのは田舎の権威者たちなのではないかというふうに思います。このあたりは、その手の旅館の顧客系を洗うとけっこうシステマティックに見えてくるのではないか、と。

ソシトンソシトン 2004/12/29 20:45 どうもわからないのですが、強要されて売春する、というのが1:1で監禁状態ならわかるんですが、たくさんいて逃げれないものなのかどうかがわからないのです。
私がひねくれモノだというのは認識していますが、逃げるとかどうすれば逃げられるかとか考えるとかしないのでしょうか?オレオレ詐欺(さいきんは振込みでしたっけ?)も、何人でてこようが数百万振り込む人がいるのが驚きです。ちょっと考えればわかると思うんですが…。
でも私の携帯とかPCにくる、出会い系メールにはひっかからないかな?これも苦笑て感じですがね。
わからないですほんとに。

finalventfinalvent 2004/12/29 20:49 ソシトンさん、ども。ええ、ソシトンさんの発想されることはわかります。というか、自分なりが想像してもそうだろうと。しかし、現実は奇妙にずれているわけです。このような場合、現実の側に隠された構造的な仕組みがあるのだろうと推測します。振り込め詐欺にどのような構造?というツッコミもあるのでしょうが、私などは、老人が振り込みなどの操作を楽にできるということをこの事件で知りました。そういう実態があったのでしょうね。あと、対人的な詐欺だと、これは、相手はプロですから、ひっかりますよ。

kenjikenji 2004/12/29 22:02 どうも。売春強要事件へのご指摘について、現場の近所(といっても隣の市在住ですが)のものとしてちょこっとだけ空気を読まずにコメントさせて頂きます。『枠組み自体は合法的に存在しえるし、実際のところ、存在しているのではないか。』とありますが、実際、存在してます。所謂「新地」というやつで、大阪に数箇所、京都に一箇所程ある様です。それらの詳しい場所など、書いていいものかわかりませんので控えますが、今回の事件の現場などは大阪在住者には結構有名です。昔ちょっと法的な問題について調べてみましたが、旅館形式で、「店子との自由恋愛」という”言い訳”で合法となっていたようです。結構、深い歴史があるようで、色々な話を聞きます。なぜこの位置にあるかというと、軍隊の駐屯地があるからだ、と会社の先輩から聞いた事があります。それと、この現場以外の新地で、交番や民家が隣接してる場所もあります。昔、怖いものみたさで通りすがった事がありますが、非常に異質でした。詳しい歴史については後のリンク先をご参照下さい。ttp://osaka.cool.ne.jp/yukaku/his_osaka/his_osaka_01.htm個人的に気になるのは、なぜ今になって摘発されたのか、という事です。毎日の記事には「店子全てが強要されていた」という感じに読めると思うのですが、自発的に”就業”してる人もいるんじゃないかと思います。もちろん、そこで働く女性に聞いたわけでもなく、ただ通りすがった際にすれ違った女性の雰囲気から判断しただけですが。

kagamikagami 2004/12/29 23:44 スーザン・ソンタグは私が最も敬愛する人物の一人で…ショックですね…。彼女のような理想主義を胸に抱きながらの現場主義・実践主義、理想を抱きながら常に実践的な最善手と考える方法を実際に行動する、こういう人は、もう表れないのではないかと思います…。ベストではなくベターな実践を、ということを常に自らの身で示してきた人でしたね…。

kuroganekurogane 2004/12/30 00:21 空気読まず書きますがPV・・・
だってこっちは不定期更新なんだもん。
極東ブログは正午頃見て面白かったら保存、の一回だけ。

スープスープ 2004/12/30 01:45 大阪の「旅館」ですが、これはkenjiさんのおっしゃる通りで
吉原でいう「浴場」程度の意味しかないでしょう。
(厳密には、泊まることもできないはずなのでそれ以下か)
かなり微妙な表現をなさっているので判断しづらいですが
finalventさんのお考えのようなものとは少し違う話に思えます。
これは「暴力という話」が肝の事件ではないでしょうか。
ただ、
>暴力団関係者と交際するよう求められて断ると、(中略)
>女性は何の返済義務もない借金300万円を背負わされた。
この暴力がよく通用するのならば、同様の被害が多発しているはずで、
いまひとつ理解し難いところがあります。
特殊な例なのか、新聞記事が全容をぼかしすぎなのか。

あとこういうローカル情報を集めるには、
やはり2ちゃんねるなどが有益です。
さすがに経営者やブローカー側の話を拾うのは稀ですが。

finalventfinalvent 2004/12/30 07:26 kenjiさん、ども。とても興味深い話でした。ありがとう。ええ、そうだと思うのです。そして、この件についていえばある程度都市部なんだけど、いわゆる田舎へは、あのいわゆるスナックとかで緩慢に広がり、かつ田舎の権威と癒着しているという実態があるように思うのですよ。ただの性風俗というだけでなく。

finalventfinalvent 2004/12/30 07:27 kagamiさん、ども。ソンタグの件、同感です。これから知識人たちが何をいうのか、朝日のようなイヤミを出すのかちょっと見ものです。

finalventfinalvent 2004/12/30 07:29 はじめのさん、ども。公案の意図はなかったのですが…ところで双手相打っての答え書きましょうか…といいえいえ冗談です。今年もサリンジャーは出てこなかったですね。いつか膨大な続編が突如この世界に現れると信じるサリンジャー教の信者です、私は。

finalventfinalvent 2004/12/30 07:30 kuroganeさん、ども。なるほど。っていうか、いえ、そんなに見るほど内容ないよ…的なんですが…。はてなDはこういうちょこちょこ書きはしやすいですね。

finalventfinalvent 2004/12/30 07:32 スープさん、ども。この事件については「暴力」がキーワードだとは思います。ただ、こういうニュースっていうのの突出の奇妙さ…その背景の根深さの例のような感じでした。

TJTTJT 2004/12/30 07:48 トルコに嫁に行った人の話では普通にコーヒー飲んでるみたいですが。
管見ということでしょうか。

finalventfinalvent 2004/12/30 09:14 TJTさん、ども。あ、そうなんですか。いえいえ、そういうこともあるかもしれませんね。トルココーヒーでしたか? ギリシアから推測するにネスカフェと現地の人が呼ぶ、インスタントコーヒーかなとは思うのですが。つまり、EUがらみの輸入文化、つまり、トルココーヒーとかとは別では、と。

うみゅうみゅ 2005/01/14 10:15  知り合いのお年を召されたコンサルの方との意見のやりとりを思い出しました。今回の件の参考になるかもしれませんので、燃料投下。聞いた話をそのまんま。
「今、キャバレーって、ほとんど無いよな。でも知ってるか?最後までキャバレーが残っていたのはな、地方の農村だったんだよ。田んぼのど真ん中にでーんと御殿を建ててな、お姉ちゃんが踊って、中心地から演歌歌手呼んでな。華やかだったんだぜ。いまは、パチンコ屋になっている事が殆どだけどな。ああ、残っているところもあるけどな、そこは午前3時過ぎからホストクラブを経営してお金の足しにしているよ。」
「潰れた理由って何なのか心当たりはありませんか?」
「うるさい、ッて事と旅行が普及してもっと良い場所に行けるからだろ。毎週近所のキャバレーに行くよりも、月に一回中州に行った方が、九州全域から集めたもっといいお姉ちゃんがいるしな。海外にいって、国際標準のお姉ちゃんと遊ぶ奴もいるし。」

finalventfinalvent 2005/01/14 14:07 うみゅさん、ども。面白い話ですね。そう思います。いまでも昔ふうのキャバレーもあるにはあるらしいですが(池袋とか)。

最新コメント一覧