今日の新聞各紙社説は…

 成田北側延伸問題は朝日がなに言っているのかよくわからなかった。読売が読みやすい。しかし、この問題は現在重要なのだろうか。
 ガス田試掘許可問題については中国の意図を意図的に読み間違えている感じがするがしかたないだろう。コストに見合わないだろうが、そういう問題じゃないのだろうから。
 朝日の血液不足はなんか脱力する。この問題いつ爆発するのだろうか。

●日経社説 談合社会を変えるために

 パス。くだらね。

●毎日社説 人身売買罪 新法と意識変革で一掃を

 はげしく問題のポイントがずれていると思うが。

人身売買罪の制定を機に現実を直視し、性的搾取を一掃する機運を醸成していきたいものだ。

 じゃなくて、「や」の問題でしょ。

●毎日社説 ガス田試掘許可 けんかが目的ではない

 中国にすれば、現在進めている開発は日本の主張に配慮して中間線の手前で止めているのに、日本は中国のEEZ内で試掘しようとしており侵害行為だ、ということになる。
 だが、東シナ海EEZの境界は未画定である。日本が主張する「中間線論」と中国が主張する「大陸棚延長論」が対立しているが、国連海洋法条約はともに有効としている。中国の抗議に日本が「試掘権付与は日本の主権的権利侵害への対応だ」と反論したのは、条約のこの考え方に基づいている。
 中国は中間線の日本側海域での共同開発を提案しているが、日本は拒否している。共同開発をするにも、EEZの境界の扱いについて日中の合意が出来ていなければならない。東シナ海全体を対象にした共同開発は、ガス田が有望であるなら共通の利益につながる可能性はあるが、埋蔵量やコストの面で採算が合うことが前提だ。

 わかりやすいような肝心な点がぼけているような。
 いずれにせよ、中国の本音はこのプロジェクトに日本を巻き込みたかったというのだが、下手を打った。
 昔の中国ならこんな下手は打たない。江沢民って馬鹿だったなと思うが、大局的にみると賢い中国人を相手するより馬鹿な中国人を相手にしたほうが日本は楽なので実は今日本はその楽を選びすぎている。

●読売社説 [成田北側延伸]「早く完成し空港間競争に勝て」

国土交通省が、成田空港の暫定平行滑走路を北に延伸する方針を決めた。反対派農家からの用地買収を断念し、滑走路を当初計画とは逆方向に延ばす。

 ただ、暫定滑走路は未買収地の関係で誘導路が「への字」に曲がるなど、安全性に疑問が残っている。滑走路が北側にずれることで、管制も難しくなる。

 こちらの社説はわかりやすくてよい。

●読売社説 [世界遺産知床]「環境保全でも世界のモデルに」

 パス。くだらね。

●朝日社説 血液不足 献血離れに歯止めを

 血液を集めるために知恵を絞る一方で、医療現場での使い過ぎをただしたい。血漿(けっしょう)に含まれるたんぱく質アルブミン」は、かつて世界の消費量の3分の1を日本が使っていた。本来はやけど治療などに使われるのに、栄養剤としても使われてきたからだ。

 もうちょっと掘ると危ない領域だよな。

●朝日社説 成田空港 交渉の窓を閉じるな

 成田空港に2本ある滑走路のうち、暫定B滑走路と呼ばれている短いほうを北に延ばし、2500メートルにすることになった。実現すれば、4千メートルのA滑走路とともに、ジャンボ機の離着陸ができるようになる。

 わかりづらい社説だな。