無門関三十七 庭前の栢樹

趙州、因みに僧問う、「如何なるか是れ祖師西来の意」。
州云く、「庭前の栢樹子」。

 以前、これを解いたような気がしたが、さっぱり忘れた。
 あらためて眺めてみると、なーんだと思った。

無門関 二十一

雲門、因僧問、如何是佛。
門云、乾屎木厥。

 同じ。
 とても単純。
 ただ、これを一種のなぞなーじょのように解くのではなく、それが腹の底からわかるかというのはまた別のことなので、これがわかり切れば、なるほど、けっこう人は救われるものがあるかもしれない。