エラスポールについて

 ⇒「極東ブログ: 鳥インフルエンザとサイトカイン・ストームのメモ」へのコメントより

 日本で近年承認された薬剤でエラスポールというものがあります。古くはARDS、最近はSIRS(SARSでは無く)に伴う急性肺障害(ALI)と呼ばれる病態に対して効能効果をとっています。
 これは病因が何であれ(インフルエンザを含む感染だろうが外傷だろうが脳出血だろうが)全身の炎症反応が強すぎて肺の酸素化能が低下するときに、その進行を止める薬です。

 このあたりの研究は気になりますね。
 もちろん、鳥インフルエンザ猛威の対処として確立されているわけではないので、かなり注意して研究しないといけないけど。
 ⇒世界初の急性肺障害治療剤「注射用エラスポール®100」新発売のお知らせ