読売社説  [秋田長女殺害]「母親の凶行を見逃した甘い捜査」

 朝日よりはマシか。

 畠山被告の供述に、警察は「自分が作った記憶が混ざっている。意図的でないから真偽の判断が難しい」と指摘している。供述の信用性も含め、慎重な取り調べと裏付け捜査が欠かせない。

 これは重要な指摘だと思う。この事件を、どうしても他者はあるドラマとして理解する。しかし、これがドラマであるなら、脚本はおかしい。どうおかしいのかうまく説明できないのでもどかしいのだが。

畠山被告のように、「邪魔になった」と平然と語る母親が珍しくないことも重大な社会問題である。

 私は、たいていの母はそういう心理を抱えていると思うし、言える分だけマシという状況もあるだろう。