finalventの日記

2006-07-21

天皇の苦悩

 読んだ⇒孤流天路 - たかが天皇

 君主が立憲政においてどうあるべきかは、へぇと思うほど同意見なんだが、後半、天皇の苦労というところが、違和感というのでもないが、なんとも奇妙な感じがした。Mr_Rancelotさんとの歳の差かもしれない。というのも、私も若いころそんなふうに考えていたようにも思う。

 天皇はご苦労されたか?

 Mr_Rancelotさんの言われる文脈は正しく、庶民の苦しさに対して天皇は苦労されているわけではない。

 が、と。

 ここで「が」が出る。

 誤解されやすい言い方というか微妙なんだが、昭和天皇及び今上は私の君主なんで、現代日本において臣下という言葉は死んでいるし意味もないのだが、ある敬意の影のようなものは、臣下と君主の関係をおびる。その関係性の陰影では「苦労」というものの位相が変わってくる。

 こういう切り口に変えるとかえっていけないのかもしれないが、なぜ美智子妃はそこまで苦悩されなければならなかったのか。雅子皇太子妃にも言える。あの苦悩は、昭和天皇の苦悩と完全に区別されるものではない。

 人間が個人であり自由であるというのが最初の原則であれば、皇室の方たちをもっと解放してあげなくてはならないのだが、現実問題として、そういうことにはならない。というか、そうさせない現実だけが、日本の歴史の重みに耐えている、という現実がある。

 このやっかいな共犯というものが、日本を形作っているし、呪縛しているとも言える。あるいは、それこそが日本国民の国民を統合させている何かであるようにも思える。両義的なものだ。

 柄谷行人的に言えばそれが日本的な自然生成としての天皇制とかいう議論になるだろうし、浅田彰なら土人とか言うのだろうと思う。違うか。いずれにせよ、制度としての天皇制というふうに論じるのではないか。そう論じられることで、制度として言葉の像とされ思索されることで対象であるかのように見える。憎悪であれ、軽蔑であれ、近親感であれ、忠誠であれ。

 だが、私にとって、今の思索の課題は、「天皇制」ではなく、天皇が背負い込んだこの重たい共犯という、私の内部の関係性だ。その歴史性のどよんとしたリアリティだ。あるいは、優しいリアリティでもある。私は今上にこれっぽっちも私心を思わぬ。

 私にとっては、「天皇制」やあるいは個々の天皇、という対象措定そのものが、どこかしら欺瞞に思える。欺瞞というのは、そういうふうに分離できる「私」なるものを、私は信じえないことによる。

 ちょっと、むっかしい話っぽくなったが。

夫婦とか親子とかの活動

 今朝のエントリの補足みたいなものだが、夫婦とか親子とかの活動は明確に私的な領域なので、靖国参拝というのもそうすれば私人として明確になるでしょ、というのが一つ。

 もう一つは、靖国なりが意味を持つとすれば、個の関わりではなく、家族というか、親子の関わりの幻想の延長ではないかという気がします、ということ。

 また物騒なことを言ってしまうのかもしれないけど、靖国神社というのは「神社」という名前が付いているので神道ということになっているけど、これは、広義には儒教でしょう。貶めていうのではないけど、位牌置き場でしょう。だから名前が重視される。そして、儒教だからこそ中韓が理解というか誤解するのでしょう。彼らは鬼神を畏れるわけです。

 広義に位牌置き場というのは、位牌との関係で、それは個の関係とは違うのだろうと、これは率直にいうとなんとなく思います。以前であれば、位牌だから家長が代表でもよかったわけで、その家長が個人に見えるかもしれないけど、家長は家長。現代では家長で代表されるものではなく、家がシンボライズされるには、夫婦とか親子とかの活動でしょう、と思う。

 まあ、こっちのほうは強い意見ではないですよ。

 逆にいうと、国民という個の関わりのなかで、日本史が生み出した戦死者をどう追悼するかは、靖国の枠組みとはちと違うかなとも思います。

 へたれですが、いずれ強い考えではなく、私自身にしてみるとよくわからない。

 私の父は、その兄(私の伯父)がインパールで死んでいるので、折りあるごとに靖国参拝していたけど、私が連れらたのは子供のころではっきりとした記憶もない。そのあたりが庶民というものかもしれません。

 靖国に強い思いを持つ人にはそれなりの家の意味があるのだろうし、それはそれで彼らの勝手にする以外、現状の日本国法ではどうとなるものでもない。

ご支援ありがとう

 匿名のかたからちょっと大きめのはてなポイントをいただきました。ありがとう。

 アフィリエイトもご支援と思って、多謝。

 気にくわないこと私が書いていたら、通じるようにご批判くださいませ。

今回のサバトはキャンセルします。

 変な攻撃の気配を感じるので。

イレギュラーログイン

 気になっていたせいもあるが、ちょっと変な感じがするのをたまたま見ちゃったので。

 朝日⇒asahi.com:昭和天皇「私はあれ以来参拝していない」 A級戦犯合祀 - 社会

写真

 産経Sankei Web 社会 昭和天皇、靖国のA級戦犯合祀に不快感(07/20 16:00)

 で。

 この後から貼り付けたページが見たかったのだが。こういうことらしい。朝日のトリミングに注意。

f:id:finalvent:20060721105012j:image

 これは、考証が要ると思うが。

ブログサバト

 雨の被害が少なからんことを。

 ぶくまはあとでちょっとするかも。

日経春秋 春秋(7/21)

個人の名をあげて、親の心子知らずと指摘した上で、だから私はあれ以来参拝していない、それが私の心だと結ぶ。熟慮の末の判断、論理の帰結である。

 呆れて物が言えない。親子の関係の外から「親の心子知らず」と言えるような権威は存在しない。「熟慮の末の判断、論理の帰結である」ではなく、こんなもの私人としての内々の放言であり、宮内庁政治の一員であったというに過ぎない。

日経社説 昭和天皇の思いを大事にしたい

 「昭和天皇の思いを大事にしたい」ということはある、私人には。

 私人であれば、それはA級戦犯とされた私人と同じであるという意味において。

産経社説 富田長官メモ 首相参拝は影響されない

 天皇靖国参拝は、昭和50年11月を最後に途絶えている。その理由について、当時の三木武夫首相が公人でなく私人としての靖国参拝を強調したことから、天皇の靖国参拝も政治問題化したという見方と、その3年後の昭和53年10月にA級戦犯が合祀されたからだとする考え方の2説があった。

 富田氏のメモは後者の説を補強する一つの資料といえるが、それは学問的な評価にとどめるべきであり、A級戦犯分祀の是非論に利用すべきではない。まして、首相の靖国参拝をめぐる是非論と安易に結びつけるようなことがあってはなるまい。

 この部分に限定すれば正しいというか当たり前。

 ただ、国民の心情は変わるだろうし、それを止めることはできないだろう。

 昭和天皇を多少なりでも知る人は今回のメモには特に驚かない。

 というか、「昭和天皇独白録・寺崎英成御用掛日記」を注意して嫁。

毎日社説 昭和天皇メモ A級戦犯合祀は不適切だった

 先代の筑波藤麿宮司が棚上げにしてきたA級戦犯合祀を実行した松平永芳宮司に対して、親不孝だという強烈な批判をしている。「易々と」という苦々しい言葉は、A級戦犯を合祀しようとする人々に昭和天皇が反対していたことを示している。

 私人と公人が混乱の極み。

毎日社説 ポストデフレ 正攻法の政策で臨む時だ

 こんなこと書いていいのか。毎日だといいのだろうな。

読売社説 [A級戦犯合祀]「靖国参拝をやめた昭和天皇の『心』」

 これも呆れた。

 90年に公表された「昭和天皇独白録」の中で、昭和天皇は松岡元外相について「『ヒトラー』に買収でもされたのではないか」と厳しく批判している。

 寺崎資料がいつのまにか史実に転換している。なんということか。

 昭和天皇は、一貫して戦争を回避することを望みながら、立憲君主としての立場を踏まえて積極的な発言は控えたとされる。その立場から、戦争責任を問われるべき指導者の合祀に納得できなかったということだろうか。

 これは議論が矛盾している。「その立場」は私人であり、公的でない。国民は原理的にはそんなことはどうでもよい。昭和天皇はその公人としてのみ評価されるべきだ。もちろん、文学的な余剰というものはあるが。

 だが、靖国神社は教義上「分祀」は不可能としている。政治が宗教法人である靖国神社に分祀の圧力をかけることは、憲法の政教分離の原則に反する。麻生外相は、靖国神社を国の施設にすることを提案しているが、これも靖国側の意向を前提としない限り不可能だ。

 靖国神社には、宗教法人としての自由な宗教活動を認める。他方で、国立追悼施設の建立、あるいは千鳥ヶ淵戦没者墓苑の拡充などの方法を考えていく。

 「靖国問題」の解決には、そうした選択肢しかないのではないか。

 この締めは正論。

朝日社説 水害 過去の教訓に学べ

 一般論の凡庸さに終始しているのだが、この問題は過去からだけでは学べないものがある。

朝日社説 A級戦犯合祀 昭和天皇の重い言葉

 戦中の新聞を読むような幻惑を覚える。

 今回の天皇独白は今日の昭和天皇研究から見て、おそらく正しいだろうと思われるし(想定の範囲内)、そのことが国民の心理に影響を与えるのも間違いないだろう。

 だが、昭和天皇のお心はそのように私人としての思いを国民に伝えることで政治的な影響力を持ちかねないことを誰よりも禁じていた。彼は公人としての発言と私人としての発言の違いを知っていた。天皇は実質的な国政においてはただの飾り(より正確にいえばプロセスの確認)であり、実質的な政治的な力を持ってはいけない。これは戦前も戦後も同じである。国会の手順を踏み国民が開戦を民主的に決定したとき機関としての君主はそれを否定することができない。立憲政治において君主は民意を否定することができないという枠組みがある。

 このような資料(君主の私信)が出てきたとき、国民はどうするべきか。まず、それが私人の発言であることを明確に意識し、次に専門家にこの資料を鑑定させそれがどの程度史的な妥当性があるのかという評価を受け取らなくてはいけない。一般国民にはその真偽を知ることはできないし、それゆえに専門家・学者に敬意を持つ社会としている。

 それが公人発言ではないこと、もはや靖国神社は一宗教法人であることの意味からは必然的に、個人の内面での評価をするとしても、公的な議論とすることを慎まなければならない。靖国神社という宗教法人とその信者の信仰の自由を守らなくてならない。

 あえて飛躍した言い方をすると、靖国というのは伴侶を娶り夫婦と子供で参拝すべきものだ。小泉総理にそれができないなら息子と一緒に参拝すればいい。それでいわゆる靖国問題終了する。

trackstartrackstar 2006/07/21 10:11 はじめまして。いつも楽しみにして読んでいます。
どうも各紙、総裁選も絡めて、今回のメモで公的な議論をやる気満々のようですね。
先頃の三笠宮発言の時の朝日の論調が10分の1でも今日の社説に反映されているならば、朝日を見直そうかと昨晩から思っていたのですが…がっかりな朝になりました。

finalventfinalvent 2006/07/21 10:55 finalbenzaさん、ども。もしかして、昨日のfinalbentoさんと同じ人ですか? ご質問の「じゃあ、コイズミが首相の肩書きを記帳しての公式参拝で「私人としての思い」を国民に伝えることで政治的な影響力を行使することも、禁じなきゃ矛盾してるんじゃねーの? 」ですが、その質問の前提なのですが、そもそも小泉首相は靖国神社参拝が可能だと思いますか、不可能(禁止)すべきだと思いますか。つまり、首相だと信教の自由はないという議論になるのでしょうか。
 私は以前から言っているように、首相にも私人として信教の自由はあり、彼の参拝が私人か公人かが問われると思いますし、彼の態度は、司法の判断からみてもグレーだと思います。finalbenzaさんが司法判断より正しいとも思えませんし。私人として参拝されることが政治的な影響力を持つとすれば、それは両義的です。彼を支持する影響力もあり彼を忌避する影響力もあるでしょう。通じてる?

finalventfinalvent 2006/07/21 10:55 trackstarさん、ども。ええ、もう少し朝日に見識があるのかと思いました。

bow-whobow-who 2006/07/21 11:41 せっかくのサバトなのに大変ですね。まあ、ユダヤ教徒も、生命に関わる時は安息日規定に拘束されないですから。。。

FujisawaFujisawa 2006/07/21 12:08 >この締めは正論。
これは半分だけ納得。天皇が国事行為として内閣の助言と承認のもと国立追悼施設を訪れる。ここまではよいとして、天皇が私的に靖国神社を参拝するというロジックは存在するのか、が気にかかりました。公&私、公金の支出名目、宗教の主催者という側面、、、それから、相も変わらず論争を巻き起こすであろう朝日のようなメディアとか、そういう現実のこと。

finalventfinalvent 2006/07/21 12:13 bow-whoさん、ども。命には関わらないんですが、まあ、安息日の主はと。

finalventfinalvent 2006/07/21 12:14 Fujisawaさん、ども。「天皇が私的に靖国神社を参拝するというロジックは存在するのか」これは議論にはなりうると思います。ただ、過去、参拝しているという史実も含めての議論でしょう。あまり提起されてないように思うのですが、皇室がキリスト教に改宗していいかとかも、議論としてはありうるのですが。

FujisawaFujisawa 2006/07/21 12:36 さっそく、どもです。追悼施設の問題って、天皇の“私”を公的にどう定義するのかという問題かなぁと、常々思ってました。それって、天皇機関説的にはどうなるんだろうとか...。あと、議論としてはありえても、現実問題として、その議論に日本は耐えられないだろうなとか、今回の朝日を読んで感じてます。そうすると、ロジックでなく、“空気”になっていくんだと。

enemyoffreedomenemyoffreedom 2006/07/21 12:56 ま、でも色々と考えるヒントが出てきて面白いな、とは思います。いわゆる”天皇ご謀反”というか、民意(代議制による意思決定含む)と天皇の意志が対立したとき、象徴天皇制を支持する者はどうすべきか、とか。当然前者を支持すべきと思うのですが、一部マスコミや一部政治家はそう思ってはいないようですねw

EreniEreni 2006/07/21 12:57 どうも。妙な気配ですね。
finalventさんのこの問題へのスタンスは、両サイドから攻撃され得ますが、左側からの風向きがいよいよという感じで。これではまともな議論ができませんね。

finalventfinalvent 2006/07/21 13:49 enemyoffreedomさん、ども。ええ、こんなことを公的に言ったら日本史的には天皇御謀反ですよ。それにしても、右翼も左翼も民主主義の的だなと思いますね。立憲君主制そのものがいかんか言う?

finalventfinalvent 2006/07/21 13:51 Ereniさん、ども。案外このあたりで、finalvent終了かもですね。finalventは護憲・国立慰霊施設をの旗を死ぬまで放しませんでした、とか。

castlecastle 2006/07/21 14:03 私人と公人を分けるのは、心情的に理解できても政治機能的には無理なんじゃないでしょうか。公的な知識層に私人と公人を分ける仕組みがないように思いますから、心情的になんだかなァと個人として誰もが思っても、この天皇メモ論議は日本人では止められないでしょうね。

finalventfinalvent 2006/07/21 14:43 castleさん、ども。反論というのではないのですが、私は、この問題における公私というのはそれほど曖昧ではありません。宗教観的な問題かもしれないとも思いますが。まあ、しかし、私が浮世離れしつつありますね。

FeanorFeanor 2006/07/21 16:53 稲嶺知事がこんな発言してますね。
http://www.otv.co.jp/newstxt/news.cgi?mode=detail&code=20060721120062

himorogihimorogi 2006/07/21 17:13 というかですね、天皇独白のドサクサにまぎれて小沢一郎がまたトンデモな会見を外国向けにやったことの方が気になりますが。この一連の動き、どうも中国とリベラルの共同包囲網=戦前の中国ロビーの再現みたいで気持ち悪いんですけど。

curefucurefu 2006/07/21 17:28 そういやこの前も、小泉にプレッシャーをかけるために、某代議士さんが日経に怪しげな記事を載せさせたのですが、今回も出所は同一人物かもしくはその派閥の周辺人物だったりするのでしょうか。イマイチ情報が入ってこなくて良く分かりません。

finalventfinalvent 2006/07/21 17:45 Feanorさん、ども。あー普通そうでしょというのと、なんとなく、稲嶺一郎のことを思いました。

finalventfinalvent 2006/07/21 17:46 himorogiさん、ども。小沢さんがノリノリなのは持論だったというのもあるのでしょう。私はちょっとヒクなぁという感じですが。

finalventfinalvent 2006/07/21 17:47 curefuさん、ども。考えると、宮内庁が噛んでいるとしか思えないわけですが、……、しかし、なんか今回の事件、粗忽な穴がありそうな予感がしますが。

kinginsunagokinginsunago 2006/07/21 20:37 もしかして宮内庁内部の派閥闘争も絡んでいたりして…しかし今回の件でも小泉強運伝説にまた新たなページが加えられることになるのか?まあチャイナスクールが生残りをかけて仕掛けた策謀というオチだけは嫌だな(苦笑

finalventfinalvent 2006/07/21 20:56 kinginsunagoさん、ども。永田メールといった事態にはならないように思いますが、全体像が歴史学的に考察されないと、なんともなぁというか、直感的にはなんか変な感じはしますね。

usi4444usi4444 2006/07/22 00:53 >宮内庁が噛んでいるとしか思えないわけですが、
A級戦犯分祀で天皇靖国参拝復活への道を開こう、という思惑なんでしょうか。

biaslookbiaslook 2006/07/22 01:55 天皇は『分離できる「私」』というより『公が形を現した唯一の「私」』である、という考えはどう?

kechidakechida 2006/07/22 10:40 柄谷、浅田の段落にある「違うか」という断りは不要ではないでしょうか? 続く段落が無意味になってしまう気がします(私はほとんど理解できませんでしたが)。

finalventfinalvent 2006/07/22 16:23 usi4444さん、ども。具体的な配置がわからないと行けないけど、ちょっと違うかなという印象はあります。

finalventfinalvent 2006/07/22 16:24 biaslookさん、ども。ええ、そうかなと思います。ただ、西洋的は公は法かなと思うのですが、日本の場合、天皇は法ではないんですよね。

finalventfinalvent 2006/07/22 16:24 kechidaさん、ども。そうかもしれません。最近彼らの本を読まないので記憶が曖昧だったので。

biaslookbiaslook 2006/07/22 17:46 >天皇は法ではないんですよね
外国の王は権力だけど、天皇は権威だからね。

kechidakechida 2006/07/22 18:53 > 最近彼らの本を読まないので記憶が曖昧だったので
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20050820/1124543337

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