United Fishermen of America における魚屋の滅亡

 私はかなりの魚好きである。昔からジャンル、キュジーヌを問わず魚を食うことが好きだが、魚屋好きの方が年季が入っているかもしれない。
 待ち合わせとかで突発的に空き時間ができると、まず魚屋の前で時間をつぶすことを考える。住む所や勤務先を変えた時は、まず、テリトリーを確認する野生動物のように、近辺の魚屋を点検する。だから、通勤経路にある魚屋は、だいたいどのあたりに何のジャンルに強いかまで把握している。そういえば、沖縄から東京に出てきた時には、何より東京の魚屋が無闇に種類が多いことに肝をつぶしたものだった。いや、肝はつぶさないで上手に使うものだが。以下略。