読売社説  [GDP速報]「景気持続へ欠かせぬ消費の回復」

 企業部門の好調さが、次第に家計部門に波及し、景気拡大を支える。そんな政府・日銀のシナリオの実現が遅れていることが、一段と鮮明になった。

 マクロ経済学がぁみたいにぶいぶいされるかたもネットに多いのだが、家計部門、その消費を支えるのは予想生涯所得であり、つまりそれは基本的に長期の安定収入=安定した雇用あるいは労働市場に依存しているはず。そして、このあたりは私が経済学に疎いのだが、消費とは実質は不動産を意味しないといけないのではないか。
 若い人が「おうちどうしようか」「どこで暮らしをはじめようか」と家族のイメージを持つようにならないと日本という国のレベルでは景気の回復にはならないと思う。
 そしてそれは、もしかすると、もうダメなんじゃないか。