システム・スルー力

 ネタっぽい話なのだが。
 モスバーガーで遅飯食いながら、システム・スルー力について考えた。
 現在ブログでのスルー力というのは、なんというか忍耐力とか努力とか、ブロガーの資質や能力が問われているのだが、もっとシステマティックにできるのではないか。
 グーグルのPageRankはすでにそれほどの意味はもってないというか意味はあるけどSEO的にはそれほど直接の意味はないというか。ま、云々。いずれにせよ、ああいう理論化できるスルー力だ。あるいは黒木ルール・バリエーションの数学的モデルというか。
 で、システム・スルー力なのだが。単純に言うと。

  • ブログを持たないコメンテーターは原則してそのままスルーしてよい
  • ブロガーからの言及はシステム・スルー・スレッショルドで計る。

 ほいで。システム・スルー・スレッショルドだが。

  • 所定PV以下のブログはそのままスルーしてよい(スルーしたほうがよい)
  • ブログ成立の日が浅いブログはそのままスルーしてよい(スルーしたほうがよい)

 問題はその定数だが、PVは1000位か。日数はさきほどは1年くらいとしたが6か月くらいでよいか。そのあたりがちょっとわからない。
 現実のブログの状況からすると、システム・スルー力の課題はあと3領域ある。

  1. クラスター・ブロガーズ
  2. 掲示板(実際には2ちゃんか)
  3. ソーシャルブックマーク・コメンツ(実際にははてなブックマークか)

 で。
 クラスター・ブロガーズは実質的には同じイデオロギーで統一されていてその外部出力配分や内部権力構造が整えられているグループ。これらは、総力でPV2000くらいのブログをつぶす力を持っている実質上のブログ言論封鎖権力。なので、こういうのこそ、システム・スルー力でスルーしたほうがいい。このグループのタイピングも工学的に可能ではないか。
 掲示板についてはさらに強力。ただし、クラスター・ブロガーズとは違い、基本的にはネットイナゴなのでコアの扇動を見極めればそれほどの力はないというか。それでも、こいつらは総力でPV4000くらいのブログをつぶす能力を持っている。この場合はシステム・スルー力の発言としてはコメント・トラバの一時閉鎖はやむをえない。が、本質はイナゴなので、継続はクラスター・ブロガーズに戻る。その熱狂期間も工学的に算定可能ではないかと思うが、通常は、1か月くらいか。
 ソーシャルブックマーク・コメントだが、これは2種類あって、〔これはひどい〕タグ力とイナゴ力。後者のぶくまイナゴ力は2000程度か。ただ、これも掲示板系のイナゴとほど同じで、一定期間で収束する。たぶん、収束は掲示板より早い。おっと、イナゴ力も定義できそうだな。これは一定期間で一定PVブログをつぶす力。
 〔これはひどい〕タグ力は、どうも、いわゆるアルファークリッパーというかクリッピングの情報連鎖の構造があり、これも工学的にモデル化できそうだ。
 ……なにか忘れているなと思うのだが、モデル的には、アルファーブロガー自体がイナゴを形成する能力がありそうなものだが、どうもそれはなさそうだ。というか、いわゆるアルファーブロガーというのは実際にはこうした権力を解体してしまう、それ自体がシステム・スルー力要因のようでもある。