ムネオは語る
本間正明前政府税調会長が朝日新聞のインタビューに応じ、辞任劇を語っている。生々しい臨場感のある話である。
『身から出たサビですが、今思えば、虎の尾を踏んでしまった』『(官舎問題は)財務省でしか分からない情報が外に出たと思う』
昨年10月半ば、本間氏は安倍首相と塩崎官房長官あてに一通の極秘電子メールを出した。政府税調の抜本改革を提言する『建議書』だった。『官邸には財務省出身の官僚も多いが、私はあえてそのルートを通さずに塩崎官房長官に届けた』(中略)政府税調を『財務省支配』から切り離して官邸主導にする、という提案だった。
本間氏は当時を振り返って言う。
『あの時から財務省との対立は始まっていた』(朝日新聞1・12面)」
財務官僚との激しい綱引きがあったことが伝わってくる。週刊誌に出た時からこれは財務省のリークだと言われていたが、本間氏のインタビューでそれが明らかになった。
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ちなみに。
本間の暮らしぶりは新聞記者はみんな知っていた。そこが記者会見場でもあったのだし。