朝日社説 党首討論―もっと憲法を論じよう

では民主党は、あるいは長年の改憲論者である小沢氏自身は「戦後」をどう評価しているのか。そもそも安倍流の改憲論にどんなスタンスで臨むのか。賛成なのか、反対なのか。小沢氏はほとんど胸の内を語らなかった。

 小沢の考えはその本でも読めばわかる。というか、ここでそんな議論をしても意味ない。
 参院選に向けて、左右ともに憲法を主題、つまり、事実上9条を主題にしていこうとしている。
 果てしなくくだらないこの光景に私は、スルー力じゃなくて、脱力スルーだ。現行憲法解釈改憲されている。自衛隊になんら問題はない。問題はむしろ日米の軍事同盟をどうするのか、それを具体的な地域のレベルに落としたとき、日本国民はその同胞の関わりをどう捉えるのか。
 しかし、そこだけが問われない。(沖縄の基地問題は沖縄の問題にされてしまう。)
 ABCDで包囲されたとして泡を吹いて、まあざっくり言えばというか放言でいうのだが、ソ連の謀略に載せられてあれだけの悲劇に突っ走った。
 私が言える立場にないのかもしれないが、同胞として日本人は愚かだという思いがする。ただ、そう単純に言っていいかどうかわからない。
 あまり怪物にはなりたくないが、各種の政治の議論のフレームワークを、「それがいったいどこの国の国益になっているか?」で分類すると唖然とすることがある。
 日本は世界に平和の貢献をしなければならない。本当をいえば中国がすでに資源外交で迷走を始めているのに、日本はカザフスタンからのウランに喜んでいる。こんなのでいいのかと声を上げる人を私は少なくともネットで見かけない。しかし、私も、もうそんなこと語ることが嫌になった。「それがいったいどこの国の国益になっているか?」といったフレームワークがあるかぎり、その枠の工作員に攻撃されるだけだ。工作員、乙。アルファーブロガーなんてめざわりなものを存在させるな、に俺も同意だよ、けっ。でも俺は、日本をハンドルしようなんてこれっぽっちも思わない。
 この間、ぼんやりと、ダルフール危機について考えた。もしかすると、私にオリンピックボイコット論を期待している人もいるかもしれない。私はオリンピックボイコット論にはウィークに賛成できない。幸いなのか、そういうものなのか、日本のネットの中ではオリンピックボイコット論が上がっているわけでもない。というか、その議論をすべき情報が日本語で十分に提示されていない。そういえば先日SAPIOを見た。オリンピックボイコット論があった。ダルフール危機への言及がなかった。なんて雑誌だ、糞と思った。
 参考⇒ウラン輸入4割確保へ カザフと共同声明|経済政策|経済|Sankei WEB
 参考⇒丸紅など、カザフスタン共和国におけるウラン鉱山プロジェクトへ参画