疲れた

 奇妙な疲れがあって昨日は水泳を短めに引き上げた。クロール、背泳、ブレストは特に難しさもないというかさらならる改良は速度になりそうなので、適当に。最近凝っているバタフライだが、やはり難しい。ワンキックだし腕の回転も小さくほとんど水しぶきなどは立たなくなっている。ただ、どうも掻きからストリームラインで推進力を出すあたりが難しい。つまり、腰を使わないし、ウェーブを抑える。このフォームで楽にバタフライになるのかまだつかめない。
 そのあと、いろいろあって、それも疲れた。こういう時はちょっとの酒もだめだろうなと思って、暗い世界で中国茶を飲んだ。
 長く生きてきたせいか、奇跡とか神秘とか、なんというか超能力的な不思議さというものに鈍感になってきているが、日常というのか少しずつ変な符帳があり、こちらの認識や解釈とは言い難いものがある。それはなんなのだろう。あまりこういう風に言うのは間違っているのだが、ある種恋のようなエネルギーの空間的接合というのだろうか。まあ、でもそれも過ごしていく。
 そういえば、疲れたという割に、水泳のせいかオイリュトミーのせいか身体の動きは以前にまして楽な奇妙な感じがある。空気や風を軽く乗るように感じるし、身体の重さがゼロ近く思えるような瞬間もある。まあ、しかし、地味に。
 空を見上げると薄い雲が覆っている。風はさわやかだ。昼頃は雨になるのだろう。今日はなんというか、単調な作業に追われるような日になるだろう。水曜日か。