finalventの日記

2007-09-30

そんな感じ

 内田樹先生の文章はどれを読んでもピンとこないというか理解できなかったのだけど、これは、ワロタというか、わかったな。

 ⇒老いの手柄 (の研究室)

40年経っても、「がわ」が爺になっただけで、16歳の私はそのまま手つかずで残っているのである。そういうたいせつなことをどういうわけか大人たちは決して子どもに教えてくれない。だから、私の文章を読んでいる若い方々にここに声を大にしてご教示するのである。このあと何十年経っても、あなたの「中身」はほとんど今のまま残っている。

そういう中年老年の自分の肉体に「いまの自分」の頭を移植した状態を想像してみればよろしい。それが紛れもなく諸君の何十年後かの実体なのである。

 ま、そんな感じ。

 でも、ちょっと違ったところとか、大きく違ったところもあるのだけど、っていうか、それは内田樹先生もわかっていらっしゃるのだろうと思うのだけど、だからといって、矛盾しているからどうという問題でもない。

 って、ちょっと言うと。

 人間なんてガワなのである。

 っていうか、恋愛なんてガワなのだ。

 ガワを失った爺にガワの恋愛はできなくなる。

 でも、そのガワのなかに16歳っていうか、14歳っていうか、閉じこめられていて、そして、ああ、このガワがオレなのだと思うっていうこと。

 恋愛はココロでするとかふっきっちゃう人もいるけどね。やれるもんならやってみるといいと思う。

 もひとつある。書かない。

 twitterにも流さない。

これはちょっとわからないなあ

 これ⇒リフレ政策賛同者一覧 - リフレ政策ポータルWiki - livedoor Wiki(ウィキ)

 「リフレ政策」っていう言い方もよくわかんない。「インタゲ」とかならわからないでもない、というか、私がわかってないのかもしれないけど、リフレというは現象の結果面であって、リフレが結果的に実現できればなんでもあり政策かということなんだろうか。円安誘導とかも? (つまりドル高誘導ね。)

 もひとつわかんないのは、この賛同者リストなんだけど、バーナンキ僧正とかも上がっていて、これは確実にご本人の意図ではないでしょ。他、日本の諸先生がたとか、名立たる経済学指向のブログのリストも了解の上なんだろうか。

 ま、洒落でできたwikiくらいのことだろうか。

 でも、たぶん、これは実際にはマイナスになると思うけど、私の政治センスだとね。だから、それでgogogoでもかわないけど。

 あと。

 書籍リストみて思ったけど。リフレっていうのは、ある意味で普通の経済学なんで専門書リストとかあってもいいのだろうけど、サイトの趣旨としては、「リフレ政策」なるものを広く理解して欲しいという意図があるのでは。と、いうときに、「ほらほら専門家もそう言っているし、君たちにはわかりづらいかも、専門書が理解できるようになれば賛同してくれる」みたいな印象は出るのでは?

 で、もっと、べたな入門みたいのがあってもいいと思うのだけど。

 で、その代わりみたいに「リフレ政策に関するFAQ」があって、有名なbewaadさんのあれとかリンクされているのだけど。けどと留保してしまうのは、わかりやすそうに見えてよくわからないのではないかと思う。

 で、この書籍リストにはないし、古いといえば古いけど。

 これなら普通の読書人がきちんと読めるし、わかりやすい。こういうのをきちんと広めるようにしたらどうなんだろ。これ。

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日本経済にいま何が起きているのか: 岩田 規久男

 あと、マーケティングセンスみたいな感じだけど、実際の政策面では「リフレ政策」というのは支持されていない。支持していない専門家も多い。で、そういう専門家は実はマクロ経済学バーカバーカなんだと批判して終わりというのは、ちょっと厨過ぎて、それ自体がバーカの壁でコミュ不能になっている。

 なので、どうして専門家が受け入れないのかという心理や理屈もちゃんとフォローしてあげればいいのに。という点では。これを勧めるべきだと思う。

 
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金融政策論議の争点―日銀批判とその反論: 小宮 隆太郎,日本経済研究センター

 ついでにもう一つ。

 いわゆるリフレ派というのは、政治を含めないみたいに見えるけど、まあ、私というフィルタで見ると政治指向が無自覚で強すぎると思う。例えば、現況だと、公明党を説得するとか、舛添を支持するとかそういう手がありなんだけど、私の印象だけど、それってやらなさそう。政治なんて結果だからそういうのを限界をもって割り切るのが政治センスだと思うんだけど。

 で、基本的にリフレ派は、いわゆる旧左翼的なべたなマル経とかバカにしているわりに、政治心情的にうっすら左翼になっている印象がある。もちろん例外とはあるけど、オイルの問題やジンバブエ問題とかを捨象しまう。まあ、もちろんそれに突っ込めとか思わないけど。

 でも、たとえば、ビル・エモットとかピーター・タスカとは、こいつら経済学的には素人でしょみたいに厨的にネグっている感はある。でも、日本の現況については、これがとてもわかりやすい。

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日本の選択: ビル・エモット,ピーター・タスカ

 おふたりとも明確にインタゲしろと主張されているのだけど、他の彼らの政治バランスみたいのは、どうしても、うっすら左翼的な心情としては受け入れられないのだろうと思う。

 でもま、ワタシ的には、この3冊は良書だと思いますよ。っていうか、私はこのレベル(リチャード・クーは勧めないけどね)。

 あと、このエントリみたいな発言するだけで、攻撃する鉄砲玉がいるっていうのもちょっとなあ。政治問題にすんなよ割り切りはできないとしてもどこかで許容の線引きみたいな認識をして政治からアイソレートするのがセンスだと思うんだけど。

 

追記

 ちょっと反省点。「政治センス」とかいうとそれだで、エンドタームでした。ちょっと割り切れない点は多いけど、政治的なセンスをもてよ、という話ではだめだめというのはあります。ま、それとは別にこの3冊あたりが自分が見えているところだし、というレンジの広さみたいな点はありかも。

大手紙社説より

日経春秋 春秋(9/30)

咲けば必ず実を結ぶというナスにひっかけ「親の意見となすびの花は千に一つの無駄もない」などと言う。名人二代。志ん生親子の話は世襲も悪くないなと思わせてくれるが、一方、宰相二代の福田さん。あした国会で所信を表明する息子の脳裏を、亡き父のどんな意見がよぎるのだろう。

 「天の声も変な声」

産経社説 【主張】新聞・ネット融合 発想豊かに使いこなそう

 素直にいうと苦笑。新聞社と報道社は同じものとは限らないし、産経なんかも共同流している。

 あからさまに言うと、外信については、日本報道社不要っていうか邪魔。そのまま翻訳したのをもとに発信主体が取捨すればいい。問題は国内なんだけど、地方についてはコンソシアムみたいのを作ればいいだろう。業界については法的にごりごりとオープンに圧力をかけていけばいい。

 というと、報道面での最大の暗部というのは、結局政界と警察ということになる。この情報が報道系と癒着していること。基本的に人間のつながりというのがあるのはわかるけど。問題も多すぎる。っていうわけで、記者クラブっていうのは諸悪の根源であもるし、そんなのわかり切ったことなのにという点で、この手の話題、基本的になんにも変わらないだろうと思う。まあ、でも、変わる部分もあるだろうから見ていく部分は見ていく。

毎日社説 新政権経済運営 総論も各論も国民に示せ

 また、道路特定財源の一般財源化への後ろ向きの姿勢は財政改革の趣旨に反する。高齢者医療費の窓口負担引き上げの凍結も説明できるような財源措置がなければ無責任である。安倍政権と同様に選挙目当てのばらまきを交えた経済政策では、日本経済の前途に希望はみえてこない。

 「安倍前政権と同様に」は「民主党のマニフェストと同様に」の誤植の類にも思えるが、いずれにせよ、この毎日のスタンスがそのまま堅持されるか微妙。空気が変わると論調変わるし。

朝日社説 集団自決―検定意見の撤回を急げ

 この問題、沖縄に長く暮らしたから心情的にはよくわかる。ただ、文科省は、別にイデオロギーだけでこれやっているかというと、かなりの部分はベタに歴史学の手順に則っているはずなんで、つまりは大半は方法論の問題。そこで明白に学問方法を逸脱した部分があれば、その限定性で批判すればいいだけのことではないかと思う。が、それが難しいという状況なのだろう。

 繰り返すけど、沖縄の心情みたいのはわかるんで、この問題はあまり関わりたくない。

朝日社説 日中35年―「なでしこ」の精神で

 たかがスポーツなんだからもっとナショナリズムとか出すのが国際的、とかでも別にどってことないわけで、こういう話を政治に繋げちゃうっていうのがまずいねと思う。ま、でも些細なこと。

 秋の暗い雨というのは好きだな。こんな日に静かに死ぬっていうのもありかもとか、心の中の悪魔にチャオ。どうもtwitter的なノリが抜けない、っていうか、自分が構えるノリなんだけどね。

 いちおう爺宣言はしているわけで、そんなのがチャットみたいのに出てきたら、若い人は引くよなとは思うし、別に話突っ込まなくて、慎ましくブログに書いていても、爺市ね的ぶくま貰えるし。ま、そのあたりのすっこでろ爺という感覚はわかるな。で、で、だけど。

 天気図を見ると秋っぽい前線の停滞か。大陸側の高気圧が押しているので、秋めくという感じか。北京晴天とかね(こういうのってもう通じないんだろうな)。

 twitterとか見ていて、あれって、ぶくまの一言発言にも似ているようなものがあるのだろうか。あと、アルファブックマーカーとかマジで言われているのもあるのかとか思った。嘘でしょとか思っていたが。ま、どうでもよし、と。

tanakahidetomitanakahidetomi 2007/09/30 11:08 finalventさん、どうも。僕はそのタスカ本、好きですよ。確かブログでもほとんどfinalventさんと同じように「濃いリフレ派のみなさん」の反論が怖くてこわごわタスカ本をほめました(笑)。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070307#p1
あと政治的な画策なんですが個々いろいろみんなやってるんじゃないでしょうか。だけどもネットなどでそれをご報告ないし予告するのはやらないほうが得策かと。僕の場合もちょこまかちょこまかしましたが、ただ言い訳めいてますが、どうしても群馬(東京間)という勤務地・勤務時間に拘束されちゃいますが……。
あと政治的信条はウよサヨ入り乱れていると思います。例えば所得分配みたいな問題でその政治性を問うならば、ネットでみてても僕と例えば飯田さんはたぶんかなり違いますよね。僕は若干左よりの気配を漂わせているのではないでしょうか? 笑。
ちょっと話題がずれるのですが、リフレ派の実務家といえば中原元日銀政策委員ですが、中原さんの経済問題の業績はオイル問題なんですよね。『日銀はだれのものか』にも一部言及されてました。ご参考までに。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20060719#p3

hnamihnami 2007/09/30 11:39  ご指摘があってやっと気がつきました。メディアプレーヤ抱き合わせを不当廉売じゃなくて、欧州起源の「独占的地位の乱用」で裁こうとしているわけですね。日本独禁法が主に西ドイツから持ってきたといわれる「優越的地位の濫用」はもっぱら取引先同士の力関係で解釈されていて、欧州で違法判決が出てもそのまま日本で同様の結論にはなりそうにないですが、重要な米欧対決ですね。

finalventfinalvent 2007/09/30 11:41 tanakahidetomiさん、ども。なるほど、画策、というと語弊があるかもですが、そういう部分は、ネットに出ないほうがいいのかもしれませんね。別の言いかたをすると「政治センス」とか言い出すと、逆効果もありそう。他、ご指摘の関連はゆるゆると勉強していこうと思っています。

finalventfinalvent 2007/09/30 11:46 hnamiさん、ども。MSと日本の絡みは過去の歴史はなかなか微妙なんですが、そこは日本風にそれほど事を荒立てていません。ただ、米国にしてみると、これはMSだけの話ではないぞというのはあると思います。とても難しいです。あと、MS個別にみるといろいろ問題を抱えてきたなというのはあります。GoogleやAppleが勝って、MSが負けみたいなものではなく、ビジネスのシーンでMSというエンジンを必要としているみたいな、一種軍産みたいなです。曖昧なこと言ってしまいましたが。

curefucurefu 2007/09/30 12:34 どうも今回もまたオセロのように、関りたくないのに周囲を包囲されてひっくり返されるハメになってしまいました。それで文科省や検定委員の方々と色々とお話したのですが、finaiventさんが思う事態とは違うようです。今回の件で文科省に対し史学を無視していると怒っている方までいたのですが、どうも歴史学的検証性を踏んだ訳でもなく、誰かが圧力をかけただとかそういう陰謀論ではなく、いわゆるありがちな話の「官僚が空気を読んだ」だけっぽくて。八木さんを中心にそういう圧力というか、いわゆる勉強会やらの形での誘導のようなものはあったようなんですが、政権の要望にこたえて自主的に文科省が動いて、良かれと思ってやってみたら安倍が早々にコケてしまって、文科省も今になって大騒ぎという模様。今更「アレは空気を読んだだけなんです」なんて言える訳もなく、現在官邸のほうも、官僚が空気を読んでくれただけなので官僚叩きをする訳にもいかず、しかし学識者による検討を経ての検定という本来のプロセスをぶっちぎってしまっていて違法状態でもあるので放置も出来ず、というところのようです。主犯がいる訳でもないので誰かに詰め腹を切らせるわけにもいかず、だからといって現状を放置する訳にも行かず、関係者一同(事態の収束を狙う官邸も文部科学省も、そして沖縄側も)全員手詰まり状態。一部では「お前が変な空気を作らなければ誰も空気を読まなかったのに」と八木に対する恨み節も出ていますが、八木を叩いたところで八木が学者として相手にされなくなるだけで、事態は何1つ改善しませんし。
という、かなり馬鹿馬鹿しい茶番劇となっている模様です。

synonymoussynonymous 2007/09/30 13:17 そんな風に空気を読む官僚なんて困ったもんです。官僚は石頭でいいと思うのです。記述削除の是非は問いませんが、石頭でもって決めたのならば、責任の所在ははっきりします。

finalventfinalvent 2007/09/30 13:24 curefuさん、ども。それ、ホントなら絶句ですね。意外と教科書検定ってプロセスがしっかりしているので、今回もそれかな、だったならとか思っていたのですが。ただ、今の沖縄の状況もちょっと違うのではないかとも思うけど何を言っても通じない状況っぽい感じはしますね(いやどっちがどうだというのじゃ全然なくて)。

finalventfinalvent 2007/09/30 13:25 synonymousさん、ども。こういうのはプロセスが重要なんですよね。

torinoretorinore 2007/09/30 22:23 こんにちは。
>こんな日に静かに死ぬっていうのもありかもとか
死の意識というものは、老若男女問わず誰でもアリーノなことだろうと思いますが、その意識を言葉として発する、あるいは文字として刻むことは良くないことだと思います。極めて個人的にですが。

プロポーズの言葉を心に仕舞っておく、という感覚でしょうか。50歳(でしたっけ?)ってまだまだッスよ。極めて一般論的ですが。

finalventfinalvent 2007/10/04 09:59 torinoreさん、ども。若い日の情事は語らないみたいな。でも、女は、けろっ、と忘れていたりしますね。

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