ネットで友だちになりたい?
ネットでこの人と友だちになりたい、という発想は持ったことがない。っていうか、長いネット生活だが。
っていうか、自然になる。
で、ここが微妙なんだけど、リアル世界の友人というのは違う友だちというか、友愛というか。
経験的に言うと、男の場合、子供の頃の友だち、青年期の友だち、社会に出てしばらく後の友だちという三層があるかと思う。で、それはそれなりのライフサイクルの必然性や社会の機運みたいのがある。
ネットの場合は、そういうのと違う、け・ど、30代前半くらいまでは、リアル世界と混乱するというかしかたない。
ただ、原則的というのは、「友だちになりたい」というより、硬い言い方だけど、「友愛」を感じるということだと思う。
で、そういうのは普通の展開でいいのだと思う。
ネットというウィンドウ(窓)があればつながっている。それでも消えていく。ある時期親近感を持つ・持たれる、あるいは憎悪を向けられる・忘れさられる、みな、自由に。
で、友愛のほのかなものが残る。
へぇ、人生って、ネットからでしか見えない部分があったな、ああいうユニークな人もいたんだなと、思う。
で、終わりというか。
あと。
不幸な境遇の人に、幸せを祈っています、みたいなのは、心情的にあったり、儀礼的にあったりもするけど、そういうネットのような関係性というか、友愛の関係性では、少し陰影が違うと思う。
人にはいろんな生き方があり、幸せに生きられない人もいる、そういうこともある。で、そういうふうな地平のなかで必死に生きている人にも友愛を感じる。
それだけのこと。