バブルへGO!!、見たよ
いまごろ。
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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スタンダード・エディション: DVD: 馬場康夫 |
映画としては、面白いといえば面白かったし、広末もなかなかの役者だとは思った。
バブル経済の評価については、不動産バブル潰しは端緒であって、その後の金融政策のほうが問題だし、いわゆるハゲタカ陰謀論めいたシャレは作っている本人たちは悪のりなのだろうけど、あまり面白い仕立てではなかった。
日立が出てくるのは、馬場康夫という内輪ウケかな。
追記
文学作品でもそうだが、読後しばらくしてその伝えんとする部分のコアがなんとなく固まってくることがある。真意というのではなく個人的な受容に過ぎないのだが、と、この映画については、主人公がことあるごとに殴られて、「効くなぁ」というあたりなのだろう。
殴るというのは比喩としてもいいが、そうした強い痛みを相手に知らせるようなそういう強い人間関係へのノスタルジーがこの映画のコアにあるのだろう。
それと、たぶん、馬場がと言っていいと思うが、娘を大きくしたのではないか。かつて女として見えた存在が男にとって自分の娘に見える感覚。
そういう意味で、この映画は、「バブル」をネタにしているが、基本的にはシンプルなアメリカン青春人生ものというか、ビルドゥングスの作品なのだろう。