日経社説 食品再編も止めた中毒事件

 今回の事件では殺虫剤の混入経路がまだ解明されていないが、食品調達が国際化した時代の安全管理という新たな課題は浮き彫りになった。日本冷凍食品協会によれば、2006年の冷凍食品消費量に占める輸入の割合は約43%に及ぶ。輸入の5割強が中国からである。
 食品調達の国際的なネットワークは今後も広がるだろう。問題は安全や品質を確保することだ。国内外の農家と契約して食材を調達する食品会社もある。生産、加工、流通の各段階で安全性を監視し、管理する体制の構築が求められている。

 それもだけど、中国固有の問題も大きい。
 今回の問題、地方の勢力と北京側の問題の構図もある。