産経社説 【主張】日朝協議 この内容で制裁解除か 再調査は期限設け成果迫れ - MSN産経ニュース

 「よど号」犯は、38年前の1970(昭和45)年に日航機の「よど号」をハイジャックした犯人グループである。「よど号」犯の中で、魚本(旧姓・安部)公博容疑者は、有本恵子さん拉致に関与した疑いでも国際手配されている。また、「よど号」犯の妻、森順子容疑者と若林(旧姓・黒田)佐喜子容疑者は、石岡亨さんと松木薫さんを拉致した結婚目的誘拐容疑で手配されている。
 これらの容疑者を日本に引き渡すのは当然であり、評価するほどのことではない。北は「よど号」犯とその妻たちを速やかに日本に引き渡すのが筋だ。「よど号」犯が引き渡されても、被害者の有本さんらが帰国しなければ、拉致問題が進展したとはいえない。
 拉致事件では、このほか、原敕晁(ただあき)さんを拉致した辛光洙(シングアンス)容疑者ら8人が手配されている。日本は引き続き、これらの北の工作員の引き渡しも要求していくべきだ。

 クリップ、と。東ドイツとかも噛んでいるみたいだけどね。

 拉致問題を担当する中山恭子首相補佐官は「先に国交正常化すれば、何のテコも残らず、拉致被害者は永遠に出てこられなくなる」といっている。北の曖昧(あいまい)な「再調査」の約束などで、国交正常化に前のめりになることは、厳に避けなければならない。

 これもいちおうクリップ。必ずしも同意ということではないが。